旅行

旅の思い出。

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 こんにちは、みちょるびんです。

 この7月に日本に一時帰国した際に、みちょるびんは国内旅行をたくさんしました(「計画づくし。Part Ⅻ」)。
 そんな中、ある旅館でお話したご高齢の女将さんとの会話の中で、印象に残った言葉があります。

 それは―――。

 もうすぐ人生の終焉を迎えようとする人たちと話をすると、決まってするのは、家を買った、宝石を持っている・・・というような物欲にまつわるものではなく、どこに行った、楽しかったという旅の思い出であるということ。
 物質は、あの世には持って行けないからね・・・と。

 その時は、なるほど、そういうもんかとぼんやり聞いていたみちょるびんでしたが、日を追うごとに、この言葉がみちょるびんの中で増幅してきています☆

 女将さんがおっしゃっていたことは、ご自分の経験に基づくデータなんだろうと思います。
 ご自身もご高齢でいらっしゃるし、親しい友人たちもきっとご高齢の方が多いのでしょう。
 また、女将さんは宿屋の主人であり、旅人をもてなすのが仕事。
 そして、旅人の美しい思い出の形成に一役買っているという自負もお持ちであるに違いない。
 だから余計に、そんな風に思われるんだろうなぁとも、思います。

 こんな風な話をする場として考えられるのは、病院だとか、老人ホーム?
 もちろん、宿屋に宿泊されたお客さんから伺ったということもあるのでしょうけど。

 この場合、話をする相手、つまり聞き手となる人は、自分のことをあまり知らない人っていうことになるのでしょうか??

 そうなると確かに「自分は田園調布に家を構えています」とか「3カラットのピンクダイアを持ってます」などといった話を藪から棒にする人はいないんではないかと思いますが。
 他方で、一代で産を成したというような‘たたき上げ’の人の場合だと、苦労の末の成果として、話したくなる場合もあるかも知れませんね。

 何かの収集家であれば、コレクション自慢はしたくなりそうな気もしますよね。
 だけど、所有の事実そのものというよりも、やっぱり、入手に伴う苦労の方に、話の焦点が集まりそうな気がします。
 例えば、‘大きな魚’を釣ったという具体的な数字とその実績もさることながら、いかにして釣り上げたのかという過程の方に熱が入りそう。
 これもある意味、苦労話に該当するのか。

 確かになぁ、苦労したことってよく覚えていますよねぇ・・・。

 こういう時って、でも、きっと多くが、苦労の後に成功がある場合が多いんだろうな。
 苦労と成功は‘セット’として勘定される?

 仮に、その苦労がその時は報われなかったものであったとしても、その後、それを笑い話にできているのだとすれば、それは既に当時抱えていた課題はクリアしていているということを意味するのだろうし、超越したからこそ、話題にもできるのだろう。
 これも、別の意味での‘成功’としてカウントできそうじゃない??

 「エセ乗り鉄」みちょるびんは、「幻の寝台列車『カシオペア』スイートに乗車した」ということが自慢の1つですが、実は、乗車そのものよりも、乗車券入手までの苦労の方が、より印象に残っているという実態があります。
 でも、だからと言って、仮に人生の終焉にこの話をするとしたら、「カシオペア」に乗って旅行したという方に重点を置くんだろうけどね。

 なんか、取り止めもない話になってしまいました☆

 いずれにせよ、そろそろ人生の終焉を迎えようという時に、自分の人生は幸せだったと振り返ることができる人なのであれば、そこで話題にとりあげたくなることは、その人にとっての「宝」ってことなのでしょう。
 そしてそれは、「楽しかった」「大変だった」「うれしかった」というような感情を伴う「体験」であるということ。

 そう考えると「旅」は、確かに、候補として挙げやすい「体験」なのかも知れません。
 せっかくなら、そういう場面で話題にしたくなるような「旅」をたくさんしたいものですね!

 みちょるびんはこれまで、一人旅もたくさんしたし、家族や友人と共に出掛けた旅行もしました。

 初めての一人旅なんかは、行った先々でいろんな人と出会い、ドラマがあったので、とても印象に残っています。
 だけどそれ以外は、誰かと一緒に出掛けた旅行の方が、思い出深いように感じられます。

 親友と旅の話をしていて、真っ先に挙がるのは「ロシア旅行」の思い出(「ロシア旅行の思い出。(1.準備段階)」)だったりもしますし! 

 だから―――。
 自分の大切な人たちの‘心に残る旅の思い出’の中に、みちょるびんも一緒にいれたらいいなぁと思いました。

 みちょるびんは、母・マミーが‘語りたい’旅行の登場人物として、ちゃんといるのだろうか・・・??

 今度、マミーに訊いてみようと思います。

                             以上、みちょるびんでした!

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