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春爛漫♪  オランダ旅行!(25)

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 こんにちは、みちょるびんです。

 「キューケンホフ公園」のボートツアーに参加したみちょるびん。
 この日は、あいにく朝から曇り空。
 肌寒いので、首にストールを巻くのはもちろんのこと、カメラを握る手も冷たかったので手袋もはめていました。

 ボートに乗るとなると、更に寒さが増すことが予想されました。
 ボートは、屋根もないむき出しの、至ってシンプルなタイプ。
 風を切って走ることになるので、帽子を持参すべきでしたが、この日に限って、バッグに帽子を忍ばせておくことを忘れていた・・・。
 なんたる不覚。
 いつも、寒さ対策にはぬかりがないというのに!

 そんなわけでみちょるびんは、首に巻いていたスカーフを頭からかぶることにしました。
 その前に、乗船する前に借りたイヤホン――ヘッドフォン――を頭に装着せねばならない。

 このツアーの名前は「ウィスパー・ボート」(ささやきボート)と言うだけあって、解説はこのイヤホンを通して耳元でささやかれることになる。
 ボートを操縦するお兄さんの席は一番風下。
 ボートが走っている間、お兄さんの声はかき消され、先頭に座る客のところまで届くはずがない。
 座席の足元に、イヤホンの差込口があり、そこから音源を供給できるという仕組みになっていました。
 解説は予め録音されたもので、お兄さんが頃合いを見て音声を流す・・・といった感じ。

 ヘッドフォンを頭に乗せた上から、ストールを頭からかぶり、布の端を首に巻きつける――いわゆる真知子巻きスタイルを完成させました。
 そして、マスクも―――。

 ヨーロッパの街中では、今やマスクをしている人はほとんど見かけない。
 でもみちょるびんは、旅の間もずっと感染対策のためにマスクを着用していました(「春爛漫♪ オランダ旅行!(13)」)。
 感染対策という意味においては、船上ではマスクは不要でしたが、しかし今度は、寒さ対策としてお役立ち。

 マスクに真知子巻きと、妙な出で立ちでしたが、そんなことを気にしてはいられない。
 45分間のボートの旅を快適に過ごすためには、最重要課題でした。
 それに皆、外の景色に夢中で、ヒトのことなんか気になどしていない☆

 ボートが走り出してすぐ、中央の席に座っていた一人の女性が立ち上がって、自撮りを始めました。
 ボートの進行方向を背景に、動画を撮っているといった様子。
 この人も、youtuber?

 メデムブリックから「ザイデル海美術館」に向かうフェリーでも、自撮りをしている二人組を見かけましたが(「春爛漫♪ オランダ旅行!(17)」)、だんだんと、自分の世界に住んで、外界との公信を絶っている人が増えてきた・・・という印象。
 例のウィルス以前は、‘自撮り棒’なるものを持つ人を多く見かけたけど、それとは違う人種といった感じ。
 何かしら、周囲に対する配慮があっても良さそうですが、ボートが動き出してすぐに始めるんだもの。
 あの二人組もそうでしたが、出発直後を撮影するっていうところに意義があるんでしょうかね・・・?
 立ち上がるなとお兄さんに注意されていたし、それ以降は目立った行動はなかったので良かったですが・・・。

 いや、みちょるびん自身も、ヒトのことなど気にしていられない。
 運河の両サイドに広がるお花畑に集中しました。

 必ずしもずっと・・・というわけではありませんでしたが、チューリップやヒヤシンス、スイレンが咲いた畑を通りました。
 ところどころ、元は一面のお花畑だったのだろうと想像できる土だけの畑もありました。
 でもそんな中に、ポツンポツンと、ピンクや青色をしたヒヤシンスなどの花が数本、取り残されたようにして咲いていました。

 これだけ収穫し忘れ?
 他の箇所はきれいに跡形もなく収穫されているというのに?
 何もない平らな畑の中に唐突に生えている花は目立つし、刈り取るのを忘れた・・・ってことはさすがにないだろう。

 と言うことは、ツアー客へのサービス、農家さんからのおもてなし!?
 だとしたら、粋な計らい!

 あるチューリップ畑では、農家さんが収穫した花をトラクターに積んでいる作業が見られました。
 積み込まれている花は完全には色づいておらず、まだつぼみといった様子。
 きっとこの花は、市場などに出荷されることになるのだろう。

 でも、そう考えると、これまで通って来たきれいに開花していたお花畑の花は、出荷するにはもう遅過ぎるのだろうから、これらは全て観賞用に整備されたものってことになりそうだね!
 ありがたい!!

 運河に浮かぶボートからの目線は、畑の高さよりも低い―――。

 ボートにおとなしく座っていては、実は、畑の奥行きは感じられず、こちらには畑の広大な感じが伝わってこない。
 なので、みちょるびんは時折立ち上がって、写真を撮りました。
 その程度なら、おとがめなし。

 立ち上がる時は、その都度、ボートの内側に向いていた体を、外に向けることになるので、足元から生えたイヤホンのコードがいつの間にか足に巻き付いてしまっていて困りました。

 困ったと言えば、向かいのおじさん!

 座席はボートの側面に沿って備え付けられており、客は二手に分かれて、向かい合って座る格好。
 座ったそのままで、面前の風景を撮影しようとすると、自ずと向かいのおじさんが写真に写り込んでくる・・・。
 おじさんを避けようとしても、どうしても、おじさんが被っていたニット帽のボンボンが入り込んできました。

 写真をよく見返してみると、おじさんのニット帽には「HOLLANDA」(オランダ)という文字が!
 おじさんも寒さに耐えきれず、旅の途中でニット帽を調達したのかも知れないね。

 みちょるびんが撮った写真には、思っていた以上にお花畑が残されていたし、実際、それだけたくさん見ていたんだと思う。
 だけど、期待していた程のインパクトはなかった・・・というのが、正直な感想。

 きっとそれは、目線の低さにも原因があったように思う。
 お花畑はある程度上から見下ろすようにして見た方が、広がりがあって、迫力が得られるのかも知れません。

 それに、青空だったなら―――。

 その鮮やかな色合いが際立って、お花畑はもっと美しかったんじゃないかとも思いました。

                             以上、みちょるびんでした!

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