こんにちは、みちょるびんです。
【ある日の日記】
今日は、秘密園さんと会って、ようやく、秘密園さんの不思議体験について教えてもらった。
何年か前まで、自分の背後に、おじいさんがいたという。
それは守られているという感じで、「大丈夫」という声が聞こえたとのこと。
その後、女の人がついていたこともあり「あんたも(相手を)呪い殺すことができる」と教えられたのだとか。
それは、あまりにも酷い仕打ちをされて、腹を立てていた時期のことだったそうだ。
本当に、秘密園さんには、ヒトを呪い殺すというような、そういう力があるのだろうか?
だが、ヒトを呪うなんて、それは、やっちゃいけないことだ。
「だって、知らないもん、やり方」と言う秘密園さんに対し、私は、「仮にわかったとしても、実行してはいけない」と必死に説得した。
秘密園さんは、知っていたらやりかねないという感じだった。
でも、そんなことを耳打ちしてくる霊は、果たして、’いい霊’なのだろうか?
まぁ、秘密園さんに対して攻撃するわけではないので、悪いものではないのだろうが。
それにしても、お堅い感じの、現実的な思考の持ち主だと思っていた秘密園さんが、実は、霊感が強く、その存在が身近にあったとは、びっくり。
【それから2週間後の日記】
秘密園さんに会った。
例のおじいさんの話の続きをした。
普段は用心深い秘密園さんだが、だんだんと私に気を許し、前回の時よりも、大胆になってきた。
「復讐してはいけない」という話をしている際、私が、「必ず、何らかの形で悪いことが起こる(返って来る)から」とその理由を話したところ、「世の中には、(復讐したことが)そのままバレずに、うまく生きている人もいる」と秘密園さんは言い張った。
また、秘密園さんは、自分の予感が的中すると信じているようだった。
例えば、世間に明るみになった不正事件などは、10年前に「きっと、あの人は、いつかは捕まるよ」と噂していたのだと言う。
ただ、それに関しては、私はそれが、彼女が信じる「予感」なのか、単なる噂話の域なのかは、判断がつかない。
すると、秘密園さんは、ヒトと会話をしている時に、フッと「この人は、50歳までは生きられないな」と感じることがあるのだと言った。
何の脈絡もなく、そういうことが浮かんで来るらしく、そこには、確信めいたものがあるのだそう。
秘密園さんの、前述の不正事件の予感的中が、10年後であったように、それが現実のものになるかどうかを見届けるには、まだまだ時間がかかると話していた。
うーむ、半信半疑。
【更に数カ月後の日記】
今日、久し振りに秘密園さんと会った。
以前、チラッと、秘密園から、「習い事をしている」という話を聞いたことがあったのだが、秘密主義の秘密園さんは、「ちょっとね」と言って、それ以上のことは、いつも話したがらない。
だが今日は、ようやく、何の習い事をしているのかを聞き出すことに成功した。
今は「チーズ講座」で、以前は「ワイン講座」、「社交ダンス」のレッスンも受けていたことがあったのだとか。
あと、「フルート」も。
意外に活発。
そんなおしゃれで素敵な趣味を、何故、隠したがるのか、よくわからない。
ヒトに話すと、「何故?」と訊く人が多いのだとか。
ヘンなの。
そういう積極性をアピールした方が、より魅力的なのにね。
以上、みちょるびんでした!