こんにちは、みちょるびんです♪
日本に一時帰国していた際、予定の合間を縫って1回だけ旅行する機会がありました。
寝台特急列車「サンライズ瀬戸」の予約が、奇跡的に取れたのです!(「道後温泉旅行!」)
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当初の予定では、松山城を見学した後は、ロープウェーを利用して麓までまっすぐに下り、大正ロマンの香り漂う国重要文化財の洋館「萬翠荘」などを見学しようと考えていました。
しかし、二の丸に続く歩道の案内が目に入りました。
黒門口登城道と言うようです。
結局、往路も当初の予定に反し、ロープウェーは利用せずに歩いて松山城まで登って来たという実績がみちょるびんにはありました(「道後温泉旅行!(8)」)。
体力に自信のない普段のみちょるびんだったら、時間の節約も兼ね、ロープウェーに乗るところですが、調子づいたみちょるびんは、そのまま歩いて二の丸まで足を延ばしてもいいような気分になっていました。
高さ約30メートルの天守で風に吹かれ、すがすがしい気持ちになっていたので、もっと自然道を歩きたいような気分になったとでもいうか。
松山城のリーフレットをよく見ると、黒門口登城道入り口付近には、迷路のような‘石垣の重なり’があったらしいが、写真が残っていないので、もう本丸は制覇したつもりで、すっかり油断してしまっていたんだと思います。
しかし、みちょるびんにとっては、実は二の丸である「松山城二之丸史跡庭園」までの道のりがとても楽しいものでした♪
まず、城内で見た蝶とは別の種類のアゲハ蝶がやってきて、足を止めたみちょるびんの周りすれすれをふわふわと舞いました。
感動的でした。
これまた、歓迎の意を表してもらったような気がして、うれしかった!(「道後温泉旅行!(11)」)
それから、もっと楽しい気持ちになったのは、妖精からの贈り物です!!
山道はちゃんと舗装され、歩きやすかったのですが、歩道とやぶとの境界に、ところどころに立ち入り防止の木柵が設けられていました。
支柱は、高さ約1m、直径15cmくらいの丸太でできていて、1m間隔くらいかなぁ?――等間隔に立っていました。
ふと見ると、その支柱のテーブル面に、どんぐりが1つ、ちょこんと置かれてあることに気がつきました。
誰が置いたんだろう?
すごく、かわいかったので、どんぐりを激写しました。
そうしたら、次の支柱の上にも、どんぐりが置いてあったんです。
そして次の支柱にも、またその次にも!
そうなると、このどんぐりがどこまで続くのか、気になるじゃないですか!?
木柵は永遠に続いているわけではなく、要所要所に設置されているといった感じでした。
だから、次の木柵まで少し移動することになるのですが、行ってみると、やっぱりまた、次の木柵にも、どんぐりが置かれていました。
これは、妖精の仕業に違いない!?
みちょるびんは、とにかくどんぐりのことが気になって、「松山城二之丸史跡庭園」に行くまでの道すがら、ずっと木柵を追いました。
遂に、最後の支柱にまで到達し、全ての柵にどんぐりが置かれていることを確認しました!
本丸から二ノ丸まで、何本の柵が立っていたのか、さすがのみちょるびんも数えてはいませんでしたが、100近くはあったんじゃないかと思う・・・。
1つのテーブルに2個ずつというパターンもあったし、少なくとも100個以上のどんぐりを要したことになる。
これはきっと、一人の仕事ではないよね!?
誰か一人の妖精が始めたことを、また別の妖精が引き継いで行ったものだろう。
地元の妖精かもしれないし、旅の妖精なのかも知れない??
と、なると、この作品は、たくさんの妖精たちの協力による集大成ということになる。
なんとも微笑ましいし、温かい気持ちになりました。
歩道はきれいに清掃されているのか、どんぐりが道ばたに落ちているようには見受けられなかったけど、きっとこれは、この時期にしか見られない光景です♡
松山城の天守からの景色は最高で、お城の見学自体も面白かったのだけど、天守の中を吹き抜けるさわやかな風や、アゲハ蝶や不思議な羽根・・・、そして、このどんぐり―――。
こういった自然とのふれあいとでもいうのか、こういった楽しい体験が、松山城での滞在をより思い出深いものにしてくれました。
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!