こんにちは、みちょるびんです。
黄緑色の折り畳み傘の紛失劇からさかのぼること約7カ月前、実はみちょるびん、長傘も電車に置き忘れてしまっていたのでした!!
全然、反省できてなーい。
1.始まりは、いつも雨
今日は、朝から雨だった。
ラジオで雨足が強いと言っていたので、長傘で出かけた。
御徒町での用事が終わり、池袋の地下街で寄り道をしているときに、はっと、自分が傘を持っていないことに気づいた。どこに置いてきたのか・・・・、電車を降りてから、どこにも立ち寄ったりはしていない。
と、いうことは、電車の中――――!!
目の前が真っ暗になる思い。ショックである。
外はまだ、雨。しかし、それ以上にショックだったのは、気に入っている傘だったということ。買ったのは、もうずいぶん前ではあるが、絵柄が気に入っていた。
赤やピンクで彩られたルージュやハイヒールの柄で、ポップで華やかな傘。透明の丸いボールのチャームもかわいかった。また新たにお気に入りを探すのは、意外と大変なことだ。それに、それなりにいいお値段だった―――。
なんとかまた無事に帰ってこないだろうか・・・。
2.初動が大切
私はすぐに、JR駅に戻った。
去年のストール事件が思い出されるが、あのときは地下鉄であり、終点があるので、ある意味、捜査範囲は限定されていた。しかし、今回は山手線。たくさんの客が乗り降りする電車・・・。
改札の駅員さんに事情を話すと、5・6番ホームの一番後ろに「落とし物係」があるので、そこに行くように言われ、入場券を渡された。
5・6番ホームは、奇しくも、私が下車したホーム。何たる偶然。
「一番後ろって、どこ?」と、いぶかしく思ったが、5・6番ホームはどうやら、電車が同一方向に入構するホームのようだった。つまり、電車の進行方向向かって、一番後ろのホームということだった。「落とし物係」は、簡素な建物だった。
3.期待外れ
中に入り、係員さんに長傘を車内に忘れた旨伝えた。おそらく乗車していたのは8号車だったこと、座席の端に座って傘を手すりに掛けていたこと、私の前にも誰かが白いビニール傘を忘れてそのままになってしまっていたこと。そして私の傘の特徴。
たまに、車内アナウンスで、お客様のお忘れ物を確認中・・・と聞くことがあったので、私はそれを期待していた。しかし、捜索はしてもらえないとのことだった。
親切な人が、駅に届けてくれるのを待つか、電車が車庫に入るまで待つかの二者択一。問い合わせ先が書いてある紙を手渡された。
それにしても―――。
電車の中で、私の前の席に座っていた人が、席を立った時に、「(白いビニール)傘をお忘れではないですか?」と私は親切に声をかけたのだ。結局、違ったようだったが。
それなのに、私の降車と入れ替わりに腰かけた人は、私には声をかけてくれなかった。
「傘をお忘れではないですか?」―――。それが、はがゆく思われた。
4.山手線の特徴
山手線は環状運転を行っているため、車両はどうも、夜になるまでは、ぐるぐる回り続けるらしかった。気が遠くなる。その間、たくさんのいろんな人を乗せるのだ。
私の傘は無事に戻ってくるだろうか? どれだけの傘が忘れ物として届けられるのだろうか? 一つ一つ丁寧に対応してもらえるものだろうか?
たかだか傘のために――――???
電車は約1時間で一周すると言うので、私は,電車を待ち伏せしてみることにした。
当該電車を特定するために、私が何時に下車したのか、ICカードの記録から確認できないか訊いてみたが、それはできないと断られた。
こうなったら、自分の記憶に頼るしかない。(つづく)
以上、みちょるびんでした!