こんにちは、みちょるびんです♪
日本に一時帰国していた際、予定の合間を縫って1回だけ旅行する機会がありました。
寝台特急列車「サンライズ瀬戸」の予約が、奇跡的に取れたのです!(「道後温泉旅行!」)
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出発の日。
少し早めに旅館をチェックアウトし、「道後温泉本館」の外観を見学に行きました。
道後温泉は3,000年の歴史を誇る、日本最古の温泉。
かの有名な聖徳太子も道後温泉を訪れて、絶賛したんだって!!
「道後温泉本館」は、その道後温泉のシンボルとされる公衆浴場。
日本の公衆浴場として初めて平成6年(1994)に国の重要文化財に指定されながら、今もなお現役の公衆浴場として営業を続けているのだそうです。
現在は、平成31年1月15日(火)に始まった保存修理工事の真っ最中。
しかし、営業しながら、2024年末の完了を目指しているとのこと。
道後温泉本館が二層楼の建物として完成したのが明治5年(1872年)で、現在の三層桜に改築されたのはその22年後の明治27年(1894年)なのだとか。
従って、来年2024年は、改築130周年を迎えることになるそうです。
改築120周年の時は、いろいろなイベントが行われたようなので、次回も同様に計画されているのかも知れませんね。
さて、みちょるびんは、前日にも一度、道後商店街のハイカラ通りを抜けて、「道後温泉本館」の見学に出かけていました。
しかし、行ってみると一面に大きな壁が立ちふさがっており―――。
保存修理工事中であった「道後温泉本館」はどうやら、その建物を風雨から保護するため、また、作業の足場とするために設置される仮の屋根――素屋根に覆われていたようでした。
大きな外壁には、「道後温泉本館」の純和風な外観とは対照的に、カラフルなペイントが施されていました。
松山城観光から戻って来たばかりで、疲れていたみちょるびんは、その巨大な壁を一周して探検してみよう!などという気力までは残っておらず、そのまま旅館に帰ったという経緯がありました。
しかし、旅館の別の泊まり客から、建物の一部ではあるが、見ることができるという情報をキャッチ。
出発の朝に、もう一度訪れてみたというわけ。
外壁に沿ってぐるっと反対側に回ってみると、確かに、その姿を拝むことができました。
カラフルな壁の間に、雰囲気のある木造建築が突如現れた時は、さすがにみちょるびんも、おおお!と声を上げそうになりました。
その立派な佇まいに、感動。
あとで調べてみたところ、その建物は「又新殿(ゆうしんでん)・霊の湯棟」と呼ばれるものだったようです。
「又新殿」は、日本唯一の皇室専用浴室なのだそうで、見学することもできたらしい。
リサーチ不足。
くーっ、残念っ!
「道後温泉本館」は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋「油屋」の外装の参考にされたとも言われていますが、確かに参考にしたくなるような味のある美しい入母屋造の屋根。
納得です。
それにしても、この立派な木造建築がお風呂やさんだと言うのだから、驚きです。
お風呂の湯気が絶えず室内に充満するだろうし、そもそも湿気は木造建築物には大敵。
そうなると、維持管理も大変なんじゃないかと思うわけです。
そのような状況にありながら、130年以上もの間、現役でお風呂屋さんを続けられるということは、並大抵のことではないはず。
今もそうであるように、定期的に保存修理工事などを行いながら、大切に管理してきた賜物です。
だけどそれは、それだけたくさんの人に愛されているという証でもある!
今回は、寝台特急「サンライズ瀬戸」の切符が急にとれたこともあり、なんの準備もせずにプラッとやって来た道後温泉の旅でしたが、次回はしっかりと計画を立てて、「道後温泉本館」も攻めてみたいと思います!
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!