やみぃ・やみ・やみ 第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その78:「やみぃ・やみ・やみ5」編)

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こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

1.やみぃ・やみ・やみ

 「やみぃ・やみ・やみ」とは、みちょるびん造語。「Yummy(ヤミー)・闇・病み」と書く。

 ‘Yummy’は英語で、おいしいという意味。‘ヒトの不幸は密の味’との観点から、みちょるびんの嘆きの日記を「やみぃ・やみ・やみ日記」と命名。

 自身と対比することで、「幸せを実感・感謝する」、あるいは、共感することで、「苦しんでいるのは自分だけではないという励まし・勇気」になれば、幸いです!

2.涙のあんかけそば(日記)

 今日も、昨日に引き続き、神経を使う、大量の作表を行った。

 至急の対応案件も舞い込み、どうしても、自分一人では手が回らないと思い、入力データの確認作業だけでも、手伝ってもらえたら助かると思い、庶務の若いアルバイトさんたちに協力を仰いだ。

 おしゃべりしたり、本を読んだりしている様子だったので、お願いしたわけだが、古株の娘に不平を言われた。
 あたかも、私が、遠慮もなしに、メチャクチャな依頼をしているかのような反応に、頼む相手を間違ったと悟った。
 要は、やりたくないのだ。
 こっちから、願い下げ。

 私はまた、泣きたくなった。
 涙が出た。
 くやしかった。

 神経を使う作業を、ずーっとやっていたものだから、いらいらしていた。
 この一悶着も加勢し、更に、いらいらが加速した。

 ランチも、いつもなら、誰かと一緒に出かけるところだが、他人に調子を合わせて、にこにこ振る舞えないと思った。
 他人に、いやな感情を与えるくらいなら、一人の方が気が楽という思いもあり、今日は、一人で出かけることにした。

 一人になると、また、涙が出てきた。

 外は寒かった。
 だが、とにかく歩きたかった。

 以前、一度、とても腹が立つことがあった時、歩くことにより、気分が落ち着いたことがあったのだ。

 昔、ランチで出かけたタイ料理屋のビーフンが急に食べたくなり、少し遠出し、行ってみた。

 しかし、タイ料理屋で、出てきたのは、全くの違うシロモノ。
 焼きビーフンを注文したのに、あんかけそばが出てきたのだ。

 お店のタイ人のお姉さんは、しきりに、「ちゃんと、メニュー表で確認しないとダメ」とカタコトの日本語で言った。

 値段を訊くと、800円という。
 「ビーフンを出せ」と言いたかったが、作り直してもらうようなお金もないのだ、情けないことに。
 金欠はつらい。

 ついていない。
 そう思うと、また、涙が止まらなくなった。

 今日は、おそらく、最悪の運勢であるに違いない。

 別の席にいる男の声が聞こえた。
 「泣いているよ」
 「子供みたい」

 他人にはどう映っているのだろうか。
 一人の中年女(まだ30代)が、誤った注文の‘あんかけそば’をすすって泣いているのだ。

 狂気の沙汰とは思えない。
 気持ちが悪い!

 そんな風に自分が思われているのだと想像すると、また、シャクで、その男に言ってやりたかった。

 「何にも知らないくせに」
 「‘死んだ母さん’との、‘思い出の’ビーフンだったかも知れないじゃないか!」

 男を悪者にできるような、その発言を後悔させられそうなセリフをあれこれ考えた。
 バカバカしい作業だった。

 午後からこのまま、どこか、行方をくらまそうか。
 終業時間きっかりに、帰ろうか。
 マッサージに行こうか。
 あるいは、思い切って、髪を切って、さっぱりしようか。
 あれこれあれこれ・・・。

 だが、やめた。
 おそらく、こういうツイていない日は、むしろ、何もせず、じっとしている方がいいに決まっている。

 そうして私は、また、元来た道を帰ったのである。
 そして、もくもくと、書類を綴じる作業を行った。
 それに専念した。

 こういう時は、何も考えられない。
 カーッと頭に血が上り、冷静ではいられない。
 だから、もくもくと単純作業をした。

 自分の弱さも見える。
 他人に対して攻撃的になる。
 意地悪になる。
 あてつけがましくなる。

 醜いものである。

 私は、何故にこんなにイライラしているのだろう。
 女子日なのかしら?
 違うよね。
 ここのところ、ずっとマイナス思考なのだから。

 とにかく周りの人が敵に見えてくる。
 こんな私のつらい大変な状況も、皆がむしろ、喜んでいるように見える。

 病的だ。

 どうやってこの負の感情を発散するというのか。
 ‘善人’になるために、他人に八つ当たりはできず、愚痴も言えない。
 サービス精神旺盛だから、むしろ、他人を笑わそうとまでする。
 だから、ストレスが溜まるんじゃないか。
 耳も、変な音(耳鳴り)がするんじゃないか。

 あーもー、2時だよ。
 家に帰ってから、テレビを見ちゃった。

 ‘ぬいぐるみたん’は、生きている?
 ‘ぬいぐるみたん’は、人間にはならないのだろうか?
 次、生まれ変わる時は、人間になることもあるのかな??

                       以上、みちょるびんでした!

-やみぃ・やみ・やみ, 第一次仕事イヤイヤ期

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