こんにちは、みちょるびんです♪
初恋は幼稚園の時だったと思う。
それまでは、みちょるびんの周囲には従兄弟だとかの親族しかいなかったので、幼稚園で初めて異性を意識することになった。
家の近所に住んでいる女の子と幼稚園の行き帰りを共にしたが、互いに勝気な性格でよく喧嘩していた。
奇しくも好きになった相手が同じ子で、幼稚園児ながら、その彼を巡って対立したことを覚えている。
2人でどっちのことが好きか、彼に迫ったこともあった。
その時はみちょるびんの勝利!
でもそのあとその男の子は、他の小学校に行ってしまい、それきり会うことはなかった。
小学校にあがってすぐ、みちょるびんは早くも人生最大のモテ期を迎えた。
放課後、教室の隅で、6人の男子に囲まれて、この中で誰が一番好きかと問われたのだった。
みちょるびんには1歳年下――幼稚園児――の従弟がいたが、それにいい気になったみちょるびんは、従弟に自分のことを好きかと訊ねては強引に好きと答えさせ、あなたは7番目よと数えていたことを覚えている。
だが、そのモテ期もそう長くは続かなかった。
なぜなら、口が悪いから(「子供の頃の思い出。(10)」)、すぐに怖がられる存在になってしまったからだ☆
惜しいことをした!
小学生の時は単純で、隣の席になった男子を好きになっていた。
みちょるびんはおしゃべりだし、打ち解けて仲良く話すようになったらすぐに好きになった。
新学期になって席替えをするたびに好きになる相手が変わるから、低学年の頃は1年に3人の男子を好きになっていた勘定になる。
高学年になると、さすがにそういうことはなくなった。
男子数人と女子数人の仲良しグループで、ローラースケートをしに遊びに出かけたことがあった。
ちょっとしたデートといった趣。
イケてるグループ交際といった感じがあった。
でもその時は、担任の先生が監視役として一緒についてきて、きわめて健全。
まだまだみんな、子供だった。
小学6年生の時、好きな男子と両想いになった。
人気の男子のハートをみちょるびんが射止めた格好だった。
親に隠れて交換日記なんかしちゃったりして、彼が自転車に乗って、みちょるびんの家まで日記を届けに来てくれたこともあった。
初めの頃はウキウキしたし嬉しかったのだけど、でもそのうちなんだかみちょるびんはいけないことをしているような、罪悪感を抱くようになった。
日記やプレゼントを交換しただけだったのに、嫌悪感みたいなものが感じられて、急にいやになった。
春休みに突入したことをいいことに、彼とは距離を置き、そのまま自然消滅したのだった。
彼には申し訳ないことをしたと思ったが、自分ではどうしようもできないことだった。
ところで、ずいぶんあとになって聞いた話であるが、小学5年生の時に、男子が好きな女子に投票して順位をつけるという遊びを秘密裏に行ったことがあったそうで、その時みちょるびんは第2位を獲得していたらしい。
そういう嬉しいニュースはえてして本人の耳には届かないものである。
第2位と言うと一瞬聞こえはいいが、手放しには喜ぶことはできない。
男子は、面白い女よりも、心優しい控えめな女子の方が好きなのだ。
結局、それなりに人気はあったのかも知れないが、‘本命’としては見られていなかったという厳しい結果が示されていると思う。
とは言え、半世紀以上もの長い間、独身街道をひた走っているこのみちょるびんも、小学校高学年の時には、華やいだ時代があったのだということをここに強くお伝えしたい。
とにかく、男子とも仲良くやっていたのだ。
ところが―――、である。
エスカレート式に中学校にあがって間もなくのこと。
ある1人の男子と口論になってしまった。
彼が我がままで冷徹な性格だという悪い噂は耳にしたことがあったが、彼と良好な関係でいたみちょるびんには信じられないことだった。
だが衝突したことで彼の機嫌を損ねてしまい、みちょるびんはその結果、男子全員を敵に回すことになってしまった―――。
多くの男子がその彼の報復を恐れ、彼と折り合いが悪くなったみちょるびんを、彼と一緒に無視するようになったのだ。
積極的に意地悪を働いてくる者はいなかったが、容姿に関するネガティブなあだ名で呼ばれるようになった。
ガラスのハートを持つティーンエイジャーとしては、ますます自分の容姿に自信を失うことになったし、気持ちも縮こまってしまうよね・・・(- - ☆)。
今時の言葉を借りると、スクールカーストの最下位に転落したといったところ。
だからさ、多感な中学校時代は、男子に冷遇された不遇な時代だったわけよ、みちょるびんは!
以上、みちょるびんでした!