こんにちは、みちょるびんです♪
前の週の金曜日に急遽、翌1週間の夏休みをとることになったみちょるびん。幸運にも空きが出ていた寝台特急「サンライズ出雲」の寝台Aのチケットをゲット、それを発端に出雲旅行を計画した。結局は「サンライズ出雲」は運休となり乗れなかったが、代わりに飛行機に切り換え旅行を決行。当初の予定ではJR出雲市駅からその日宿泊予定の「日御碕灯台」までは、直通バスで移動することを考えていたが、バスは途中の「出雲大社」までしか行かず、2時間の空きを埋めるためにタクシーを利用した。そうして出かけた日御碕では存分に観光を満喫、ホテルでも楽しい夜のひと時を過ごした。翌日は急遽船を出してもらえることになり、日御碕湾遊覧とレジャーフィッシング客のお迎えを体験、その後、出雲市に戻った。
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JR出雲駅15:00時発のバスに乗るべくバス乗り場に向かうと、待っている客はほとんどいなかった。
13:20発のバスに長蛇の列ができていたのを見て心配していたので、空いていて良かった☆
また元来た道を戻る格好で「出雲大社」に向かった。
前日に「日御碕灯台」に出かけた時も「出雲大社」経由だったし、3回目となるその景色にも少し見慣れてきた。
この路線は大型ショッピングセンターや大きな病院などにも立ち寄るので、市民の足としても利用されているに違いなかった。
さて、バスに揺られながらお詣りの計画を練った。
「出雲大社」のあとは「稲佐の浜」に行くことも視野に入れていたので、できるだけ体力をセーブして参拝したいという希望がみちょるびんにはあった。
「大社バスターミナル」からなら、より「出雲大社」に近いので、そこで下車しようかとも思ったのだが、観光案内所でもらった「出雲大社ご案内図」というマップを見ると、参拝の心得として4つの鳥居をくぐることが推奨されていた。
石、鋼、鉄、銅とそれぞれに違う素材を使った4つの鳥居を丁寧にくぐり、ご本殿までの間にしっかりと心を整えましょう。
そんな風に言われると、いきなり4つ目の鳥居から攻めようとしていたことが後ろめたく感じられてくる・・・(- - ☆)。
やっぱりせっかく来たのだから、せめて正面前のバス停で降りて気分を上げていくことにした。
正門前のその大きな鳥居には見覚えがあった。
最もこの鳥居はマップによると「二の鳥居」であるから、1つめはスキップしたことになるのだが。
時刻は15:30過ぎで、まだ外は十分暑かった。日陰を求めながら参道を歩いた。
「祓社」(はらえのやしろ)をお詣りし、清めてもらった。
「三の鳥居」をくぐると松の参道に出た。
背の高い松はとても美しく立派だった。
日陰がとても気持ちが良かった。
金色に髪を染めた一人の若者がすごく熱心に写真を撮っていて、それが印象的だった。
「出雲大社」は、6年前にも来たことがあった。
巡りながら、記憶が蘇っていた。
お伊勢参りをした時は、「内宮」と「外宮)」をはじめお社が点在していたため、移動にバスを使わなきゃならないなど、お詣りには根気がいったが、その点「出雲大社」はコンパクトにまとまっていて回りやすかった。
ある場所で、数人の若者が賑やかにやって来て「こっちこっち」と手招きいている場所があった。
何かと思って様子を見ていたら、軒下を覗いていて、砂がどうとか話しているのが聞こえた。
見ると、砂の入った木箱があった。
そう言えば、前回訪れた時も同じようなシーンがあり、なんだろう?と不思議に思っていたことを思い出した。
しかし、そのうちそのことも忘れてしまい、謎はそのままになっていた。
その場所は素戔嗚尊(スサノオノミコト)をお祀りしている「素鵞社」(すがのやしろ)で、あとで調べたら、軒下にあった砂箱に入っていたのは八雲山の御利益のお砂なのだそうだ。
八雲山とは「出雲神社」の北にある神域で、神職すら入ることができない禁足地なのだそう。
実は「素鵞社」の裏手にあった苔むした岩を前に、アベックが意味ありげに佇んでいたのが気になったみちょるびんだったが、ちょうどせり出していた岩は八雲山の磐座(いわくら)で、これまた信仰の対象となっているということだったらしい。
因みに、磐座前に奉納されたお砂を授かるためには、「出雲大社」から西にある「稲佐の浜」の「弁天島」を参拝し、浜の砂を採取する必要があるとのこと。
「出雲大社」のお詣りを終え、最後に「素鵞社」を参拝する際に、「稲佐の浜」で採取した砂を「素鵞社」の木箱へ入れ、代わりにそこの砂を持ち帰ることができるのだとか。
持ち帰ったお砂は、神棚にお供えしたり、自宅の四隅にまいたりすることで、厄除けになるとのこと。
また小袋に入れて持ち歩くことで、縁結びのお守りにもなるとのこと。
なるほど、そういうことだったのか!
それにしてもお砂を頂戴するためには、「稲佐の浜」が必要とはね。
次回参拝の際は、「稲佐の浜」から始めよう!
そう言えばあとで知ったのだが、「日御碕神社」にも1日に決められた数だけ授与される貴重な「砂のお守り」があったらしい。
「出雲大社」にしろ「日御碕神社」にしろ「砂」がお守りとは面白い。
でも、「日御碕神社」の砂はちょっとユニークで、元は地鎮祭に使用される「神砂」なんだそう。
昭和40年に、交通事故で医者から見放されるほどの重症を負った人物にその「神砂」を塗ったところ奇跡的に完治したのだそうで、それ以来、交通安全などのお守りとして人気となったとのこと。
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!








