こんにちは、みちょるびんです♪
前の週の金曜日に急遽、翌1週間の夏休みをとることになったみちょるびん。幸運にも空きが出ていた寝台特急「サンライズ出雲」の寝台Aのチケットをゲット、それを発端に出雲旅行を計画した。結局は「サンライズ出雲」は運休となり乗れなかったが、代わりに飛行機に切り換え旅行を決行。当初の予定ではJR出雲市駅からその日宿泊予定の「日御碕灯台」までは、直通バスで移動することを考えていたが、バスは途中の「出雲大社」までしか行かないことが判明。2時間の空き時間ができてしまったため、タクシーを利用したのだった。
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のどくろ煮付け定食をたいらげたあとは、一旦、全国からファンが押し寄せるというウニ丼屋の下見を行った。
定食屋で見たチラシの遊覧船を(「出雲旅行!(8.定食屋にて)」)、9:30「稲佐の浜」発の便の利用とする場合は、日御碕は9:07発のバスで発つ必要があり、そうなるとウニ丼ランチの夢は、次回持越しということになる―――。
とは言え、夕刻の便の乗船もありえるわけなので、その場合はウニ丼ランチの道は残されているのだ!
お店は定休日で閉まっていたが、看板メニューの写真が貼り出されていて、確かにウマそうだった。
しかしその分料金も立派。
のどくろ煮付け定食も決して安くはなかったが、それを上回る金額。
人気の高さを表しているように思った。
さて、日御碕観光に際し、どう回ったら効率的かと考えた。
「日御碕灯台」は宿屋の近くにあり、いずれにせよ宿屋には戻るわけなので、先に「日御碕神社」に行ってみることにした。
地図で見ると、「日御碕神社」は道を南下したところにあり、食事をしたエリアからは「日御碕灯台」とは反対の方向にあった。
実はウニ丼のお店に行く少し手前のところに、鳥居があって上り階段があった。
ひっそりとたたずんでいるといった感じの場所で、「神蹟 隠ヶ丘入口」となっていた。
高いところ好きのみちょるびんは興味をそそられたが、鳥居の下から階段の上の方を見上げてみると、鬱蒼とした雰囲気があって、一人で行くにはちょっと怖い感じがして躊躇された。
それに結構上って行かなきゃならない感じがあって体力を消耗しそうな気もした。
帰りに体力があれば行ってみることにし、先に進んだ。
あとで調べてみると「神蹟」とは、かつて社のあった旧跡のことを言うのだそうで、現在の「日御碕神社」にスサノオノミコトが祀られる前に鎮座されていたと言われているのがこの「隠ヶ丘」になるのだとか。
スサノオノミコトは、大国主に後事を託し根の国へ行ったが、そこで柏の葉を取り「これが止まった所に住もう」と言って放り投げ、それが落ちた場所がこの地とされているらしい。
「日御碕神社」の方に坂を下って行くと、右手に、青い海に浮かぶ小さな島が現れた。
荒い岩肌の島の上には鳥居が見え、神秘的。
タクシーの運転手さんから聞いた「経島」(ふみしま)であることがすぐにわかった(「出雲旅行!(7.次なる一手)」)。
その威厳ある美しさに、思わずおおおと声を上げてしまったほどだった。
みちょるびんが自宅で旅行の計画を立てている時に、Googleマップ上に、日御碕の東側に「熊野神社」を祀る「権現島」という島があるのを見つけた。
対岸に渡るための渡し船乗り場というのもあったし、是非行ってみたいと考えていた。
それでタクシーでの移動中に、その神社のことを運転手さんに訊ねたつもりでいた。
その時は島や神社の名前を憶えていなかったので、島の中にある神社・・・という訊き方をしていた。
だから運転手さんから、年に1度の神事に携わる神職以外は上陸が禁じられている島があると聞かされたときは、てっきりこの「権現島」のことなんだろうと思った。
しかし、その島が日御碕の西側に鎮座する「日御碕神社」から臨むことができるという話が出た時には、さすがに違和感を覚えたのだった。
その島に関するその他の情報としては、ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されているということ。
ウミネコの調査団だけは特別にその島に足を踏み入れることが許されている・・・ということだった。
そんなわけで、島の上に鳥居があり、すぐ手前にあるテトラポットにたくさんの白い鳥が止まっている様子を見て、運転手さんが教えてくれたあの「経島」だということが直感的にわかった。
とは言え、実のところ、あのたくさんの白い鳥が本当にウミネコなのかということに対しては自信が持てなかった。
カモメである可能性だってあるのだ。
だが後に、撮った写真を見返したことで、あの鳥たちがウミネコであったことがわかった。
まずカモメとウミネコの違いは、ある程度離れていても見分けがつきやすいのは尻尾の色の違いなんだそうで、カモメが真っ白なのに対して、ウミネコには黒い模様が入っているとのことだった。
また、カモメはくちばしが黄色いが、ウミネコのそれは、先に赤と黒の模様が入っているとのこと。
ウミネコは毎年11月下旬から冬にかけてこの「経島」に飛来し、3月頃から産卵、孵化し、7月頃に北へ飛び立っていくらしい。
7月に入って間もないこの時期、ウミネコが島を離れる前だと考えれば、あのたくさんの鳥の存在とも辻褄が合う。
ところで、「経島」への一般の立ち入りは禁止されていると聞くと、行ってみたいと思うのが人情。
ウミネコ調査団の一員になるしかないと邪なことを考えてしまうが、だがそのためには、ウミネコ愛が周囲に認められるほど熱心に活動し、実績を積んで信頼を勝ち取らないといけんのだろうな。
それはそれで道のりは険しそうだ☆
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!



