こんにちは、みちょるびんです。
【栄えある第1回目の日記】
今日、やっと、日記帳を仕入れて来た。
この2、3日、私はずっと、日記を書きたくて仕方がなかったのだ。
今も、本当は眠いのをこらえて、書き始めたのだ。
なぜ、こんなにまで日記を書きたかったのか。
しかも、こんなに改まって。
これまで、日記ではないが、何度か、心に思いついたことは、ワープロ(!)に書き留めてきた。
楽しい出来事にほぼ限定した「事件簿」も書き綴ってきた。
だから、三日坊主で終わってしまいそうな日記は、書かなくてもいいのだと思っていたのだ。
それなのに、なぜ、書き出したのか―――?
2日前に、昔の日記を見つけてしまったからだ。
その日は、3連休の真ん中の日で、唯一、特段の予定がない日であった。
最近、妹が妙に掃除をやる気になっているので、日頃、「これではいかん!」と思っていた私も刺激され、近所のスーパーマーケットから、980円のカラーボックスを買ってきたのだ。
それを前日、夜中に組み立てて、そして翌日に、目星をつけていた部屋のスペースに、置いてみたのである。
それは、想像していた通り、うまくその場所に収まってくれ、なかなか気持ちのいい整理整頓が始められそうだった。
いや、この棚とは、直接的には関係がない。
そうなのだ、ちょっと、気分がよくなったのだ。
だから、未開の地・・・・前を占拠するモノのため、日頃、開けることのない本棚の扉を開けて、中を覗いてみようという気になったのだ。
そして、目についたのだ。
茶色いカバーのノートが。
それが何のノートかということは、記憶していた。
日記である。
昔、綴った日記帳。
これまで―――、おそらく、記憶にある範囲で、少なくとも、上京してから開けた記憶のない日記帳。
私は、手に取って、何気なく、中のページをめくってみたのである。
驚いた。
なんと、21歳の時のものであった。
会社に入社する前の貴重な1年・・・っていうか、半年?なのだ。
バンド青年に恋をしていて、その想いが綴られていた。
驚いた。
思いの外、文章が上手だと思った。
最近の私の文章に比べ、誌的で、ひたむきなのだけど、明るさを感じた(もちろん未熟な部分も多いが!)。
自分が書いたものであるから、少し、点数は甘いのだが。
21歳の時の私は、こんなに、かわいかったのだ!
なんだか、今の自分が、ちょっと元気がなく映ってきた。
恋の力が、あの時の私をいきいきとさせているのだろうか?
日記には、入社の動機など、すっかり、記憶の闇に葬られていたことが書かれてあり、また驚いた。
私は、先に上京が決まっていたしたバンド青年を追いかけたくて、自分も上京を目論んだのだ!
その後、結局、失恋し、日記はそこでストップしていた。
だけど、あの時の青年への想いが、今日の私と繋がっていると思うと、とても不思議で、でも、とても愉快である。
きっと、記憶しておくには、あまりにもつらい失恋だったから、自ら消去してしまった‘真相’なのであろうが、今から考えてみると、私にとって、なくてはならない出来事であったということである。
あのつらい悲しい体験も、私には結局、‘いい道’だったわけである。
だからこそ、今、とても懐かしいし、一生懸命でピュアだった自分のことが、いとおしく感じられた。
そして、思ったのだ。
日記をつけていて良かったと。
必ずしも楽しいことばかりが記されていたわけではないが、記憶違いをしない手助けとなるし、第一、こんなに楽しい、すばらしい体験を、全て忘れてしまうのは、もったいない!!
私はどうも、人一倍、忘れっぽいようだし・・・、いや、待った、毎日いろんな刺激的なことが起こるから、きっと、いちいち前の感情を保存できないでいるんだ。
うん、そうに、違いない。
日記から気づかされたのは、思いの外、自分はいろんなことを悩み考えていて、そういう思考回路を記録しておくのも、面白いのではないかということだ。
せっかくのいい思いつきも、スラスラと流れ消えさせてしまうのは、もったいない!
そんなわけで、今日から日記を書くことにした。
敢えて、手書きで。
ワープロもいいけど、思いのまま、徒然なるままに、ペンを走らせてもいいじゃない。
何となく、ワープロってなると、心と文章の間に、何らかの「変換」があるように思えるけど、手書きだと何だか、心と文章が直結しているように感じられる。
やっぱり、小学生の時に、日記を書いたことがあったせいなのかなぁ~。
案外、つらつらと出て来るものねー。
感心、感心。
だから。
この2、3日、ずーっと書きたい衝動に駆られていて、結構、心の中では、何度か、文章の書き出しとか、リハーサルなんかしたりして、でも、高まる情熱はセーブするようにして―――・・・。
今日、ようやく、日記帳を買いに文房具屋に買いに行ったのだ。
何となく、前の日記帳のイメージがあったから、今回も、似たような感じの、ちょっとスペシャルっぽいノートを探したのだけれど、案外なくてね。
もうちょっと高級な文房具屋だったらあったのかもしれないのだけど、時間的な制約とかいろいろあって、すぐにゲットできそうになかったから、近場で選ぶことにしたのだ。
発想(というほどでもないが)を変えて、バインダーにしてみた。
「三日坊主に終わるかも!」という不安と、大量に書いてしまった場合にも対応できるように、両方の面からグッドアイディアではなかろうか。
でも用紙のサイズは、このA5にこだわった。
大きくもなく、小さくもなく、勢いで書くにはちょうどいいサイズ。
そして、このブルーのライン(罫線)にも、ちょっとこだわってみた。
ブルーの方がちょっと若々しい感じがして、楽しい日記の書き出しにもふさわしいでしょ。
バインダーの色は、ちょっと迷ったのだけど、第一印象が良かったベージュに決めた。
他の色は、ちょっと強くて、心休まらない感じがしたし、きっと、この色は、今の私の気持ちを反映しているのだろうから、大切にしたいじゃない。
そんなわけで、今日から、始まり始まり―――。
もっと、いろいろ何やかや書こうと思っていたけど、今日はこれくらいにしておこう。
早く寝なきゃと思いつつ、そろそろ1時間が経過しようとしているし、いつもの遅い時間になりつつあるし。
それに何より、今は、とっても満足しているのだ。
やっぱり、書くっていいのかも知れないね。
なんか、もやもやとしていた、この2、3日の欲求が、パァ~ッと解消された感じがするもの。
最近のダンス教室での、即興ダンスのテーマ「目覚めよ、自分!」のためにも、埋もれてしまった自分を掘り起こすのに、いいのかも。
21歳のみちょるびんに、負けるな!
以上、みちょるびんでした!