こんにちは、みちょるびんです。
【ある日の推理(日記)】
いつものように、テレビを見ながら、家計簿をつけていた。
そして、あることに気づいた。
いつも財布に入れていたはずのカード数枚が、入っていないことに。
使っている財布は、10センチメートル四方くらいの二つ折りのタイプだった。
財布の内側にはカード専用ポケットも備え付けられているが、全部入らないので、そこに収まり切れないカードは、札入れの方のポケットに挟み込むようにして入れていた。
その、お札ポケットに入っていたはずのカートがなくなっていたのだ。
必死で探したが、バッグの中、コートのポケットの中も見当たらなかった。
あれこれ考えた。
いつなくしたのだろう・・・。
昨日の財布を使ったときの、ぼんやりした‘記憶’が残っていたのは、3つの場面だった。
①外出する前。
②レストランの支払時。
③家の近所のコンビニでの買い物の時。
そのうち、確かではないのだが、昨夜食事したレストランの時まではあったような気がしているのだ。
その理由は、①の出がけの時に、財布があまりにパンパンだったので、「詰め込んでいたレシートを、取り出そうか」と考えたということ。
財布には、結局、千円札が7枚しか入っていなかったことを考えると、レシートを入れっぱなしにしていたとはいえ、カードもちゃんと入っていたからこそ、財布がパンパンに膨れ上がっていたのではなかったか。
財布の札入れにカードを挟んでいるときは、カードがこぼれ落ちないように、通常、ガードするようにして財布の内側にギュッと押し込み、レシートや現金の出し入れは、カードの外側の方で行うようにしている。
②レストランの支払いの時は、札入れに、千円札が6枚しかなかったことを確認し、記憶していた。
しかし、後から、③の支払いの時に、実はレシートの内側にも千円札が隠れていたことを知ったのだった。
ということは、逆から言うと、②のレストランでの支払いの時は、札入れの外側のお札だけにしか、意識を向けていなかったということになる。
つまり、内側にカードがあったかどうかまでの認識は、していなかったということだ。
他方で、札入れの内側に入り込んでいた千円札を③の時点で見つけ出したということは、③の時には、既にカードがなかったということを暗示しているのではないか。
ただし、②→③の間では、財布を使っていなかったので、そうなると、まずは、②の支払いの時に落としたことが疑われてくる。
しかし、②のレストランでのお会計は、テーブルに着いたまま行われたため、そこで落とせば、さすがにすぐに気が付くはずである。
つまり、②では落としようがないのだ。
それが、私が、「レストランまではあった」ような気がしている理由。
しかし、こうも考えられる。
②の時、既に、カードはなかったということ。
レストランでのあの状況では‘落としようがない’と言ったが、そもそも、カード自体がなかったのならば、落とすことすらできないわけで。
むしろ、初めから無かったと考えるのが筋。
②で、札入れの外側の札しか確認しなかったという行為は、カードの‘ある’‘なし’の証明とは関係性がない。
単なる自分の癖であり、また、単にレシートでかさばっていたから、内側の様子が見えなかった、ただ、それだけだ。
①の時点でカードが入っていたと仮定し、また、前述のとおり、②のレストランにおいてカードを紛失すること自体の可能性が低い、あるいは元々なかった、ということを考えると、その前に立ち寄った、博物館か、駅で落としたということになる。
人と一緒に行動していたし、展示物の見学をしていたこともあり、注意力が散漫になって、カードを落としていたとしても気がつかなかったかもしれない・・・。
心配である。
あるいは―――。
一番、望みをかけたいのは、職場に置いているランチバッグの中。
最近、バッグの中で一度、カードをバラけた記憶がある。
それが、ランチバッグだったか、通勤バッグだったか、よく思い出せないのだが、通勤バッグの中でカードが見つからない以上、ランチバッグであった可能性も残されている。
だが、それは、昨日や、一昨日の出来事ではなく、既に一、二週間くらいは経っていることのように思う。
だとしたら、その間、私は、ずっとカードが財布に入っていなかったことに、気づいていなかったと言うことになる。
それは、いくら何でも、ぼんやりしすぎではないか。
こちらの方こそ、信じがたいのだが。
いずれにせよ、ランチバッグにカードが入っていてもらわなければ困るのだ。
入ってなければ、いよいよ紛失ということになりそうだ。
無くしたカードのうち1枚は、クレジットカードである。
悪用されてなければいいのだが。
ポイントカードも、ポイントをせっせと貯めて、結構な額となっていたはずだからね・・・・。
痛手が大きい。
【その翌日の日記】
昨日、無くしたと思ったカードは、ちゃんと職場のランチバッグから発見された。
心のどこかで大丈夫と信じていた。
出てきてよかった。
それにしても、何日間か、カードなしに気づかずに過ごしていたということである。
自分のいい加減さがわかる。
いろいろ推理したが、なんとも滑稽だ。
以上、みちょるびんでした!