ダンス! 第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その83:「17歳ですけど、何か?」編)

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こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

【35歳の時のある日のダンス日記】

 今日は、なんとなく、朝起きた時から、なぜか、即興ダンスでは、‘17歳の時の自分’になったつもりで踊ろうと思っていた。

 でも、‘17歳’はちょっと図々しいので、‘19歳’の自分になったつもりで、即興ダンスにトライした。

 19歳の私は、おどけていて、何か、楽しかった。

 自信があって、他の人のダンスが、特にまじめに踊っている姿が、とても滑稽に見えて、茶茶を入れたくなった。
 ふざけて、真似して、踊って、笑った。
 とても自由になった感じ。

 皆にも、見ていて、楽しかったと言われた。

 先生からは、自由な感じがして、とてもかわいかったと言われた。
 他に、なんて言われたのかな、正確に覚えてないんだけど、いやみな感じがしないとか、そのようなことを言われたように思う。
 うれしかった。

 仲の良いの素人仲間にも、これまでで、一番、自由だったのではないかと言われた。

【2日後の日記】

 そうそう、思い出した。

 一昨日の即興ダンスの時、一緒のグループで踊った一人の子に、踊りを邪魔されたことに腹を立て、ケリを入れたのだ。

 160cmはないとしても、身長150cm以上はあるその子の顔面に向けて、キックしたのだ。
 もちろん、本気で当てたわけではないが。

 その時は、何も考えず、自然にそうしたのだが、よくよく考えると、よくもまぁ、あそこまで足が上がったものだと、我ながら感心する。

 そして、何より、気づいたことは、17歳の頃の私は、自由に踊っている時、よく、キックの振りを入れていたということである。

 今回、それが自然に出たということは、何て素晴らしいことだろう。
 それだけ、私が、あの即興の時に、17歳だった自分に近づいていたという証ではないか。

 あの時は、何も思わなかったが、今頃になって、思い出したのだ。
 あの頃の、自分が得意としていた技のことを。

 ちょっと、うれしい。

                       以上、みちょるびんでした!

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