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ベルギー旅行の思い出。(9.最後の追い込み)

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こんにちは、みちょるびんです。

【帰国の日(日記)】

 出発の日。

 なんとか、荷物もバッグに収まった。

 空港では、行きの時とは対照的に、すぐにチェックインすることができた。
 ただし、成田行きのフライトの席は、友子と私はバラバラになっており、ブリュッセル空港では変更できないと言われた。

 変な話である。
 誰が勝手に席を決めたと言うのだ。
 この受付の人以外、いないのではないか!?
 12時間もの長い間、別々の席だなんて、これでは’一人旅’と同じである。
 乗り換え地のアムステルダムで変更してもらうよう言われたが、ここで出来ないものが、向こうでは出来るのだろうか。
 一抹の不安である・・・。

 私たちは、制限エリアに入ってからも、最後の土産を物色したかったので、見送りに来てくれていた鈴子とは、すぐに別れた。

 ありがとう、鈴子。
 ベルギーの主要な観光地をたくさん巡ることができたのは、鈴子のおかげ。
 そして、運転、お疲れ様。
 ゆっくり休んでね。
 次回は、日本で、会いましょう!
 とにかく、長い間、お世話になりました。
 ありがとう!!

 私と友子は、土産物店を覘いて、友子は、ベルギービールを、私は、義弟用にTシャツを買った。

 乗り継ぎ地、アムステルダムまでのショートフライトも、私と友子は、別々の席だった。
 妙な話ではないか。

 到着したアムステルダムでは、2時間の乗り継ぎ時間があるはずだったが、実際は、あまりのんびりできなかった。

 まずは、席の確保が先決。
 幸い、すぐにカウンターを見つけられ、座席変更を依頼した。
 どうやら、今日のフライトにはツアー客が多いらしく、私たちは、そのために、離れ離れにされていたらしい。
 しかし、何とか頼んで、隣同士の席を押さえてもらえたので、良かった。

 そうこうしているうちに、ボーディングの時間まで、残り1時間くらいになっていた。
 朝は何も食べていなかったし、搭乗してから、機内食が出てくるまではしばらく時間がかかると思われたため、軽く腹ごしらえをした。

 そして、性懲りもなく、もう1枚Tシャツを追加で購入した。
 ビールの絵柄。
 これは、義弟に良さそうだったので、ブリュッセル空港で買った方を、父・パピーに回すことにした。
 ビールTには、’German’(ドイツ)との文字が入っているが、それは勘弁してもらおう。
 きっと、「小便小僧」の絵柄よりはマシに違いないのだから。

 友子も、マグネット好きの友人のために、マグネットを購入した。
 「みちょるびんのセンスで選んで!」と言われた時は、何だか、私の趣味を肯定されたようでちょっぴりうれしかった。
 友子が買おうとしていたものと別のものを提案してみたところ、採用された。

 もう、ボーディングの時間まで、あと10分くらい。

 私は少し焦っていた。
 と、言うのは、ブリュッセルで土産として購入したレース製品の免税手続きをしたかったからだ。
 払い戻しの額は、さほどでもないとは言え、それでも、Tシャツが1枚買えるのだ。
 本来であれば、友子もGッチのイカす長財布を買っていたので、免税の対象となるはずだったのだが、私のP様(みちょるびんが大好きなイタリアンブランド)と同様、担当者がいないということを理由に、必要書類を作成してもらえなかったのだ。
 買い物が、閉店間際だったからね・・・。

 幸い、免税カウンターは、私たちが利用する搭乗ゲート「F」エリアの方向にあるということではあったが、Fエリアの端まで行ってみても、免税カウンターを見つけることができなかった。

 あまり時間がない。
 私は、向こうから歩いてくる空港職員を捕まえて、尋ねた。
 彼は、親切に、手続き後に書類を投函するための、免税専用ポストの所在を教えてくれ、そして更に、免税カウンターの近くまで私たちを案内してくれた。
 大変わかりづらい場所だったので助かった。
 ありがとう!

 長蛇の列でないことを祈ったが、幸い、誰もいなかった。
 「モノは?」と係の人に訊かれ、小さいボストンバッグに入れて持ち歩いていた紙袋を取り出して見せた。
 合格。
 良かった。
 中身までの追求はなかった。

 そうやって、私たちは、バタバタと成田行きのフライトに乗り込んだ。
 友子には申し訳なかったが、私は、通路側の席に座らせてもらった。

 行きは12時間で、帰りは、偏西風の影響で1時間短縮の11時間のフライト。
 私は、溜まった日記を書いたり、映画を観たりする等して、フライトの前半を過ごした。
 後半は、できるだけ寝ようとしたが、あんまり。
 友子も眠れなかったらしい。

 日付が変わって、朝8時半頃だったか、日本に到着。

 とりあえず、預け荷物も、無事に手元に戻って来た。
 友子はこれから先も、まだ長い。今度は、羽田空港で、飛行機を乗り継がなければならないのだ。
 15時過ぎの飛行機らしく、待ち時間も長い。
 気の毒である。
 今回は、食事はせずに、友子とはすぐに別れた。

 友子もありがとう。
 楽しい旅でした。
 また、来年もよろしく!!

 成田空港を出発して、家に到着するまで、約2時間かかった。
 無性におにぎりが食べたくなったので、途中で、おにぎりを買って帰った。

 いつも長く家を空ける時は、空き巣に入られていないかと緊張する。
 家の玄関のドアを開けると、少しかび臭い匂いがした。
 床の上のものがごちゃごちゃしていたので、「荒らされた!?」と一瞬驚いたが、すぐに、自分で散らかして出かけていたことを思い出した。

 特に、変わった様子はないようだった。
 が、一つだけ、小さな変化に気づいた。

 キッチンに飾っている、ガラス細工の小さな人形たちだった。
 この人形は、それぞれガラス細工の浮き輪が縛り付けられており、水を張ったガラスの器の中に入れると、浮き輪で釣られた人形が、ちょうど、水中水泳しているかのように、ぷかぷか浮くようにできていた。
 私が旅行に出かける前は、3人ともこちらの方を向いて浮かんでいたのだが、帰って来てみると、皆、背を向けていた。

 地震でもあったのかな・・・?
 そんな風にぼんやり考えた。

 一旦落ち着いて、実家に電話した。

 両親とも、無事の帰国を喜んでくれた。
 そこで、昨日、東京で、震度5の地震があったのだと知らされ、びっくりした(注)
 家の様子からは、にわかに信じられなかった。
 震度5という地震が、どれくらいの規模なのか、想像できなかった。
 旅行に出かけていなかったら、私はどこにいただろう。
 私は、一人で、その恐怖を体験していたのかもしれないと考えると、とても恐ろしく感じた。

 後で気づいたのだが、棚に飾っていたピアノの置物の足が折れていた。
 その前に立てかけていた絵の額が倒れかかり、その重圧に耐えられなかったらしかった。
 これも、地震の影響だった。
 細い足だったからね。
 かわいそうなピアノ。
 ごめんね。

 おにぎりを食べた。
 うまかった。

 そして、ダンスレッスンまでの間、4時間くらい、寝ることにした。
 今夜は、ダンス教室に行こうと思っている。
 ダンスライブを控えており、今日は、その前の、最後のレッスンなのだ!!

                            以上、みちょるびんでした!

(注)本件は、東日本大震災とは別のものです。幸い、亡くなられた方はいらっしゃらなかったようですが、記録では、関東で、30名近くの方が重軽傷を負われたようです。

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