こんにちは、みちょるびんです。
【ある日の日記】
昨夜、寝る前にチェックした占いの本では、今日は、ツイていない運勢らしかった。
そして、その占いのとおり、本当に今日は、ツイていなかった。
まず、目が覚めたのは11時50分。
さすがに驚いた。
何故なら、友人二人と、江戸東京博物館で開催中の「エルミタージュ美術館展 ―エカテリーナ2世の華麗なる遺産―」を観に行く約束をしていたのだ。
集合時間は11時半で、その時刻をとうに過ぎていた。
そして、次に、携帯電話にメッセージが残されており、それは、業者からの、仕事のトラブルに関する連絡であった。
朝っぱらから、どっと疲れが出た感じ。
私は、とにかく、超特急で支度して「エルミタージュ美術館展」会場に出かけた。
友人たちは、既に会場内に入った後のようだったが、入口は長蛇の列。
それだけでいやになってしまう。
私一人だったら、あきらめて帰っていたかもしれない。
入場までの待ち時間が40分と言われており、中に入っている二人とは、少なくとも、40分以上の差ができていることになる。
おそらく、私がようやく入場できる頃に、彼女たちは、場外に出て来ることになるのではないか。
そう考えると、ますますいやになった。
しかし、また、日を改めて出直すと言っても、ここまで遠出して来るのも億劫だし、ここは素直に、列に並んで待つことにした。
幸い、40分も並ばずにすんだが。
会場内は狭く、人が多かった。
ゆっくり観られる状況ではないし、先を行く友人たちのことも気になる。
私は、あまり関心のない版画のあたりは、どんどんすっ飛ばすことにした。
旅行で訪れたサンクトペテルブルクの本家「エルミタージュ美術館」は、とにかく敷地が広く、とてもじゃないが、全部を2、3時間では回れない。
つまり、要所、要所を見学するということになり、当然、‘すっ飛ばす’作品の数の方が多いのだ。
そう考えてみると、おそらく、これらの版画は、すっ飛ばされる部類のように思え、それにきっと、自分の中に、印象には残らないだろうと思ったので、意を決した。
(ごめんなさーいっ!!)
しかし、私の最大の関心事項である宝飾関係は、熱心に観て回った。
そうは言っても、展示数が少なく、それが残念だったのだが。
印象的なのは、宝石でお花のブーケを模ったもの。
エメラルドやダイアモンドなど、いろんな大粒の石が使われていた。
これは、気に入ったので、後でポストカードを購入した。
対照的に、絵画は、ほとんどがつまらなかった。
唯一、私には、エカテリーナ女王の肖像画だけが興味深かった。
彼女を飾る、おそらくダイアモンドの装飾は見事だった。
これまでも、王女やら貴婦人やらの肖像画は見たことがあるが、エカテリーナ女王ほど、宝石を身にまとった人物画は、これまでに見たことがないように思った。
ロシア旅行の時に訪れた「ダイアモンド庫」や「武器庫」で見た、普段使いのように装飾された宝石からもわかるように、彼女は、宝石好きなのだ。
とにかく駆け足で、展示物を観て回ったわけだが、とてもじゃないが、40分差がある、先に入場した友人二人には追いつけないだろうと思っていた。
ところが、会場出口を出てすぐのところで、友人の一人に声を掛けられた。
そして、振り返ってみると、私の後ろから、もう一人の友人が登場。
私は、彼女のことをもすっ飛ばして、先に出てきたのだった。
とりあえず、見学の後に、二人を待たせたわけではないということがわかり、ほっとした。
売店ではいつも、図録を購入するようにしているが、今回はやめた。
現地を訪れた時に、そこで買った本があるからだ。
それに、ポストカードでも十分だと思った。
売店には、その他、懐かしいマトリョーシカのキーホルダーや、ピン、ペンダント等が売られていた。
気のせいか、現地で見た子たちより、小ぎれいな気がした。
しかし、値段は高かった。
サンクトペテルブルクの土産物屋で、高くで買ったピンの値段と比較しても、ここではその4倍近くの額になっていたので、驚いた。
また、マトリョーシカ人形もあったが、現地では見なかった顔立ちだった。
素朴な一重の目の子にも似ているように思えるものの、あの‘少女漫画顔負けの派手顔’とは打って変わって、地味だった。
こちらの子の方が、日本人好みだと判定されたのか?
私は、迷惑をかけたお詫びにと、友人たちにお茶をご馳走し、そのあとは、一人、職場に向かった。
とりあえず、トラブルの収束を待ち、結局、23時半近くまで、職場にいたのだった。
疲れた・・・。
何をするわけでもないのだが、妙に、今日は疲れた。
とにかく、無事に問題が解決できて良かった。
業者の担当者さんも、休日対応、お疲れ様でした!
以上、みちょるびんでした!