こんにちは、みちょるびんです♪
みちょるびんは、先日、後輩ちゃんと二人でパリ旅行に出かけてきました(「異なる旅のスタイル。」)。
その旅の最大の目的はオルセー美術館!
みちょるびんは30年ほど前にフランスの友人を訪ねたことがある―――。
その時にはルーブル美術館には行ったのですが、オルセー美術館には行きませんでした。
しかし、オルセー美術館と言えば、ルーブル美術館と肩を並べる実力派。
みちょるびんが日本にいた時も、展覧会が開催されるなどしていたし、作品の出典先がオルセー美術館だったり・・・と、よく見聞きしていました。
そんなこともあり、オルセー美術館はいつしか、みちょるびんの中で何となくすでに行ったことがあるような気になってしまい、改めて出かけたいという気になれずにいたのでした・・・。
ところが、先にパリに出かけた友人から、オルセー美術館で印象派の企画展が開催されていることを知らされたみちょるびん。
行きたいなぁという漠然とした思いを抱えるようになりました。
後輩ちゃんとおしゃべりをしていた時に「オルセー美術館に行ってみたいけど、忙しいから行けそうにないなぁ・・・」みたいな話をしたら、後輩から「行きましょうよ! 私が手配します!!」という、なんともありがたいお言葉。
パリまでの航空賃が安価という好条件も重なり、急遽、オルセー美術館訪問計画が浮上。
後輩ちゃんがホテルだとかの予約を一気に引き受けてくれ、オルセー美術館訪問が実現しました。
後輩ちゃんにはマジ、感謝です!
さて、現在、オルセー美術館で開催されている企画展「Paris 1874 Inventing impressionism(1874年パリ、印象派の創造)」(3月26日から7月14日まで)―――。
後に「第1回印象派展」と呼ばれるようになった展覧会が開催されたのが1874年4月15日だそうなので、今年、印象派誕生150年を迎えました。
この企画展ではそれを記念し、その第1回目の印象派展が大きく取り上げられています。
こういった切り口での開催される企画展は珍しいのだそうです♪
第1回印象派展では、当時はまだ名もなき画家――ルノワール、ドガ、ピサロ、シスレー、セザンヌなど約30人の画家が携わり、「印象派」と呼ばれる由来となったモネの『Impression Soleil Levant(印象・日の出)』をはじめ、160点以上の絵画が紹介されたそうです。
しかし、その時に売れたのは、モネの『Impression, soleil levant(印象、日の出)』を含めたわずか4点のみ。
結局、第1回印象派展では画家たちがそれぞれ負債を抱えることになり、大失敗に終わったのだそうです。
しかし、当初は一般に受け入れられなかった、その進気鋭とされたその画家たちの斬新な作品も、次第に銀行家、医師、歌手などパリのブルジョワ層を中心に広まっていき、3年後に開催された第3回印象派展の時には、盛況をおさめることができたということです☆
さて、企画展の展示室に入って最初に展示されていたのは、ルノワール作『 la Danseuse(踊り子)』。
これも第1回印象派展(1874年)に出品された作品の一つなんだそうですが、実はみちょるびん、この絵のレプリカを持っている!
本物と対面したのはおそらく初めてではなかろうか!?
この運命的な出会いに、みちょるびん、うれしくなっちゃいました♪
レプリカは、みちょるびんがワシントンの友人を訪ねた時に、その友人がお土産にと渡してくれたものでした。
みちょるびんはその頃から踊ることが好きだったし、その絵も踊り子の絵だったので、かわいい!ということ以外は特に何も考えずにありがたく受け取っていました。
しかし、友人がわざわざお土産にしてくれたくらいだから、この絵はワシントンにゆかりがあるものだったのではないか・・・!?
そう考え、改めて調べてみたところ、この『 la Danseuse(踊り子)』を所蔵しているのは「The National Gallery of Art, Washington, DC」(「ナショナル・ギャラリー・オブ・アート、ワシントンDC」)だったということがわかりました。
なるほど、だから友人はこの絵をお土産にくれていたんだね!(今更!!)
それにしても、あの絵はワシントンからはるばるやって来ていたんだねぇ・・・。
因みにこの企画展は、この『踊り子』を貸し出してくれた「ナショナル・ギャラリー・オブ・アート」でも9月8日から翌年1月19日まで開催も予定されているそうです☆
展示室に入ってすぐにこの絵が展示されていたこともあり、楽しい気分で絵画鑑賞を始めることができました。
「印象派」の起源ともなったモネの『Impression Soleil Levant(印象・日の出)』はもちろんのこと、本などで見たことがある有名な絵画が多数展示されてあり、とても見応えのある企画展でした♪
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!