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春爛漫♪  オランダ旅行!(21)

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 こんにちは、みちょるびんです。

 みちょるびんが、3日目の夜に、空港直結のホテルに宿泊したのには、ワケがありました―――。

 今回、オランダ旅行を計画する上で、一番のネックになったのは、アムステルダムにおけるホテル代の高さ。

 みちょるびんは以前「月一旅行」と称して、月に一度、旅行に出かけていたのですが、数えてみたら、3年半(42ヶ月)の間に53回も旅行していました♪(「春爛漫♪」)
 その間のオランダ旅行実績は3回。
 そしてその時に抱いたアムステルダムの印象は、他の都市に比べてホテル代が高いというものでした。

 以前利用したことのある‘駅に近いということだけが取り柄’などと酷評していたホテルを、今回確認したところ、1泊300ユーロ以上もしていました。
 そもそもみちょるびんが旅行の計画を始めたのは、旅行出発の1週間前。
 もっと早くから手配できていれば、あるいはもう少し安かった可能性はあります。
 だから、全てがアムステルダムばかりに責任(?)を押しつけるつもりはありません。
 だけど、それにしても・・・、です。

 当初の予定では、4泊することを計画していたので、そうなると1200ユーロ――17万円!?
 いやいやいやいや、それはない!!

 そんな中、今回のオランダ旅行で、みちょるびんが行きたかったところ、やってみたかったことというのが、偶然、地方に集中していたので、1泊目はデン・ハーグ、2泊目はホールンに宿泊することで、宿泊料を押さえる作戦に出たのでした。

 実は、旅行を終え、当地に戻ってから知ったことなのですが―――。

 スキポール空港で、鉄道の切符を買う際に、係員が話していた「先週起きた事故」(「春爛漫♪ オランダ旅行!」)というのは、全然‘ちょっとしたトラブル’程度のものではありませんでした。
 みちょるびんが旅行に出かける10日前――4月4日午後3時半ごろに起こった、50人を乗せた列車の脱線事故だったのです。

 ロイター通信によると、この列車はライデン――みちょるびんが、葛飾北斎の肉筆画を見に行きたかった博物館のある都市――からハーグ――みちょるびんが「真珠の耳飾りの少女」を見に出かけた都市――に向かっていた列車だったということで、建設用のクレーンと衝突したのだそう。
 日本でもニュースになっていたようで、当時のニュースでは、少なくとも1人が死亡、およそ30人がけがをし、中には重傷を負った人もいたということでした。
 日本語で記事が出てきたから、みちょるびんもこの事故のことを知ることができたという感じです。
 畑の中に、脱線した列車が横転している映像も見ました・・・。

 まさか、「先週起きた事故」っていうのが、そんな大事故だっただなんて思いもよらないし、こっちは、すぐに復旧するんだろうくらいにしか考えていなかったから、いつまでたっても――と言っても、翌日の話ですが――‘迂回’ を強いられたので(「春爛漫♪ オランダ旅行!(8)」「〜(9)」「〜(10)」)、ナンだよ!って不満に思っていたわけです・・・。
 しかもバッチリ、みちょるびんが行きたかった場所の区間で起こった事故・・・。
 通常ならデン・ハーグから電車で10分で行けるライデンが、1時間半もかかるときたものだから、そりゃあ「ナンだよ!」ってなるのも当然!
 今になって、納得です。

 旅行中、鉄道に翻弄されたみちょるびんは、イライラしっぱなしでした。
 だけど、人が亡くなった事故であり、みちょるびんも状況を知っていれば、あそこまで不快にならずにすんだのになぁ・・・と思いました。

 今回の旅行は、ホテル代を浮かせることを目的に、遠征した先で宿泊するという計画に切り替えていましたが、今となっては、アムステルダムを拠点にしていなくて本当に良かったと思いました。
 メンテナンスのため、ホールン→アムステルダムの直通列車がなかったという点(「春爛漫♪  オランダ旅行!(20)」)は、単純にアンラッキーだったとは思いますが、ホールンに前日入りしていたのも正解。
 これが、その日の朝、デン・ハーグから直接、蒸気機関車の発車時刻をめがけて移動する・・・というアレンジにしていたら、ツアーに間に合わなかった可能性もある・・・。
 ゾッとしました。

 全てが、結果オーライってことです!

 さて、話が少し横道に逸れましたが、3泊目の夜をなぜ、空港直結のホテルに選択したか・・・という話。
 これは、みちょるびんがリベンジしたかったチューリップで有名な「キューケンホフ公園」での観光を円滑に遂行することを目的にしたものでした。

 「キューケンホフ公園」に行くには、入場券とセットになっているシャトルバスの利用が便利。
 シャトルバスの発着は、スキポール、アムステルダム、ライデン、ハーレムの中から選ぶことができました。
 オランダ滞在中の訪問なので、ついうっかりアムステルダムを選択しがちですが、みちょるびんは「キューケンホフ公園」観光のあと、その日のうちに、飛行機で当地に戻って来る予定にしていました。

 その翌朝にあったフライトが104ユーロで、その安さに目がくらんで、もう1泊することを検討していたことがあったのですが(「春爛漫♪(3)」)、そのフライトのために更に数百ユーロを出して宿泊することになる・・・という点に気づき、すんでのところでみちょるびんはそのトラップを未然に回避していました。
 同日夕方の便を利用しても、「キューケンホフ公園」滞在に影響はないという‘裏’がとれたので(「春爛漫♪(4)」)、宿泊せずに帰るアレンジに変更した次第。
 そんなわけで、スキポール空港発着のシャトルバスをチョイス。

 3月中旬から5月中旬までの2ヶ月しか営業しない「キューケンホフ公園」は‘激混み’必須。
 だが、朝一の訪問だったなら、人混みを避けられるという必勝法を入手したみちょるびんは、8時の開園と同時に入園することを計画。
 スキポール発シャトルバスの始発は7時半なので、これは何としてでも死守せねばならない。
 そうなると、ホテルは、空港に近い方がいいに決まっている。

 無料シャトルバスが利用できるという空港近辺の手頃な料金のホテルがありましたが、「シャトルバスに客が殺到して乗れなかった」という書きこみを見かけたし、ホテルに預けた荷物の引取りのためだけに、シャトルバスで行ったり来たりするのも面倒。
 多少料金が高くても、ここは手堅く空港直結ホテルにしていた方が安全という結論に至りました。

 それに、ホールンのホテルが安くで済んだので、そこで空港直結ホテルと相殺することができ、3泊の平均を200ユーロくらいにまで抑えることができました。

 アムステルダム宿泊が1泊300ユーロだったことを考えると、計300ユーロの節約に成功、というわけです♪

 最も、銀行カード問題の関係で、フライト代が高くついたんですけどね!(「春爛漫♪(5)」)

                             以上、みちょるびんでした!

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