こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。
【35歳の時のある日のダンス日記】
今日は、なんとなく、朝起きた時から、なぜか、即興ダンスでは、‘17歳の時の自分’になったつもりで踊ろうと思っていた。
でも、‘17歳’はちょっと図々しいので、‘19歳’の自分になったつもりで、即興ダンスにトライした。
19歳の私は、おどけていて、何か、楽しかった。
自信があって、他の人のダンスが、特にまじめに踊っている姿が、とても滑稽に見えて、茶茶を入れたくなった。
ふざけて、真似して、踊って、笑った。
とても自由になった感じ。
皆にも、見ていて、楽しかったと言われた。
先生からは、自由な感じがして、とてもかわいかったと言われた。
他に、なんて言われたのかな、正確に覚えてないんだけど、いやみな感じがしないとか、そのようなことを言われたように思う。
うれしかった。
仲の良いの素人仲間にも、これまでで、一番、自由だったのではないかと言われた。
【2日後の日記】
そうそう、思い出した。
一昨日の即興ダンスの時、一緒のグループで踊った一人の子に、踊りを邪魔されたことに腹を立て、ケリを入れたのだ。
160cmはないとしても、身長150cm以上はあるその子の顔面に向けて、キックしたのだ。
もちろん、本気で当てたわけではないが。
その時は、何も考えず、自然にそうしたのだが、よくよく考えると、よくもまぁ、あそこまで足が上がったものだと、我ながら感心する。
そして、何より、気づいたことは、17歳の頃の私は、自由に踊っている時、よく、キックの振りを入れていたということである。
今回、それが自然に出たということは、何て素晴らしいことだろう。
それだけ、私が、あの即興の時に、17歳だった自分に近づいていたという証ではないか。
あの時は、何も思わなかったが、今頃になって、思い出したのだ。
あの頃の、自分が得意としていた技のことを。
ちょっと、うれしい。
以上、みちょるびんでした!