旅行

ベルギー旅行の思い出。(5.結局、これだね!)

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こんにちは、みちょるびんです。

【滞在4目の日記】

 今日は、ベルギーの北東部にあるアントワープを訪れる。
 朝は、いつものように起きて支度し、9時頃に出発した。

 なかなか順調だった。
 まずは、ガソリンスタンドに立ち寄って給油し、パンを購入。
 駐車して、パンを平らげたあと、いざ、出陣。

 アントワープには、10時半頃に到着した。

 当初、まずは「アントワープ州立ダイアモンド博物館」を見学し、その後に、ダイアモンド製品を販売している日本人のディーラーさんに、ジュエリーを見せてもらうということを計画していた。
 しかし、博物館の近くにある中央駅がすぐに見つからず、時間のロス。
 博物館を回っている時間的余裕がなくなり、先に、ディーラーさんに会いに行くことになった。

 アントワープで宝石屋をしていると聞いていたので、キラキラしたマダムを想像していたのだが、ディーラーさんは、男の人だった。
 アントワープに在住して15年。
 元々、お父様の代から宝石商をされており、宝石業界に入るのは、彼にとって自然だったようだ。

 ディーラーさんが構えるオフィスまでの道のり、ユダヤ人らしき人々に遭遇した。
 黒いスーツに、黒のハット、そして、白い髭をたたえていた。
 これが巷で言うところの、ユダヤ人ルックなのか!?

 不思議なほどに、皆、同じ格好をしている。
 この男の人たちを、この狭い地域で、たくさん見かけた。
 ガイドブックによると、この辺の業界は、ユダヤ人が仕切っているとあったが、この人達に違いなかった。

 私たちは、携行していたパスポートで厳重なチェックを受けながら、ようやく建物の中に通された。
 建物内には、以前、テレビで観たことがあったグレーの暗い個室の入り口が並んでいた。
 エレベーターホールのところに、’探しているダイアモンドの条件’が提示された紙が貼られているなどもしていて、興味深かった。

 私たちは、個室の一室に通され、早速、ディーラーさんに、ダイアモンドジュエリーを見せてもらった。

 このディーラーさんが扱うジュエリーは、鈴子の知り合いの、宝石好きの女性のお墨付きだと聞いていたので、ハイクオリティーのものが見られるのだろうと、私は、期待でわくわくしていた。
 しかし、実際に出てきたものは、まぁ、よくあるデザインのもので、石も、特別に良いというほどのものではなかった。
 だから、率直に言うと、私はあまり、テンションが上らなかった。
 まぁ、ディーラーさんも、客を見て、出す商品を判断しているんだろうけどね。

 それでも、友人が気に入ったものを見つけ、購入を決断する場に居合わすのは楽しい。
 友子は、ティアドロップのパヴェのペンダントを気に入り、購入した。
 華奢なチェーンとホワイトの台座は、友子にとても似合っていた。

 提示された値段が、高いのか安いのか、正直なところ、私には判断がつかなかったが、ダイアモンド産業の中心地として有名なこのアントワープで、人生初ダイアを入手することは、大変記念になるのではないか。
 それに、30代半ばという年齢を考えても、こういうものを持っておいても、全然おかしくないのだ。
 また、デザイン的に、カジュアルにも着けられるので、いろいろなシーンで活躍できるだろう。
 いい買い物ができて、良かった。

 鈴子も2つほど、気になるアイテムに出会った。
 一つは0.75キャラットのFカラー(ほぼ無色)ダイアモンド。
 クオリティーがSIクラスとは言え、問題ない美しさ。
 若干、ガードル(淵のところ)に入ったフェザー(割れ)が気になるが、耐久性に影響はないだろう。
 悪くない値段だし、中央の大きいダイアモンドを中心に小さいダイアが一回り囲むベーシックなデザインで、鈴子のシックな装いには合うだろう。

 もう一つは、十字架の変形みたいなやつ。
 こちらは、かなりのお手頃価格。
 せっかくの機会であり、友子と一緒に購入すればいいのにと思ったが、鈴子は’暦’が気になるらしく、結局、次回に持越しということになった。

 私自身は、お金もないし、特に気になるものもなく、やめた。
 ディーラーさんからは、ハート型のラブリーな指輪やペンダントを勧められたが、似合わなくはないのだが、自分の趣味ではなかった。

 時刻は、かなり遅くなっていた。
 それからランチをとり、「アントワープ州立ダイアモンド博物館」に出かけた時は、15時を回っていた。

 博物館は、まぁまぁ。
 私は、宝石鑑別の勉強をしているので、教科書以上の知識が得られたということはなかった。

 この時点で、皆、疲労の色が出ていたが、「ルーベンスの家」に向かった。
 しかし、「ルーベンスの家」をようやく見つけた時は、既に17時を回っており、閉館していた。

 また、残念ながら、7大秘宝第4弾となるはずだった、ルーベンスの「キリストの降架」がある「ノートルダム大聖堂」も閉まってしまう時間だった。
 正直なところ、そこまで歩くのもキツイと思っていたので、内心、ホッとしたのだが。

 その後は、あまり時間はなかったが、ショッピングタイムとなり、買い物熱に火がついた。

 私は、まず、白地にカラフルな色の蝶柄がついたチュニックをゲット。
 色と柄がかわいいと思ったし、挑戦してみたいデザインだった。
 皆、そのデザインを見て、’露子っぽい’と言っていたが、トライした。
 皆に着て見せると、「かわいくなっちゃったねー。女の子ーって感じ」と言われた。
 悪くない。
 お買い上げ。

 買い物をすると、あんなに疲れていたのに、不思議と、足取りも軽くなる。

 私たちは、今度は、閉店間際のブランド・セレクトショップに、滑り込んだ。
 50%オフのセール。

 私は、P様(みちょるびんが大好きなイタリアンブランド)を目指した。
 なかなか、これぞ!というものがなかったが、黒の洒落たデザインのパンプスを即決した。
 試す時間がなかったが、サイズは、きっと、大丈夫のはず。

 友子もGッチのおしゃれな緑色の長財布をゲット。
 鈴子もその前に、別の店で、ベルギーブランドのバッグを買っていたし、皆、それぞれ収穫があり、大満足であった。

 あんなに疲れていたのに、不思議なもので、少し、元気になった。

 ブリュッセルに帰ってからは、鈴子んちの近所にある中華屋でディナーした。
 そろそろ醤油味や野菜が恋しくなっていたので、とてもおいしかった。

 これにて、旅の前半が終了。
 毎日が濃い。

 ところで、昨日のブルージュで、たくさん歩いたので、今日は、筋肉痛だった。
 太ももの表面が痛いのも、不思議だ。

 ベランダのクルッポーは、2個目の卵を産んでいると、友子からの報告あり。

                          以上、みちょるびんでした!

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