こんにちは、みちょるびんです♪
前の週の金曜日に急遽、翌1週間の夏休みをとることになったみちょるびん。幸運にも空きが出ていた寝台特急「サンライズ出雲」の寝台Aのチケットをゲット、それを発端に出雲旅行を計画した。結局は「サンライズ出雲」は運休となり乗れなかったが、代わりに飛行機に切り換え旅行を決行。当初の予定ではJR出雲市駅からその日宿泊予定の「日御碕灯台」までは、直通バスで移動することを考えていたが、バスは途中の「出雲大社」までしか行かず、2時間の空きを埋めるためにタクシーを利用した。そうして出かけた日御碕では存分に観光を満喫、翌日は急遽船を出してもらえることになり、日御碕湾遊覧とレジャーフィッシング客のお迎えを体験。出雲市に戻ったあとは、「出雲大社」でお詣りをした。
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出雲旅行3日目、「石見銀山」に移動する日―――。
朝9:07発の特急列車「スーパーまつかぜ」で出雲市を発った。
列車では席の指定もできたが、平日であり、混まないだろうと踏み、自由席にした。
間違って違うホームに行くなど時間のロスがあり、出発ホームに行ってみると既に乗車を待つ列ができていて焦った。
「スーパーまつかぜ」は2両編成なので、1つが指定席でもう一方が自由席の車両ということになる。
自由席は後ろの車両になると聞いたものの、そもそも進行方向がどっちになるのか見当がつかず、どの列に並ぶべきか若干の混乱があった。
それでもなんとかうまい具合に窓側の席を陣取ることができた。
車内はいい感じに席は埋まっていたように思う。
電車が走り出して間もなく、進行方向右側に海が現れた。
しまった!
何も考えずに、左側の席にしてしまっていた。
思いのほか長い時間、車窓の外には海が広がり、右側の席からの眺めはとても良さそうだった。
復路は絶対に、進行方向左手の席にしよう!と心に誓った。
9:29頃にJR大田市駅で下車、駅員さんに「石見銀山」行きのバス停の場所を訊いた。
出口を出てすぐ左手だと言われて行ってみたら、本当にすぐ近くにあった。しかも、お手洗いのすぐ目の前だった。
バスの発車時間が9:37で、乗り換え時間はわずか5分くらいしかなかいことは予め知っていたので、そんな時間はないだろうとお手洗いはホテルで済ませてきたつもりだった。
しかし、便所を見るとなぜかまた行きたくなってしまうのだ。すかさず用を足した。
それでも全然余裕だったのは、お手洗いがバス停に近いから。
超便利屋!と、皆に広く伝えたい気分になったが、利用客が他にいなかったおかげっていうのもあるのかもね☆
さて、お手洗いから出ると、バス停のベンチに小学校低学年くらいの女の子とおばあさんが腰かけていた。
そして少し離れたところには若い男の人が立っていて、電話をかけ始めたところだった。
「直前だが、今からでも大丈夫か?」と電話の主に問いかけ、了承された様子があった。
何かの予約のように聞こえたが、なんだろう!?
そんなことを考えていると、今度は駅の方から、女の子のお母さんらしき女の人が、観光案内所の係と思しき人と話しながらやって来た。
バスの乗り換えのわずかな時間に観光案内所に駆け込んで質問をし、時間がないことから、親切な係が説明を続けるためにわざわざバス停までついて来た・・・といった感じだった。
係が、みちょるびんもJR出雲市駅の観光案内所でもらった「石見銀山みてあるき――ウォーキングマップ」を手渡しているのが見えた。
そして、現地での移動は電動ゴルフカート型車両「ぎんざんカート」の利用を勧めているのが聞こえた。
小さい女の子とお年寄りが一緒なので、さすがにレンタサイクルは無理だろう。
それからすぐに「世界遺産センター」行きのバスが到着した。
バスはローカルバスなので、トランクに荷物を預けることはできない。
キャリーバッグはそのまま車内に持ち込むよりほかなかった。
混んでいたら迷惑になるな・・・と心配したが、乗客が少なかったので良かった。
「石見銀山」の観光エリアとしてはまず「大森代官所跡」バス停が最初の停留所だった。
観光案内所の係の指示通り、3人組はそこで降りて行った。
ぎんざんカートの始発がそこから出ているのだ。
みちょるびんは10時過ぎに、その次の次の大森バス停で下車した。
電話をかけていた男の人も同じだった。
みちょるびんが最初に目指していたのは、その日に宿泊する宿屋だった。
とにかくキャリーバッグを預けて身軽にならないことには、観光も始められない。
それに、地元の人に、お勧めの観光スポットだとかいろいろアドバイスをもらいたい気持ちがあった。
初めは同じ方向に向かって歩いていた男の人も、キャリーバッグを引いて歩くみちょるびんを引き離し、先に行ってしまった。
だが直に、彼の姿をとらえることになった。
彼はある建物の前で年配の女の人と話をしていた。
その建物の軒先には、「ツアーガイド」と大きな文字が見え、出発が10:30であることが記されていた。
なるほど、大田市駅前のバス停で彼がしていた電話は、あのツアーガイドの予約だったんだ!
みちょるびんはそれを尻目に、宿屋に急いだ。
宿屋はそこからさほど遠くなかった。
おそるおそる大戸口を開けて敷地内に入った。
だが肝心の玄関は、固く閉ざされていた・・・(- - ☆)。
電話をかけてみたが誰も出ず、前日と同様に相変わらず留守電になっていた(「出雲旅行!(23.出雲大社(後編))」)。
家屋に沿って奥に進んでみると小さい中庭があり、戸窓からは、廊下に干してあるタオルが見えた。
誰かいないかと様子を伺ったが、家はひっそりと静まり返っていた。
家主は食材の買い出しに出かけているのだ!
さて、困った。
この暑い中、このキャリーバッグをゴロゴロ引いて観光などできない!!
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!
