こんにちは、みちょるびんです。
なんだとーっ!!!
スティーブン・スピルバーグ監督が、「ウェスト・サイド物語」をリメイクしたらしいじゃないですか!?
しかも、公開されたのは2月11日、3週間近くも前というじゃないですか!?
何をやってるんだ、みちょるびんはっ!!!
あー、いや、youtubeの映画紹介動画に出会った幸運を、今は、喜ばないといけない。
この動画に出会わなければ、この事実を知らずに終わっていた可能性だってあるのだから・・・。
いやーっ、「ウェスト・サイド物語」ときたもんだ。
スピルバーグ監督が、ですか!?
ごめん、スピルバーグ監督っていうと、たぶん、みちょるびんがすぐに思い出せるのは、「インディ・ジョーンズ」「ジョーズ」「E.T.」「ジェラシック・パーク」とかで、他にも観たとは思うけど、でも、ここ数年、新作映画を絶っていたからよくわからないのだけど―――。
スピルバーグ監督に「ラブストーリー」っていうイメージは、全くないです。
しかも、ミュージカル、初挑戦だっていうじゃぁありませんか。
えーっ、結局、才能のある人は、何をやっても、おできになるってことなんでしょうかねーっ!?!?!?
あー、もう、リメイク版を観たくて仕方がありませんが、こっち(海外)に来てから、最新の映画を観に映画館に繰り出したことないし、いろいろ調べてみないといけないなー。
ハードル高し・・・。
レビューを語っている動画を観ると、みなさん、興奮冷め止まぬ感じで、とにかく、良いらしいじゃないですか?
そもそもね、みちょるびんはオリジナルの「ウェスト・サイド物語」のファンなんですよ。
演劇部(部活)なのに、ダンス創作をして踊ったりしていた、高校生という多感な時期に出会った作品だったので、‘影響を受けた’と言うのはおこがましいですが、とにかく、ハマって、何度も繰り返しダンスシーンを観たものです。
本当に、演出が秀逸で、何度観ても飽きない。
もちろん、ダンサーの表現力がすごいのですが、振付も最高だって思うんですよね。
映画なので、ずっと、通しの撮影ではないのでしょうし、だからこその、効果的なカメラアングルっていうのがあるのだとは思いますが、それでいて臨場感溢れていて、いつ観ても、わくわくさせられる、そんなダンスです。
オリジナルをご覧になってない方は、是非、ご覧いただきたい!
そういえば、昔、渋谷で映画が特別上映されるっていうので、観に行ったことがあったのを思い出しました。
調べてみると、ありました!
2012年7月18日に、宙空のミュージカル劇場・東急シアターオーブがオープンしているのですが、その際に、映画『ウエスト・サイド物語』が上映されていました。
同シアターのこけら落とし作品として、ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」が公演されたようで、48年ぶりのブロードウェイ版来日公演を記念したものだったようです。
その時の日記がありましたので、ご紹介します!
日記によると、どうも、シャークスのリーダーでマリアの兄・ベルナルド役を演じたジョージ・チャキリス氏の舞台挨拶も予定されていたらしい。
ただ、残念なことに、舞台挨拶の日は、みちょるびんの鑑賞日とは別の日だったようです。
【2012年7月14日(土)の日記】
席はガラ空きだった。
指定席なので、開演ギリギリに来るのでは?とも思ったが、とうとう客は増えなかった。
でも、おかげで視野が広かったし、こちらの方がゆっくり見られ良かった。
それに、観ている間、教科書の入った重いバッグを、拷問のように膝の上に置いておかずにすんだ。
初めの4分間は、序章だとかで、スクリーン画面の絵はずっと同じで、ただ背景の色が変化するだけだったが、馴染みの曲が始まったときは、感極まって涙が出そうになった。
ただ、いつまでも館内の電気がついたままで、それが気になって仕方なかった。
絵はマンハッタンのビル群だった。
空の上から街の様子を映し出しているのだ。
そんな始まりだったことをぼんやり思い出した。
ずっと感動しっぱなしだった。
ダンスがとても自然なのだ。
歩いていても、リズムに合わせて踊っている。
曲のリズムというか、拍子に合わせるのがうまいというか、曲のアクセントに合わせ、一人、二人と、調子を取るのだ。
全員で合わせて全く同じ動きをするわけではないので、小気味いい。
だけど、曲の盛り上がりに合わせ、バラバラだったような振りも、統一されたものになっていく。
とても計算されているが、でもとても自然。
優れている。
ジェットのリーダー・リフ役の身体能力には驚いた。
ダンスのシーンではなかったので、あまり記憶に残っていなかったのだと思う。
鉄棒のシーンは素晴らしかった。
歌いながらさりげなく回ったりして、自然ですごいと思った。
私の記憶の中では、ベルナルドの恋人アニタは、とても老けているイメージがあった。
しかし、改めて観ると、結構若かったのだと思った。
自分が高校生だったから大人に見えたのかも知れない。
顔も、少し記憶違いをしていた。
オセロの松本知子に似ていると思った。
ダンスのシーンは感動的だった。
私も、結構覚えていたのだ。
曲のアクセントでの動きとか、アニタのスカートの動きとか。
ダンスが曲にとてもよく合っているから、すぐイメージしやすいのだ。
それだけ、私も(高校生当時)ビデオを何度も見たのだと思うが。
今でも私の脳内で、一緒にアクセントを楽しめた。
私の体にしみついていたのか、あるいは、やっぱり振付が優れているからか。
もし、体にしみついていたのだとしたら、私のダンスの原点は、実は、この「West Side Story」にあったのではないかと思ったりもした。
英語も思っていたより聞き取れた。
高校生の時は字幕に頼るしかなかったので、これは新鮮だった。
ベルナルドはやっぱりカッコよかった。
出で立ち(?)もスマートだし、ダンスもキレがあった。
別の日に開催という舞台挨拶も、行ってみたいという気分。
ダンスシーンが少なくなる映画の終わりの方は、おそらくあまり観ていなかったのだろう。
記憶がおぼろげだった。
恋人を亡くしたアニタの心中を想うと悲しくて、涙が止まらなかった。
トニーまで殺され、「The End」のタイトルが出たときは、これまた唐突でびっくりしたが、その後エンドロールに切り替わった。
エンドロールを観たのは初めてだった。
凝ったものになっていた。
でも、涙をおさえるのに必死だったので、ゆっくり楽しむ余裕はあまりなかった。
映画を観終わって、周りを見渡すと、客はやっぱり少なかった。
もったいない。
私は、このミュージカルは最高傑作だと思う。
多くの人が、若者は観るべきだと思った。
売店でDVDとCDを買った。
保存版である。
今日は本当、幸せだった。
誘ってくれた友達に感謝である。
映画が終わった後に、こんなにも余韻が続くことはめったにない。
それだけグッと来たということだ。
以上、みちょるびんでした!