【「金欠」と公言している最中の日記】
P様(みちょるびんが大好きなイタリアンブランド)ショップに出かけ、気になっていた腕時計を見せてもらった。
個性的な面白いデザインで、文字盤自体はラウンドなのだが、それを囲むケースは、ツートンカラーで、クッション(角が丸い正方形)型のプラスチック製だった。
手首が隠れそうなくらいにケースが大きく、また、ベルトも幅広だったので、結構な存在感があった。
いくつか色の展開があったが、お店で見せてもらえたのは、私が気になっていた配色のものではなかったので、今一つ、よくわからなかった。
値段は、納得のお値段。
いや、立派な革のケースがついてくることを思えば、むしろ、良心的と言えるかも知れない。
もしかすると、P様は、商品として、初めて時計を展開するので、客の様子を探るために、少し、値段を抑え気味に設定したのではないか・・・そんな気がした。
海外で買えば、いくらかは安くなるだろうか。
この夏に、ヨーロッパに住む友達のところに遊びに行く計画を立てているから、そこで買うというのはどうだろう?
うーん・・・。
出かけるのは、まだ、少し先であるし、この時計が、そんなに長い間、売りに出されているとも思えない。
それは、危険なカケである。
本当に欲しけりゃ、今、ゲットするしかない。
いつも利用している、デパートのショップの方にも照会したのだが、時計は、路面店だけのお取り扱いとのこと。
それだけ、品数に限りがあるということなのか。
それとも、この商品自体が、試験的なもの(みちょるびんの勝手な憶測)だからか・・・。
みちょるびん的には、とても悩ましい。
これまで、P様は、春夏、秋冬と、コレクション毎に、何かしら(手頃な値段のものも含め)のアイテムを、コンスタントにゲットしてきたという実績があるのだ。
今シーズンは・・・お金がないから、腕時計はあきらめるしかない・・・?
そうは言っても、バッグ類もだいたいは持っており、幸か不幸か、今シーズンで心惹かれるバッグは、今のところないのだ。
と、なれば、時計好きの私としては、やはり、P様のレア・アイテムとも言える腕時計は、外せないのではないか。
そう思うのである。
この値段は、これが時計であるということを考えた時、決して高くはない。
まぁ、他の、時計専門メーカーと比較してはいけないし、ムーブメントも、専門店ほどの値はつけられないということなのだろうけどね。
がんばれば、ひねり出せない金額じゃない??
【その1週間後の日記】
P様ショップに行った。
腕時計を見に行ったのだ。
深緑の配色の時計があるだけで、お目当ての赤と青のコンビネーションのものはなかった。
だが、入荷予定はあるらしい。
それで結局、予約を入れることになった。
店員さんの話では、昨日だか、一昨日だかは、海外からの注文で、パープルの配色の時計が売れてしまったとのこと。
LAなどでも、品切れになっているらしい。
この様子だと、やっぱり、夏のヨーロッパ旅行まで、うかうか待ってなどいられない。
ここで決めてしまうしかないのだろう。
キャンバス地の、カラフル柄のショルダーバッグが、今日入荷したと、紹介された。
ステキだった。
だけど、今回は、バッグの購入は考えられない。
買うなら、時計なのだ。
それにしても、予約の手続きで、店員さんに長く待たされている間、ソファに座って店内を見ていると、やっぱり、P様はイカすと改めて思った。
あれもこれも、欲しくなってしまう。
メンズコーナーには、ロボットが置いてあった。
時計が2つ買える値段だった。
まとめ買いする人もいるらしい。
うらやましい話である。
プラ吉(みちょるびんの造語。(ピィ)ラダ(ピィ)ちがいの略)としては、本来、コレクションに加えるべきアイテムだと思うのだ。
でも、さすがに、その値段はちょっとね・・・。
お金があったらなぁと、つくづく思った。
高級化粧品もずっと使い続けて、P様も好きなだけ買いたい。
それを目標に、働くってのはどう、みちょるびん!?
余談だが、今日は、だいぶ前に買ったP様の緑色の長財布を久しぶりに使ってみていた。
なんとなく、長財布の気分だったのだ。
しかし、小銭入れが使いにくいこと!
小銭を出そうと思っても、本体が硬いため、口を大きく開けられず、中を覗けないのだ。
それに、釣銭も、小銭入れにうまく入れられない。
命中せずに弾かれた10円玉が、コロコロ転がっていく始末。
先日、テレビで、宝くじで何度も高額当選したと言う人が、「財布は黄色だ」と言っていた。
あれは、やっぱり、本当なのだろうか?
あんまり古い財布をずっと使うのは、よくないとも聞いたことがある。
私はいろいろなサイズの財布を、たくさん持っている割に、どれも中途半端にしか使っておらず、ただ古くなってしまっているのよね・・・。
それとも、ゴールドP様を買おうかなぁ。
黄色よりも効果ありそうじゃない?
ダメかな??
【それから更に10日後の日記】
今日は、同僚とのランチをがまんし、P様ショップに出かけた。
P様ショップから、注文していた時計の到着を知らされてから、そろそろ1週間になろうとしていた。
保留できるのは1週間。
日程的に、今日の昼休み時間中に行った方がいいと思ったのだ。
まず、ショーケースの中に、ディスプレイされている時計が、私が予約し、期待していたものだということに気づかなかった。
店員さん曰く、サンプル写真は、照明の関係で、違う印象に写っていたということだった。
先日見せてもらったグリーンの2色コンビと、色違いのものだった。
私は、写っていた写真に好印象を持っていただけに、ちょっと、拍子抜けした。
改めて、時計を手に取ってみて、少し悩んだ。
他の、パープルと深緑のコンビを見せてもらった。
それはそれで、シックでおしゃれな配色に思えた。
しかし、このようにサイズが大きくて、存在感のある腕時計は、七分袖や半袖の時に着用することになり、となると、使用する季節は、’春・夏’ということになる。
自分の持っている服を考えると、赤と青の組み合わせの方がマッチしそうだった。
赤色も、心配したほど、(パーソナルカラーの)春子や秋子の色ではなかった。
それに、このくらいの赤色の方が、おしゃれなのかもしれない。
おそらく、夏の白いスカートや、カジュアルなジーンズに映える配色は、これだろう。
他に、在庫があるようであれば、比較した上で、決めたいと、店員さんに申し出たところ、3、4つ持って来てくれた。
こんなにあったとは・・・・。
少しだけ、がっかりしたりして。
他の人に、同じ時計をしていてほしくないのだ。
まぁ、レア・アイテムには相違ないのだがね。
結局、最初に見せてもらった時計にした。
最初から素直に、それにしとけば良かったのだ。
ごめんね。
そうやって、P様初登場の時計は、私のP様コレクションに仲間入りしたのだった。
任務完了。
以上、みちょるびんでした!