こんにちは、みちょるびんです。
【はじめに】
ある年の夏に、仕事で、シンガポールに出張したことがありました。
仕事の合間に、少し、自由な時間があったので、その時間を有効活用して、みちょるびんは、初めてのシンガポール滞在を満喫しました。
今回は、その時の思い出話をご紹介します。
【シンガポールでの体験(日記)】
6時過ぎに起床。
日に日に起床時間が早まっている。
今日は、先に仕事を終えた上司が、一足早く帰国する。
昨夜は上司と話す機会を逸してしまい、挨拶ができなかったので、気になっていた。
これから向かう朝食会場で、うまくすると、出発前の上司に会えるかも知れない・・・そんなことを考えながら、待っていたエレベーター。
ドアが開くと、そこには、上司が乗っていた。
何たる偶然。
ちゃんと挨拶できて良かった。
ただ、「朝は、いつも遅いくせに、こういう(楽しい催し物の)時だけ早い」と、上司に思われたかも知れないな。
あはは。
8時過ぎに、Z先生とホテルのロビーで落ち合った。
同じく、日本から出張されて来ているZ先生と「シンガポール動物園」に出かける約束をしていたのだ。
今日は本来休日で、夕方までは自由行動の時間であった。
シンガポールの観光地としても有名な「シンガポール動物園」を訪れるなら、今日のようにまとまった時間があるときに限るわけで、私はせっかくなら、この機会を利用して動物園に行ってみたいと思っていた。
それで、何人かの仲間に声をかけていたのだが、意外に、誰も誘いに乗って来ず、最終的に、Z先生と二人きりで出かけることになったのだった。
「シンガポール動物園」にはタクシーで向かった。
着いたのは、9時頃だっただろうか。
とりあえず、園内のトラムで、次のステーションまで移動した。
まず初めに入ったのは、大きな網の中。
いくつかの動物と鳥、蝶が放し飼いになっており、大変興味深かった。
初めて見る動物、尾が長くてシマシマの猿、最近、東京では見かけない大きな蝶など、新鮮な体験だった。
ここで私たちは勢いづいて、結局、それ以降はトラムを使わず、徒歩で園内を回った。
とても広いように思われた動物園も、歩き出してみると、さほどではなかった。
通常、動物園というと、檻や柵の中の動物を連想するが、ここ「シンガポール動物園」の最大の特徴でユニークな点は、檻や柵で動物を囲っていないということだった。
だから、檻などの障害物に邪魔されることなく、動物を心行くまで観察できるのだ。
動物のいるエリアのその周囲は、檻や柵の代わりに、お堀のようにして水が張られていた。
本当に水が張られているだけのようだったので、中の動物が、そこを飛び越えて、あるいは泳いで、こちらの人間の領域に向かって来るようなことはないのだろうか・・・と不思議に思ったりもした。
きっと、動物の習性を理解し、そしてそれを最大限に活かした設計となっているのだろう。
感心した。
珍しいホワイトタイガーは、寝そべったまま動かなかったが、ワニやら猿やらは、「協調されている?」と疑ってしまうくらいに、サービス精神が旺盛で、見ていて楽しかった。
私はこれまで、あまり、動物園に行った記憶がない。
動物園に来たのは、子供の時以来だったりして!?
暑かったが、自然は美しいし、満喫した。
正直なところ、Z先生に対し、先生の職業柄、ちょっと、細かそうな、厳しそうな印象を持っていた。
だから、出かける前は、二人きりであることに対し、少し、緊張もしていたのだ。
しかし、実はZ先生は、動物園好きなのだそうで、おちゃめな意外な一面も垣間見え、それも面白かった。
動物にもお詳しいZ先生と一緒に来られて、良かったと思った。
以上、みちょるびんでした!