ファッション関係 宝石

新☆誕生石!

投稿日:2022年1月22日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです。

 「日本の誕生石」が約60年ぶりに改定されたというニュースをネットで見ました。

 みちょるびん、一度、12月にもこの記事を見ていたんですけど、また、最近になって、ネットニュースで見たんですよね。
 宝石業界の働きかけによる、広報第二弾なのでしょうか!?

2021年12月20日、63年ぶりに改訂されました。日本の誕生石は1958年にアメリカの宝石商組合が定めた誕生石を基本に制定されたものですが、誕生石は各国の独自の文化に由来し、国によって少しずつ違います。どの誕生石を基準にするかで、日本国内でも様々な誕生石が混在していました。全国宝石卸商協同組合の改訂案に、日本ジュエリー協会、山梨県水晶宝飾協同組合が賛同し、新たに10種が追加され、「統一された日本の誕生石」として生まれ変わりました。

                「全国宝石卸商協同組合」ウェブページより

 1回目のネットニュースを見た時、コメント欄もチェックしたのですが、辛口な意見が結構多くて、みちょるびん、それが印象に残っていました。

 現在、日本では「バレンタインデーに、好きな人にチョコレートを贈る」という習慣が定着していますが、これは、チョコレート業界が仕掛けた販売戦略だと言われています。
 「『誕生石』の設定も、バレンタインデーと同じで、宝石業界が宝石を売り上げるための策略なのだ」と、嫌悪する声が多く聞かれました。

 まぁ、それは、きっと、事実なのでしょう。
 だけど、バレンタインデーでは、バレンタイン限定のチョコレートが販売されたり、海外の有名なチョコレート店が、仮設で登場するなど、イベントに限らず、チョコレート自体を楽しむいい機会になっていると思います。

 だから、「チョコレート業界の罠にはまるものか!」とそこで意固地になっては、もったいないし、きっと多くの人が、「おいしいチョコを食べられる」という恩恵に預かっているのではないでしょうか?
 そんな風に目くじら立てずに、気軽に楽しんだらいいのだと思います!

 とは言え、確かにね、‘チョコレート’と‘宝石’では、わけが違うということはあるでしょう。

 宝石は、一般的に、値段が張る‘高級品’というイメージがありますし、「そういったものを売りつけようとしている!」と考えると、確かに、いやな気分になるのかも知れません。

 また、‘誕生月’という縛りを設けられることに対して、疑問を感じている人も多いようでした。
 ‘パワーストーン’という呼び方にも示されるように、ヒトによっては、「宝石にはある種の特殊な力が宿っている」と感じたり、あるいは、そういう役割を求めたりすることもあるのでしょう。
 だから、石にロマンを感じる人からすると、「宝石業界=人間が振り分けている」という‘人為的な介入’が興ざめする要因だと思うのかも知れません。
 まぁね、そういう気持ち、みちょるびんもとってもよくわかります。

 「全国宝石卸商協同組合」のサイトを見てみたところ、今回新たに加えられた宝石10石のうち5石が、日本の誕生石の基礎となった‘ジュエラーズ・オブ・アメリカ’の現在の誕生石を参考に、追加したとのことでした。

  3月:ブラッドストーン
  6月:アレキサンドライト
  8月:スピネル
  12月:タンザナイト、ジルコン

 また、うち4石は、「石の生みの親(名前の由来となった人や石の発見者)の誕生月が、それだから」ということなのだそう。

  3月:アイオライト
  4月:モルガナイト
  7月:スフェーン
  9月:クンツァイト

 それに加えて、4月のモルガナイト(桜色)や7月のスフェーン(新緑色)のように、「宝石の色がちょうどその季節を表している」という理由も挙げられていました。

 そんな中、唯一、異色の理由の2月は、「猫の目」つながりということでした!

  2月:クリソベリル

 クリソベリルには、「キャッツアイ(シャトヤンシー)」と言う、まるで‘猫の目’のような特殊効果を示す変種があり、キャッツアイを呈する宝石の中でも、クリソベリル・キャッツアイは特に美しいと言われています。
 そんなキャッツアイの代表選手であるクリソベリルが、2月の誕生石として栄冠に輝いたということになります! 
 なぜなら、2月22日は日本で「猫の日」、またヨーロッパの多くの国が2月17日を「World Cat Day(世界猫の日)」としているから。
 まさに、‘猫の目’つながり☆

 実は、6月の誕生石として追加された「アレキサンドライト」も、クリソベリルの変種の一つです。
 光源によって色が変色するという特殊効果を持つクリソベリルを「アレキサンドライト」と呼びます。
 だから、誕生石にクリソベリルを持つ2月生まれの人は、こっそり(?)、誕生石として「アレキサンドライト」を視野に入れてもいいと思いますよ!

 「アレキサンドライト」は、日光または蛍光灯の下では緑、そしてランプやろうそくの炎などの白熱光の下では茶色/紫がかった赤に変わるという、珍しく、とても希少性の高い石です。

 素敵っ!

                            以上、みちょるびんでした!

【参考】
「全国宝石卸商協同組合」HP「 誕生石改訂 プレスリリースについて

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