ダンス! 第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その156:「10年後のビジョン」編)

投稿日:2021年10月11日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(これまでのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を持ち始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

【ある日の日記】

 昨夜も遅くまで夜更かししていたので、起きたのは昼頃。
 それから溜まっていた日記を書いたりしていたから、もう夕方の遅い時間になっていた。

 いつもなら、この時間では、ダンス教室を休むところだが、今日は、仲良しのダンス仲間と約束をしてしまっていたので、今更、行けないとは言いづらく、遅くなったが、出かけることにした。
 最寄りの大きな駅に到着すると、山手線が人身事故でストップしていたので、また家に引き返したくなったが、別の線は動いていたので、結局、ダンス教室に行きつくことができたのだった。
 しかし、到着した時は、レッスン開始時刻から、既に1時間くらいが経っていた。

 久々の参加の上、大遅刻のため、教室に入って行きづらかったが、ここまで来たからには仕方がない。
 教室に入ってみると、いつもより参加者が多くてびっくりした。
 先週は6人だったそうだが、今日はその倍以上の15人位。
 どうも明日は、イベントがあるようで、その関係でプロのダンサーがたくさん参加しているらしかった。
 せっかくなら、まぁ、参加者が多い方が、賑やかでいい。

 とは言え、私は、久々の参加だったし、そもそも、気分が落ち込んでいた。
 すごく前向きな気持ちでいたことが、「今更どうしたって好転するはずがない」とか、「意義が見出せない」などと思えてきて、自分がとるべき行動がわからなくなってきたのだ。

 そんな憂鬱な心持ちだったので、せっかくレッスンに参加したものの、ダンスを踊りたいという気力がわかず、求められた踊りのテーマも、なかなか決められなかった。
 結局、踊る曲がバラードだったので、曲のイメージから連想して、国際宝飾展で先日購入したペンダントの「ローマングラス」にすることにした。

 最後に踊った即興の際は、ソロタイムがあり、急に先生にソロで踊るよう振られて困ったが、「日常を表現するように」という注文があったので、パソコンを打つ様を表現した。
 1曲目の曲とは対照的に、ノリのいい曲調だったが、敢えて動かず、ロックな感じで、腰を据えて踊った。
 先生に「動いていないのに、一人で教室全体を支配する空気感があるのは、さすがですね」と褒められた。

 レッスンの帰りは、仲良しのダンス仲間と、普段あまり付き合いのないプロのダンサーの人と一緒に駅まで帰った。

 プロのダンサーに、「先日、宝飾関係のセミナーに参加した」という話をしたら、「自分で会社を起こすか?」と訊かれたので、「そういうわけではないが、いずれ、何かやりたいと思っているのだ」と言ったところ、「自分も悩んでいるのだ・・・」というところで、電車が来てしまった。
 プロのダンサーとは、ここで会話が途切れてしまった。

 皆、それぞれ、悩んでいるのだ。

 「10年後のビジョンが見えていないようでは、何も変われない」などと、プロのダンサーに話した私だが、私自身、10年後のビジョンが全く見えないのだから、困ったもんだ。

                            以上、みちょるびんでした!

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