こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。
【ダンスライブ、5日前の日記】
映画を観たあと、カフェで腹ごしらえをした。
その時は、十分に間に合うと思ったのだが、結局、ダンス教室には、少し遅れて行った。
先週とは対照的に、参加者の多さにびっくりした。
別のクラスの子たちも一緒だった。
そして、プロのダンサーたちも来ていて、やっぱり上手だった。
彼女たちは、私たちのクラスとはちょっと離れたところで練習していたが、やっぱり、目を奪われた。
悪いが、我がクラスの仲間たちは、存在感をかき消されており、ごちゃごちゃしていて、何だかよくわからないという感じだった。
ある意味、この中で、抜きん出ていないと、だめなんだよ、やっぱり―――。
それにしても、何たること!
まず、ダンスシューズを家に忘れて、持って来ていなかったことに、びっくりした。
てっきり、バッグに入っていると思っていたのだ。
なんか、いやな感じがしていたのだ・・・。
的中。
踊っている時に、左の足の親指が、履いていたジャージの裾に引っかかり、着地を失敗して、左足を負傷した。
’足ツボの効用’でいうところの、「背中のツボ」の辺り(足の小指の付け根から、足の平の際、数センチくらいの辺り)を内側にひねり、かつ、足首もひねってしまったのだ。
がっかり。
その後は、踊りたくても、痛くて踊れる状況ではなかった。
今日は、初めてレッスンに参加したという、初対面の人がいた。
いい人で、私のことを真剣に心配してくれたのだろうが、「剥離骨折がどうの・・・」、「腫れるとどうの・・・」と、気が滅入るようなことを横で言うもんだから、とてもいやな気分になった。
あとでわかったが、彼女は、仲のいいダンス仲間の友達で、「いつも前向きで、明るい人物」という前評判の人だった。
彼女の心配性な感じが、むしろ前評判とは逆の性格なのではないかとすら感じられ、私の方こそ、気持ちが後ろ向きになったのだった。
あーあ、よりにもよって、ライブの直前に、この始末。
ツイてない。
これって、「ライブには出るな!」っていうサインなのかな・・・!?
テンションが下がる!
家に帰って、早速、怪我した箇所を冷やしたが、足の平の’背中のツボ’のところ(足の小指の付け根から、足の平の際、数センチくらいの辺り)は青く腫れていた。
足首よりも、そっちが問題。
本当に、骨折とかじゃないよね!?
以上、みちょるびんでした!