ハプニング

落し物。

投稿日:2023年4月1日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです。

 寒暖を繰り返しながら、当地も少しずつ、暖かくなってきました。
 桜の花も、もう咲いています!
 背が低くてひょろっとした木ですが、それでもちゃんと春になると毎年桃色の花を咲かせてくれる。
 この季節の、楽しみです♪

 さて、みちょるびんの家と職場をつなぐ道の途中には小学校があって、みちょるびんはその小学校の脇を走る歩道を通って、家と職場を往復しています。
 みちょるびんは、ランチは、家でとるようにしているので、お昼休みになるとまた小学校の前を通ることになりますが、その時間はいつも、校庭でボール遊びに興じるたくさんの子供たちを見かけることになります。

 子供たちが遊ぶ校庭は、バスケットボールのコートにも満たないくらいの広さ。
 そしてボールが敷地の外に飛び出さないようにと、校庭は3メートルくらいある高さのフェンスに囲われています。

 みちょるびんが歩く歩道とそのフェンスの間には、奥行き5メートルほどの舗装されていないスペースが設けられている。
 基本的に雑草は短く刈られるようにはしているのだけど、暖かくなってくると草が足首くらいまで伸びて、地面はふかふかの絨毯のようになる。

 もし校庭から、ボールがフェンスを越えて飛び出してきても、この草地に着地すれば、ボールは大きく跳ねることはないだろうし、ボールはそこに留まることになるのだと思う。
 余程勢いがない限り、ボールがこの草地で動きを止めるのを、みちょるびんはこれまでも何度も目撃している。

 子供たちは、学校の敷地外に出ることを許されていないのか、通行人がボールをフェンスの中に戻してくれることを期待して待っているという感じ。
 みちょるびんもそういう場面に何度か遭遇し、ボールを投げ入れて、子供たちの元に返してあげたことがある(「ヒーロー!」)。

 みちょるびんは学生時代に、部活動でバスケットボールをしていた経験がありますが、それはもうはるか昔のこと。
 あの頃だったら、肩の上から振りかざしてボールを投げても、この程度のフェンスを越すのは、お茶の子さいさいでした。
 ところが初回にそれをやったらボールがフェンスに届かなくて、子供たちの失望する顔を見ることになりました☆
 だからその次からは、フェンスの近くまで寄って行って、下からすくい上げるようにして投げるというのがお約束。
 こちらのフォームの方が、労力をあまり使わずに済むということを学んだし、成功率は100発100中という成績。

 その小学校の隣の敷地は、空き地になっていて、同じくフェンスで覆われている格好。
 だけどこちらの方のフェンスはもう少し、歩道の方に突き出していて、舗装されていないスペースは、奥行き1mも満たないのではないか。
 暖かくなり、最近、雑草がきれいに刈り取られて、地面の土がむき出しになりました。

 そんな中に、見つけた紫の花。
 白っぽく乾いた土の中から唐突に一輪だけ、花が顔を出していて、最初見た時は、花の先端が地面に落ちているのかと疑ったほど。
 春の訪れを告げているその紫の花がうれしくて、すぐに写真に収め、それからというもの、みちょるびんはその花を見るのが密かな楽しみとなりました。

 ところが―――。
 ある日、その花は忽然と姿を消しました。

 もしかすると、動物に食べられてしまったのかもしれない・・・??
 成長を楽しみにしていただけに、とても残念な気持ちになりました。

 毎日、目で紫の花を探しながら通りを歩いていたみちょるびんですが、今度は、その代わりに、その場所で、大量の落し物――排出物――を見つけることになりました。

 当地では、犬の散歩をしている人を多く見かける。
 きっと、お犬様の落し物に違いない!
 お犬様の・・・というよりは、飼い主様の・・・という言い方の方が、この場合正しいのでしょうが。
 多くの場合は、飼い主の人によって跡形もなく回収されますが、たまに歩道の隅の方にそのまま放置されているものもある・・・。

 なぜだか、最近、落し物ラッシュ。
 暖かくなって、散歩の機会が増えたからなのか、歩道ではないから良いだろうという軽い考えなのか・・・。
 これはひどい!
 紫の花を愛でたかったのに、いやがおうなしにその大量の落し物を見せつけられる羽目になり、うんざり。

 ちょっと待てよ!?

 空き地の前は、地面がむき出しになっているから、この’落し物’たちはその存在感を示しているが、実は、小学校の前の草地にも大量の’落し物’が残されているのではないか・・・。
 そういえば何度か、草地にたたずむお犬様の姿をお見かけしたことがある・・・。

 となると、あのエリアも危険地帯として指定せざるをえなくなる!
 つまり、ボールが目の前に飛んできたからといって、むやみやたらに親切心を抱いてはいけない―――。

 ボールを返すという局面に遭遇してしまったら・・・。
 ボールの確保のためには草むらに足を踏み込まなきゃしょうがないし、今のみちょるびんの身体能力では、フェンス間近まで近寄らなきゃいけないと来ているから、更に、危険を冒さなければならなくなる・・・。

 いつもはボール遊びをする子供たちを横目に、ニコニコとリラックスしながら通る道。
 だが今後は、緊張しながら足早に立ち去らなきゃならなくなりそう!

                             以上、みちょるびんでした!

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