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子供の頃の思い出。(13)

投稿日:2025年2月11日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 年に一回、秋ごろに地域のバザーが開催されていた。
 うちの母・マミーも駆り出されて、おでん係をしていた。

 小学生だったみちょるびんは500円のお小遣いをもらって、友達と一緒にバザー会場を巡った。
 手作りのかわいいぬいぐるみなどが安くで売られたりしていて、とても楽しみな行事だった。

 みちょるびんはこのお小遣いは、自分のために使っていた。
 自分が欲しいもの、自分が食べたいものを買う、何の疑いもなかった。

 一方、6つ年下の妹は、その少ないお小遣いの中から、家族皆に渡すお土産も買っていた。
 それはみちょるびんにとって衝撃的なことだった。

 修学旅行は一大行事だし、さすがにそういう特別な時はみちょるびんも家族への土産を買って帰ったが、やっぱり自分のものが優先だったように思う。
 自分とは異なるタイプの者が身近にいると、こんな風に自分本位なところが浮き彫りになる。
 自分を顧みるきっかけにもなった。

 さて、小学校高学年の時に、そのバザーで、学校行事の一環としてバザーの手伝いをさせれたことがあった。
 いろんな係があったように思うが、みちょるびんはクラスメイト数人と売り子の係になった。
 不用品として寄付があった小物類の販売コーナーを担当した。

 みちょるびんの実家はコンビニの走りのような商売をしていたが、みちょるびん自身はあまり店の手伝いはしていなかった。
 でも、この売り子役はなんだかとても面白かった。

 1つはお客さんとのやり取り――駆け引きが楽しかったんだと思う。
 自分の接客でものが売れるととてもうれしかった。

 売り子のこちらが黙っていては、お客さんは商品を手に取るだけで、すぐに元に戻す。
 だから、みちょるびんはお客さんに積極的に話しかけ、売る努力をした。

 「あなただけ、特別にお安くします」などとささやいて、勝手に値引きなんかもした。
 来る人来る人、皆に対し同じ文句を言っていたので、そのお客さんだけを特別扱いしていたわけではなかったんだが、客の心理をうまくついたずる賢いやり方だった。

 そんな風に言うと、大抵の人が話に乗ってくれ、買ってくれた。
 あるいは、小学生の言うことを面白がっていただけなのかも知れないがね。

 今思うと、大人の許可なく勝手に値引きをするだなんて、またここでも勝手気ままな性格を発揮していた。

 だけど狭い店でのやりとり。
 一緒に働いていた大人たちが気づかないはずはない。
 元々、善意で成り立っている行事であり利益追求しているものでもないし、多少の売り上げが減ることに対して目くじらを立てるような状況はなかったんだろうね。

 おかげで商品は余すことなく完売。
 すごく楽しかった。

 海外から帰ってきたばかりの頃に開催したフリーマーケットもバカ売れだった。
 こちらの方はいやらしい話、みちょるびんが出品していたものは全て外国で手に入れた珍しいものばかりし、客の目を引いたってこともあったんだと思う。

 でもこんな成功体験をすると、商才があるんじやないか!?と単純なみちょるびんなんかは勘違いしてしまう。

 その後占いで、思いがけず、「今の仕事を辞めて将来は商売を始める」と言われたことがあった。
 虐げられる毎日に嫌気がさしてきた時だったから、とてもときめいた。
 当時、油絵を習っていたからその話をしたり、宝石鑑別に関心がある旨つたえたら、まんまとその商売では絵画や宝石を扱うって言われたんだ。
 ますますワクワクするよねーっ!?

 実家の店は、家族が食べるのがやっとで収益はあまりなかったけど、商売をしていたことは間違いないし、なんかウカかれた。

 ちょうどみちょるびんの鬱蒼とした気持ちとピタッとはまったってことなんだろう。

 でも、そういう気持ちになったということは、多少なりともそういう憧れが胸の奥深くに潜んでいたということでもある。
 そういう気持ちは無視してはいけないと思う。

                             以上、みちょるびんでした!

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