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カモ鍋。

投稿日:2023年1月12日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです。

 昨日は、記事「昔の日記。」に書いたとおり、気分が乗らなかったので、昔の日記をそのまま転記し、ブログに挙げようと思っていました。
 昔書いた日記を読み返してみて、ちょっと面白い体験だったなと感じた「カモ鍋」を書こうと思ったのですが、急にその日記が行方不明になってしまった―――。

 「カモ鍋」のところには、元々付箋などつけられておらず、付箋がついていた別の箇所を読み進めていくうちにそこに行きついたという感じ。
 改めて探すも、なぜか見つからない・・・。

 時間もないし、他の日記を選択することもできたのですが、なんだか妙に「カモ鍋」が気になってしまって、「カモ鍋」にこだわってしまった。
 「カモ鍋」を探して、ランダムにいろんなところを読んでいるうちに、そのうち気が変わって、昨日は、通常の「ノープラン方式」の記事に仕上がりました。

 変な話ですが、「カモ鍋」がすぐに見つからなかったことに感謝しています。
 「みちょるびんの昔の日記には‘人物の登場’が多い」という新鮮な発見があったから♪

 外国生活の方がより刺激的で、どんどん日記に書きたくなりそうなものなのに、なぜだか日記が続けられない・・・。
 日本にいた頃は、欠かさず書いていたというのに!
 だから、日記が続かないことに対し、これまでそれがとても不思議でいたのですが、今回、自分の中で合点がいきました。
 ポイントは‘ヒト’にあったんじゃないかと思います!!

 みちょるびんは、一人で過ごすことは苦ではないし、逆に一人の時間がないとダメなタイプ。
 気の置けない仲間と一緒に過ごす時間も好きだけど、基本的には、群れないタイプだと自分では思っている―――。
 ヒトの名前や顔をなかなか覚えられないのは、ヒトに対する関心が薄いのだと、軽薄な自分を恥じていたところもあった・・・。

 だからこそこの発見は意外だったし、何だかわからないけど、大きな前進だと感じている。

 「カモ鍋」に乾杯!

【ある日の日記】

 今夜は「カモ鍋」を食べた。

 年配の友達である鴨田さんは、このところ毎年、野ガモを食べに行っているのだそうで、今日はそのヒイキの店に連れて行ってもらったのだった。

 場所は神田。
 私には馴染みのない場所。
 商店街にたたずむ小さい小料理屋。
 魚屋よろしく、突き出しには刺身が出たし、店内には大きな魚拓も飾られていた。
 そしてカモのはく製も。

 今回初めてご一緒した鴨田さんの友人である友野さんは、6年前に定年退職された勤め人で、絵を描くのが趣味なのだそう。
 お話好きの楽しい方だった。
 友野さんが連れていらしたのは、絵のお仲間である絵川さん。
 おおらかな感じの明るい人だった。

 私は、店先に敷き詰めてあった貝殻の方に意識が行ってしまい、気づかなかったのだが、軒下にカモが吊るされていたのだそう。
 絵川さんが、頭が緑色の、毛並みきれいなカモが欲しいと言うので、食事が出される前に、私はカモを見に外に出てみた。

 十数羽が吊るされていた。
 首が細く吊られていた。
 茂みに覆われていたこともあり、全く気がつかなかった。
 しかももう外は暗いので、よくはわからなかった。

 絵川さんは、この中の一羽が欲しいらしい。
 絵の材料にしたいそうだが、そんな風にカモを欲しいという人も珍しいんじゃなかろうか。

 店主は一旦やってもいいとは言ったものの、臭いから持って帰ってもしょうがないという話になった。
 あれは‘生’の死骸であり、腐敗しないのだろうかと私は疑問に思っていたので、店主の説明に納得した。
 干していても、臭いがとれるまでに相当時間がかかりそうだ。

 さて、問題の「カモ鍋」。

 鴨田さんから聞いていた話の通り、店主がこれから料理することになるカモを、羽を広げ、見せに来てくれた。
 そして一旦調理場に引っ込んだあと、再び現れ、今度は白い皿に並べた、切り分けた肉を見せてくれた。

 肉は赤かった。
 それをきのこたっぷり、野菜たっぷりの鍋に放り込んで煮て食べた。

 味は醤油ベース。
 カモ南蛮などがそうであるが、肉自体に癖があり強いから、醤油のしっかりした味付けの方がバランスがいいのかも知れない。
 カモ肉はこれまでにも、もちろん食べたことはあったが、今日のカモは、野生であるせいか、味が濃くておいしかった。
 レバーも入っていた。

 鍋には心臓も入れられたが、最後に鍋底をすくって確認してみたが、見当たらなかった。
 誰かが食べたということになるが、この4人の中に、自分が食べたという自覚がある者はいなかった。

 締めは雑炊。

 私は、雑炊には具はない方が好みなので、鍋に残った野菜をきれいに抜いてから作ってもらった。
 個人的には長ネギもいらないくらい。
 小口ネギをパラパラと最後に振りかける方が好きなのだ。

 しかしその時点でもう既にお腹いっぱい。
 少し食べて、あとはタッパーに入れてお土産に持たせてもらった。

 私は、雑炊に入る前あたりから、お腹にガスが溜まって困った。
 トイレに行こうかとも思ったが、他は男性客ばかり。
 この庶民的な店のトイレは男女兼用なんじゃないかと思ったし、洋式も期待できないんじゃないかとも思った。
 だから我慢した。

 そうやって家まで帰ったが、大変だった・・・。

 カモが強いのか?
 単に体調の問題なのか・・・?
 どっちだろう??

 今日は貴重な体験だった。

 なんせカモは、注文を受けてから、店主が群馬まで猟に出かけ、獲ってくるのだ。
 新鮮であり、何より店主の腕前に感服。

                             以上、みちょるびんでした!

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