こんにちは、みちょるびんです。
そう、みちょるびんは、琥珀(アンバー)が大好きなんです。
みちょるびんが、宝石専門店で買った‘マイ・ファースト・ジュエリー’は、何を隠そう、琥珀のブレスレットでした♪
他にもかわいい色石のジュエリーがたくさんあった中で、その琥珀にとても心惹かれたことを覚えています。
まだ20代半ばだったので、今考えてみると、なかなか渋いチョイスだったなとも思いますが、でも、自分の肌色にマッチしていて、上品にもつけられ、ちょっと大人になったような、そんな感じがして、とてもうれしかったです。
琥珀アイテムは、そのブレスレットを皮切りに、ネックレスやペンダント、指輪等、その後いろいろ買い足しました。
他の宝石に比べて値段が手頃であるということが、コレクションしやすかったんだと思います。
当時は、海外で暮らしていたので、家族へのお土産にも買って帰ったことがあったほど、お気に入りでした。
そして、琥珀は、肌色ともマッチした違和感のない着け心地が、夢中になった理由でもあります。
一般的な宝石は、いわゆる鉱物なので、その輝きはシャープなものとなりますが、それに対して琥珀は、松柏科植物の樹脂の化石、いわゆる有機物なので、和かい温かみがあります。
カットのデザインは様々ですが、中には、ころんと飴玉のような形のものもあり、また、それがかわいくて!
突然ですがみなさんは、UHA味覚糖「純露」(じゅんつゆ)という飴をご存知でしょうか?
1971年に発売されたペア・キャンディーのロングセラーで、砂糖と紅茶本来のおいしさが楽しめるというものです。
あのキャンディーを見ると、琥珀を思い出すというか、逆に、琥珀を見ると、あのキャンディーを思い出すというか・・・。
透明な琥珀は、あのキャンディーみたいに、つるんとおいしそうで、とってもかわいいんです♪
色も、「純露」の透明な黄金色や茶褐色以外に、不透明な山吹色や黄色、乳白色などもあり、琥珀を扱う専門の人に言わせると、250色くらいあるのだそうです。
珍しいものだと、ブルーライトを当てると光るブルー・アンバーというのもありますし、カッコいいブラックもあります。
琥珀は、石そのものが軽いので、大ぶりなデザインになっても重くならないというのが魅力ですよねー。
だからこそ、大胆なデザインのジュエリーに挑戦できるという利点もあります!
とにかく、‘琥珀love’のみちょるびんは、琥珀のことをもっと知りたくて、各地にある琥珀博物館をいくつか訪ねました。
中でも思い出深いのは、「パランガ琥珀博物館」(リトアニア・パランガ)や「ドイツ琥珀博物館」(ドイツ・リーブニッツダムガルテン)、そしてロシア西部飛び地カリニングラードにある「カリニングラード博物館」。
カリニングラードではヤンタルヌイにある琥珀の露天掘り鉱山の見学にも行きましたよ。
まぁ、遠くから眺めるような感じではありましたが。
いずれの場所も、ちょっとへんぴなところにあったし、英語でのコミュニケーションが難しいところもあったので、みちょるびん的には、かなり難易度の高い旅先ではあったのですが、とにかく「行きたい!」という情熱が、みちょるびんを突き動かしたのでした。
そして、気合いです!
今考えても、よく行ったよなぁと思うし、誇りです!
ヤンタルヌイのビーチでは、本当に、琥珀の小片が落ちていて、夢のようでした。
バルト三国など、バルト海に面するビーチでは、北西の風の吹く嵐の翌日は、琥珀がビーチに打ち上げられる・・・という話を聞きつけ、ビーチに拾いに行ったことがありましたが、やっぱり、嵐の翌日でないと簡単には拾えなくてですね・・・。
だから、ヤンタルヌイのビーチでは、普通に落ちていたので、感動しました。
みちょるびん、朝っぱらから、2時間くらい夢中になって琥珀を拾った思い出があります。
楽しかったなぁ。
夢中になりすぎて、知らず知らず、結構、遠征してしまっていました。
遠征と言えば!
トドメは、ポーランドのグダニクスで開催される国際アンバー・フェアへの潜入を狙っていたんです。
フライトも宿屋も手配していたのに、急な仕事が入ってしまって、キャンセルせざるを得ないという悔しい思いをしました。
しかも、2回も!!
それに今や、自由な往来が難しい状況にあるわけで・・・。
いつの日か、グダニクスのアンバー・フェアに行ける日がやってくるといいなぁ。
さて、訪問した琥珀博物館でのお目当てはと言うと―――。
それは、琥珀専門書です!
たまたま、パランガで立ち寄った琥珀店に、「ドイツ琥珀博物館」監修の詳しい専門書が置いてあり、あんなに詳しい本を見たのは初めてだったので、思わず、お店の人に頼んで、メモらせてもらいました。
そういう地道な努力が、次の「ドイツ琥珀博物館」訪問へとつながったのですが、いざ博物館に赴いてみると、ドイツ語版しか在庫がなくて・・・。
それでも記念にと思い、ドイツ語版を買ったんですよね、写真を見るだけでも楽しいし。
そうしたら、また、別の土地で訪れた琥珀店に、その英語版が売られていて。
もう、すかさずゲットしましたよ。
まぁね、そういう出会いもひっくるめて、楽しいわけで、いい思い出です。
そうやって苦労して手に入れた専門書ですが、そうは言っても、書かれている言語が英語っていうのは、やっぱりネックなわけですよ、実際に読むとなるとね。
とは言え、それまで日本にいた時は、琥珀に特化した専門書に出会ったことがなかったし「ここはひとつ、みちょるびんが、和訳して、日本の皆さんにお届けするのが使命なのではないか?」と、一時は真剣に考えたこともあったんです。
ところが、「久慈琥珀博物館」で出会っちゃったんですよ。
飯田孝一著「琥珀」に。
みちょるびんが知りたかった、海外の書籍には載っていなかった、鮮やかな赤やグリーンの加工処理の説明も書かれてあり、みちょるびん、大満足なのであります。
とね。
だらだらと長くなっちゃいましたが、みちょるびんの「琥珀愛」、おわかりいただけましたでしょうか?
だからねぇ、しつこいようですが、こうなるわけです。
以上、みちょるびんでした!