旅行

トントン拍子。

投稿日:2022年10月31日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです。

 一昨日、みちょるびんは後輩と二人で、車で1時間くらいのところにある湖畔の観光地に遊びに行きました。

 後輩というのは、最近入社したばかりの社会人1年生です。

 みちょるびんたちが働いているのは外国であり、新人ちゃんの主な仕事は、日本などから当地を訪問するお客さんのサポート。
 来訪客に当地のおススメの訪問地を訊かれることがあるだろうし、実際に自分が案内しなければならない場合だってある。
 リアリティを持って紹介するためには、自分も実際に現地に赴き、様子を見るなどしておいた方がいい。
 今回みちょるびんたちが訪問したその湖は、当地を代表する観光地で、新人ちゃんが案内する候補地として真っ先に挙げられるところ。
 是非とも押さえておかねばならない場所ということになる。

 そんなこともあり、連休の1日を利用して遊びに行く場所として、その有名な湖を選んだのでした。

 一緒に行くといっても、車を出すのはみちょるびんで、実のところ、新人ちゃんを連れて行くと言う方が正しい。
 とは言え、みちょるびんも、これまで何回かその湖を訪れておきながら、そこの一番の名物を押さえていないという、心許ないところがあったのも事実。

 その湖を訪れて、最初にこなすべき3点セットがあるのですが―――。
 それは、①断崖絶壁にあるお城の訪問、②湖に浮かぶ小さい島の観光、③名物ケーキの発祥の地でケーキを食すということ。

 みちょるびんは、当地に移り住んでからもう4年以上が経つというのに、この3点セットを未だに制覇できていないという状況がありました。
 もちろんそれには‘ウィルスの蔓延’が大きく影響していたところはあるのですが、周囲の人たちとなかなかタイミングが合わなかったというのも一因。
 多くは既に経験済みであるから今更誘えないし、新しくやって来た人たちを狙ってみても、日程が合わずに先を越される始末・・・。

 それなのに、むしろ他の人があまり経験していない、3点セットよりも更に進んだディープなところ――湖の1周散策、険しい高台からの眺望、有名人がディナーした同じメニューの食事等々――は経験済みという奇妙な逆転劇が起きているみちょるびんなのでした。
 みちょるびんを湖に連れて行ってくれた人が、実は湖訪問のエキスパートだったため、初回3点セットをすっ飛ばすことになった・・・という事情が背景にありました。

 なかなかその核心に触れることができず、長らく外堀を固めて来たといった格好。
 この3点セットを制覇してはじめて、胸を張って「湖の覇者」と言えるわけだから、ここは是非とも克服しておきたいポイント。

 そういう観点からは、湖自体が初めてという新人ちゃんは、みちょるびんにとって相応しい理想的な相手ということになる。
 新人ちゃんには勉強のために事前にいろいろと情報収集してもらい、新人ちゃんプロデュースの観光ツアーを組んでもらいました。
 みちょるびんはその指示に従って運転するだけです!

 まぁ実際は、いろいろと脇が甘くって、途中で説教することもあったりしたのですがね。
 社会人1年生の新人ちゃんは、わからないことだらけで、もう本当に1から10まで基礎を叩き込んでいるといった状態。
 まだまだヘッポコではあるのだけど、素直でピュアでかわいいヤツだから、鍛え甲斐もあるのです!

 さて、実はみちょるびん、ちょうど3年前にもこの湖に遊びに来ていました。
 その際に一度、島に渡ろうとしたのだけど断念。
 当時はシーズンオフでボートそのものが少なく、観光客もほとんどいなかった。
 乗り場にようやくボートが戻って来ても、満席になるまでは出発しないといった様子だったので、あきらめたのでした。

 そんなこともあり、みちょるびんの中では「島に渡る」ということ自体が最難関だと感じていました。
 この「島観光」の実現に、どれくらいの時間を要するのか全く見当がつかなかったし、予定が立てられなかった。
 だから新人ちゃんには、手堅く午前中にお城を攻めることを提案し、昼食後に島観光に臨むというアレンジに変更しました。

 問題のボートは、新人ちゃん情報によると1時間に1本しか出ないらしい。
 昼食を終えた時刻は、あと15分でその出発時間といった状況でした。

 まずはとにかく、湖畔に出てみたわけですが、観光客の多さにびっくりしました。
 3年前とは大きな違い。
 気温が暖かかったことも手伝っていたのかも知れませんが、ウィルスによる反動なんじゃないかと思いました。

 船着き場にはいくつか空のボートがつないでありました。
 近くで作業をしていたおじさんに訊いてみたが、そのボートは出ないらしい。
 「あっち」と言われた方向を見てみると、そこには既に乗客で埋まった手漕ぎボートが一艘待機していました。

 ちょうど1名くらいが座れそうなスペースが空いていたので、ボートの前にいた係のお兄さんに訊いてみると、先客に詰めて座るように言ってくれ、みちょるびんたち二人分のスペースを作ってくれました。
 そうして乗り込んだところ、ボートはすぐに島へ向けて出発。
 なんともベストタイミングでした。

 お蔭様で、こんな風に全てがトントン拍子。
 お城も我々が訪問した時は空いていたし、レストランも開店直後に入店。
 観光地にありがちな‘パーキング難民’にもならずに済んだし、何より、ボートに待たずに乗り込めたのはミラクル。

 島の観光を終え、また湖畔の船着き場に戻って来てみると、乗船のための長蛇の列ができていて、実際、半数の人たちがアブれていました。
 そんな混雑する様子を見て、本当にラッキーだったんだなと改めて思いました。

 その後名物のケーキも堪能することができたし、これにてみちょるびんも「湖の覇者」の仲間入り。
 何より、新人ちゃんととても楽しい1日を過ごすことができたのがうれしかった。

 こんな風に、全てがスムーズに展開する時って、あるよね!
 もちろん、その逆もしかり。
(「第一次仕事イヤイヤ期(その38:『感覚派二人旅』編)」)

 たまに不思議に思うことがある。

 スムーズにいくときって、気持ちがウキウキ・ワクワクしている時でもあるのですが、一緒に行く人との相性にも関連性があるのかなぁと思ってみたり。

 みちょるびんと新人ちゃんの相性が良くて、二人でいい相乗効果を生んだとか!?

 こんなにスムーズで楽しいと、また一緒にどこかに行こう♪っていう流れにもなるよね♪♪

                             以上、みちょるびんでした!

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