第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その36:「憩いの時間」編)

投稿日:2020年9月12日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

1.ある日のほっこり日記

 買物の帰り、立ち寄ったファッションビルのカフェの前で足が止まった。

 ショーウィンドウの中のチョコレートタルトがすごくおいしそうだった。
 パスタと飲み物のセットが手ごろな価格だったので、寄っていくことにした。

 節約生活をしていて、一人で外食することが減ったので、これは、珍しいことだった。

 買い物したばかりであり、節約も気になり、更にこのところ歩いていないので、体重も気になったが・・・。

 タルトはおいしかった。
 やっぱり私はチョコレートが好きだ。

 一人のこうした贅沢な時間はいいものだと、改めて思ったのは、ハーブティーを飲んでいるときだった。

 透明のカップに入ったハーブティーはキラキラ光って、宝石の‘オレンジ・トパーズ’を連想させた。
 とてもきれいで、心がなごんだ。

 カップの底に透かして見えるチョコレートケーキもきれいで、いろんなものをこれで覗くと、きれいにステキに見えそうだった。
 私はカップを両手でかかえて底を覗き込みながら、温かいハーブティーを楽しんだ。

 家でコーヒーを飲むのは経済的であるが、こういう時間の楽しみ方もあると改めて思った。
 幸せなひとときだった。

2.次回予告

 この和やかな、当時の日記を読んでインスパイアされ、ちょっとした物語を思いつきました。
 次回は、ハーブティーと宝石、「シェリー・トパーズ」にちなんだショート・ストーリーをお届けします!

                       以上、みちょるびんでした!

-第一次仕事イヤイヤ期

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