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横浜中華街にて(レポートその3)

投稿日:2025年1月16日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 横浜中華街で、占いに行きました。

 みちょるびんのちょろちょろした薄い手相では運勢も弱しって感じの内容だったし(「横浜中華街にて(レポートその1)」)、タロットカードで占ってもらった当サイト「ぷぷっ・ピィ・DO」の行方もパッとしない(「横浜中華街にて(レポートその2)」)。
 占いのお姉さんが本気を出して(?)=みちょるびんが追加料金を出して占ってもらった四柱推命では、記事の内容を「レシピ」にすると良いなどと言われる始末。

 サイトを開設して約4年半、コツコツ「1日1記事」投稿を励行してきましたが、「レシピ」なんて一度も書いたことがない!
 みちょるびんの命式には衣食住の星「食神」が3つあることから、そういう提案がなされたんだってことは明らかでした。

 義妹が助け舟を出してくれた「食レポ」なども良いということではありましたが、本来みちょるびんは毒舌系。
 ハッピィをお届けすることをモットーとしている「ぷぷっ・ピィ・DO」で、毒を吐きたくない!
 だから結局、難しいということで結論づけられたのでした☆

 さて、そこは中華街。
 占いの後は、お楽しみの中華を食べに行きました。
 義弟の誘導で、あるお店に連れて行かれました。

 そのお店のショーウィンドウには、なにやら文豪風情の男性の古い白黒写真が飾ってあり、由緒正しそうな雰囲気の説明文が添えられていました。
 歴史ある中華料理店なのか!?

 だが、その奥に見える店内の様子は、かなり庶民的。
 外見だけから判断すると、あまり期待ができなさそうな感じがしました。

 妹が、みちょるびんが感じ取ったものをそのまま口に出し、別の店にしようと歩き始めました。
 しかし義弟は、わざわざ事前に調べていたようで、未練がある様子。
 それじゃぁ入ってみようと、みちょるびんはドアを開け、中に入りました。

 我々5人が座れるのは丸いテーブルの1択のみ。
 その他のテーブルは埋まっていました。

 すぐに着席できて、ある意味ラッキーではあるのだが、そのテーブルのすぐ後ろにはトイレがありました。
 まぁ、そういう立地だから、このテーブルは最後の客にあてがわれるってことなんだろうね。

 トイレの扉の前に座ったみちょるびんは、客がトイレに出入りするたびに、ファ~ッと古いトイレが醸し出す独特なニオイに襲われました。
 食料をこの空気と一緒に飲み込むことを思うと、いやな気持ちになりました。
 何とも不快。
 トイレのことは考えないように努めました。

 ナンヤラ丼とかヌードル、チャーハンなど、どちらかというと個人戦に好まれるメニューが多いという印象。
 なんとか皆でシェアできそうなシュウマイや八宝菜、酢豚などを盛り込みつつメニューを選びました。

 注文は、店の雰囲気にマッチした年季の入ったおばちゃんが対応。
 そこで、「追加注文はできません。これはファイナルアンサーか?」と問われました。
 また、料理の写真を撮ってはいけないという注意も受けました。

 耳を疑いました。
 最初、何を言われているのか分かりませんでした。

 おばちゃん曰く、土日は、外に行列ができるので、回転を良くするためにそのような方式を採用しているということでした。
 ショーウィンドウ越しに人影が見えるか探してみましたが、外で客が並んでいる様子はありませんでした・・・。

 お店がそういう方針なら仕方がない。
 一発勝負なので当然、この注文量で足りるかどうかという疑問がわいてくる。
 誰かがその質問をすると、おばちゃんに「お前らの腹の減り具合はわからんし、普段どれだけの量を食べるのかもわからんので、知らん」(要約)と、言われました。

 全くその通りなんだが、手厳しい。

 みちょるびんが希望していたゴマ団子もその店にはなかったし、足りなきゃ別の店にハシゴすればいいさってことで腹をくくり、注文しました。
 ビールもその対象か?と訊くと、場合によってはそういうこともあるらしいのだが、今回は大丈夫ということだったので、注文できるうちにと、2本目をすぐにオーダーしました。

 みちょるびんは、そんなぶっきらぼうなおばちゃんとのやりとりを見ながら、占いで言われた「食レポ」のことを思い出し、一人でニヤニヤしてしまいました。
 早速、コレを書けっていう神の掲示(?)であるような気がしたからです。

 その後、出てきた料理は、飾り気もない素朴なものでしたが、大きくカットされた野菜がゴロゴロしていて、でもそれがとてもおいしかった。
 味付けも言うことなし。

 みちょるびんは、トイレの匂いのこともすっかり忘れていました。
 お店の厳しい掟のことも今やどうでいい。
 それほど美味しかったんです。

 食べ終わり、帰り支度をしていたら、例のおばちゃんに、九州出身か?と訊かれました。
 長崎弁丸出して喋っていたから見破られていたらしい。

 レジにいたレストランのドンみたいなおばちゃんにも話しかけられて、実はおばちゃんたちは長崎出身なのだと告白されました。
 随分前なんだろうが、長崎にいた時に台風で増水し、家が流されたことがあったんだとか。

 そんな話を聞いていたら、もう、数があまりないのだが・・・と言いながら、レジ台の下に隠し持っていた熨斗のついたタオルを取り出し、人数分を渡してくれました。
 きっと、新年だから、常連さんに配っているものなんじゃないかな。

 店を出てみても、客は誰も並んではいなかったけれど、妹が、身内には優しいんだねって言っているのが聞こえました。

 なかなか、面白い体験だった。
 いろいろ戸惑いましたが、それを上回るお味と人情。

 タオルには、お店の名前と「名物シウマイ」という文字が刺繍されていました。

 気に入った!
 味はみちょるびんが保証する!!
(完) 

                             以上、みちょるびんでした!

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