デッサン会 第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その60:「モデル」編)

投稿日:2020年10月22日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

1.デッサン会の前日の日記

 夜、突然、「デッサン会」の会長さんから電話があった。

 明日の「デッサン会」に予定していたモデルさんから、ドタキャンされたので、代わりに私に、モデルをしてほしいという依頼だった。

 困った。
 着る物も悩むし、第一、自分も絵を描きたいのだ。

 とりあえず、明日、モデルクラブに電話してもらい、誰も手配できなかったら、という条件付きで承諾した。

2.デッサン会当日の日記

 昨夜は、突然の依頼で、戸惑ったものの、今日になると、絵のモデルになってもいいかという気になっていた。

 考えてみると、デッサン会に通い出して4、5年になるが、このような展開は初めてであった。
 先生のモデルになる、いい機会なのではないかと思ったのだ。

 デッサン会仲間の一人に、若い頃、絵のモデルを務めたことがあるという人がおり、その際、先生に、その絵をいただいたということを聞いたことがあり、うらやましく思っていた。
 もしかすると、そういうチャンスもあるかもしれない!

 それに、上京する前も、一度、大学の美術科の学生さんに頼まれて、モデルをしたことがあった。
 「みちょるびんさんの好きな格好をしてもいい」という会長さんの言葉で思い出した。

 あれは、22歳になろうとする前の、21歳の3月だった。

 どうして、あの格好がいいと思ったのか。
 ‘海賊’の格好をした。
 縞のTシャツを着て、スカーフを頭に巻いたはず。

 そう、バンドのコーラスの助っ人に頼まれて、ステージに立った時の衣装だったと思う。
 当時、バンド青年にお熱だったし、だから、良き思い出というのがあって、あの格好を好んだに違いない。

 今となっては、少し変わっていたように思う。
 15年も前の話し。

 それで、‘12年周期説’と照らし合わせてみた。
 なんとなく、今回あたり、また、同じようなサイクルが巡ってきたのかという気がした。

 あれこれ考え、ダンスウェア(Tシャツとジャージ)が、今は一番、自分らしい気がしたので、それで臨もうと思った。
 ‘ぬいぐるみたん’もご一緒に、とも思ったが、さすがにそれは、怪しまれるか。

 こんな感じで、あれこれ思い悩んだわけだが、結局、モデルさんが見つかったという連絡を受けた。

 がっかり。
 少しね。

 今回のモデルさんは、、‘裸婦画の回’だと勘違いしていたらしく、ヌードに着物を羽織って登場した。
 その姿が、かえって面白いということになった。
 セクシーで、雰囲気があり、ジャージ姿の私なんかよりは、良かったと思う。

 モデルがいいと、テンションもあがる。

 しかし、私の場合、顔がいつも漫画っぽくなるのが難点。
 頭も大きくなり、バランスが悪くなるのだ。
 でも、今日は、体などは、なかなかうまく描けたのではないか。

 先生にも「いいよね」と言ってもらえた。
 でも、本当かな?

 それにしても、先生は、さすがである。
 実力の差をまざまざと見せつけられた感じ。
 やっぱり、プロはすごい。
 自分は、その点、やっぱり、全くもって、素人の域を超えない。

 今回は、いつもよりも参加者が多かった。
 このくらいにぎやかな方が、描き甲斐もあるってものだ。

                       以上、みちょるびんでした!

-デッサン会, 第一次仕事イヤイヤ期

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