こんにちは、みちょるびんです。
8年前の日記:ローマ滞在2日目(前編)
昨夜は、今日1日の計画を立てようと思いながら、そのまま眠ってしまっていた・・・。
電気もテレビもつけっぱなし。
そんな中途半端な寝方をしてしまい、疲れが十分にとれていないんじゃないかと心配に思ったが、日中は特に体がキツいということはなかったので良かった。
だが、遅い出だしになった。
8時半に起き、9:45頃にホテルの朝食会場に行った。
私の宿泊プランには朝食は含まれていなかったのだが、今朝はホテルのを利用することにした。
実は、今日のランチは、もう一度’思い出のレストラン’をリベンジすることを考えていた。
昨日、それだと思って出かけた店は、おそらく間違いだった。
だから、ショップカードに記載されていた、別の姉妹店の方を改めてチャレンジしてみようと思っていたのだ(「もたついちゃってごめんね! 番外編②」)。
レストランに行くのが、少し遅い時間になりそうだったこともあり、今朝は朝ごはんをしっかり食べておこうと思ったわけ。
プリンがおいしかった。
ミラノで宿泊したホテルでもプリンがあったが、イタリアではプリンは朝食メニューとして人気なのだろうか?
カプチーノもおいしかった。
正直なところ、今日はどう過ごそうか、ちょっと迷っていたところがあった―――。
それも、遅いスタートになってしまった原因。
ガイドブックで紹介されていた中央駅周辺のお店が気になり、お店巡りがしたくて、私は事前にお店のチェックをしていた。
昨日は期待していたホテルのマッサージにフラれ、時間ができたので、一度出かけてみようとしたのだが、外がすっかり暗くなっていたので止めにしたのだった。
駅の周辺は治安が悪いと聞いていたし。
でもせっかく調べたお店だったし、日の明るいうちに――午前中に行ってみることにした。
実際に行ってみて、昨日は止めておいて良かったと、つくづく思った。
思っていた以上に中央駅の建物は長く、その分歩いたし、そのエリアは明らかに治安が良くなさそうだった。
まず、駅に沿って歩いたのだが、あまりヒトとすれ違わなかった。
とても寂しい感じ。
それで道を左に折れて、人通りを求めたつもりだったが、ゴミが散乱し、何かのフンで道が汚れていた。
そして時々、尿の臭いがした。
壁や建物には落書きが多く、これまで自分がいたエリアとは全く雰囲気が異なっていた。
できるだけ多い人通りを見つけながら、でも不審な人がいないかを用心しながら、前に進んだ。
本当にこんなところにお店があるのか?と疑問に感じたし、日本人観光客に向けガイドブックで紹介するのは好ましくないんじゃないかとすら思った。
さて、事前にチェックしたお店の中で私が一番気になっていたのは、‘そこでしか見られない手作りのジュエリーがある’というのが謳い文句のジュエリー店だった。
私は趣味で「宝石鑑別」の資格を取得するほどのアクセサリー好き。
だから、そのイタリア人のハンドメイドのお店に関心があった。
ただガイドブックには、土曜日の今日は休みとあったので、ダメ元で行ってみることにしたのだった。
それに、私が使っていたガイドブックは大変古く、その情報はあてにできないところが多々あったのだ☆
やっぱりダメだったか、お店自体がないらしい・・・と諦めかけた時、工房が見えた。
ショーウィンドーに飾られたジュエリーを覗いていたら、マダムが顔を出して店内に招き入れてくれた。
せっかく来たのだ。
良かった!
店のマダムは魚が好きらしく、ちょいちょい魚のデザインのものがあった。
魚の形のリングで、ゼンマイが中に入っているのがユニークだったが、450ユーロと言われ、さすがに高いと思った。
何か他に手頃なものはないかと思い、エビのついた大きいピンの値段を訊いたら、300ユーロと言う。
エビもマダムの手作りらしいけど、やっぱり高い。
そしたらマダムが、こんなものもあるわよとネックレスを紹介してくれた。
1cm幅くらいのロープ状のネット(網)に魚やイカなどが詰まっていた。
あててみたが、これはあまり似合っていなかった。
似たデザインとして他に、染色した石のビーズが入ったものもあった。
ディスプレイされていたのは見ていたが、私はあまり気に留めていなかった。
しかし実際に着けてみると案外かわいかった。
いろんな色の組み合わせがあって、パープルのネットに水色のビーズもかわいいし、黄色のネットに黒のビーズも似合っていた。
マダムに「私にはどれがいいと思うか?」と尋ねたら、黒のネットにピンクのビーズの組み合わせを勧められた。
私が黒のボーダーTシャツを着ていたせいもあると思うが、確かに似合っていた。
とてもユニークなデザインなので買うことにした。
これで値段が50ユーロならOKだと思ったのだ。
だがマダムが40ユーロにマケくれた♪
うれしかった。
私はそのまま着けて帰ることにした。
今日はカラフルな色で描かれたアニマル柄のスカートを着ていたので、それにもマッチしていて、ちょうど良かった。
マダムに私へのおススメの色を訊ねた時、「Are you funny girl?(あなたは面白い女の子ですか?)」という質問をされたので、「Yes」と答えたところの「ピンク」だった。
もし「No」と答えていたら、別の色のネックレスを勧められたのかな!?
いずれにせよ、ロングで何重にも巻けるところもいいし、気に入った!
はるばる危険(?)を冒してまで、やって来た甲斐があったと思った。
他のお店を探している時に偶然見つけた、ネパールなどの輸入雑貨店がかわいかったので立ち寄った。
以前より気になっていた‘手に目がついているデザイン’のペンダントトップが気に入り、ゲットした。
シルバーでしっかりした作りなのに20ユーロとお手頃。
お得感があった。
考えてみると、ガイドブックに載っていたお店は、あのジュエリーショップしか見つからなかった。
他の店は、治安が悪いため、引っ越してしまったのか・・・??
帰りは、駅を境に反対側の通りに出た。
まだこちらの方が、治安はいいだろうと考えたから。
トラムも走っていたし、治安は大丈夫そうではあったが、中国語が目立ち、これまでとはまた雰囲気が違ったので、それはそれで落ち着かなかった。
とは言え、中国の食料品店を見かけたので覘いてみることにした。
私が今住んでいるところ(外国)では日本食材が手に入らないので、元々ローマでは、韓国の食料品店に行くことを計画していたのだ。
ここで買い物を済ませられるのならちょうどいい。
ミツカン酢は大変魅力的だったが、スーツケースの重さが心配だったのでやめた。
だいぶ重くなってきていた。
日本人の友達にラッキョウを土産にしようかとも考えたが、友達は結構食べ物の好き嫌いがあるし、またラッキョウ自体も好き嫌いが分かれる食品なので、結局自分用だけにした。
そしてインスタントラーメン「出前一丁」もゲット!
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!