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ご趣味は? PartⅤ(「伊藤潤二」狂)

投稿日:2022年12月2日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです。

 みちょるびんが収集しているものに、伊藤潤二先生のホラー漫画の漫画本があります。

 記事「リアル、ホラー。」で、伊藤潤二先生との運命の‘再会’をご紹介したことがありましたが、あの時は尻切れトンボな感じに終わってしまってバツが悪い☆
 「読書感想文」が苦手なみちょるびんですが、伊藤潤二先生のホラー漫画の魅力をここに紹介したいと思います。

注目ポイント1:奇想天外な物語

 伊藤潤二先生の漫画の魅力は、なんといっても奇想天外な物語だと思います。
 みちょるびんが立ち読みをしていた「布製教師」も漏れなくそれで、それがために、印象的な面白い漫画としてみちょるびんの記憶の奥深くに刻まれていた。
 だから数年が経った後でも、ホラー漫画界のホープとして紹介されていた伊藤潤二先生と「布製教師」を結びつけることができたんだと思う。
 確か漫画の1シーンも一緒に紹介されていて、それが決め手となったのでした。

 みちょるびんが伊藤潤二先生の作品を収集し、先生の世界を楽しむ有意義な時間が持てているのは、あの運命の再会のおかげです♪

注目ポイント2:豊かな人間模様

 伊藤潤二先生が描く物語には、姉弟や家族、恋人が登場することが多く、ホラー以外にも、家族愛などの人間模様も描かれていたりする。
 それは伊藤先生ご自身がご家族との結びつきが強いからではないかと推察いたします。
 実際に、伊藤先生のお母さんなどの家族が、先生の漫画家活動を支えていらっしゃったという話をどこかで聞いたことがあります。

 先生の人柄の良さや良好なその人間関係が、先生の作品に反映され、心温まるシーンが生み出されているのだろうと思います。

注目ポイント3:ホラーの中にある笑い

 伊藤潤二先生のホラー漫画には、「笑い」もたくさん隠されている。

 みちょるびんは「ホラー」と「コメディ」は紙一重だからなんじゃないかと思っています(「秋の芸術祭り3」「気になるお隣さん」)。
 緊張の後の緩和に「笑い」が起こる――というのと同じ原理なんでしょうかね・・・??
 映画などでも、観客を怖がらせようとしているのが垣間見えてしまうと、つい笑ってしまうみちょるびんです。
 ごめん、「貞子」で笑ったことがある!

 現実離れした展開そのものがホラーだったりする場合でも、そのホラーに直面している主人公の表情が、恐怖にゆがんだものではなく、汗をかいて呆気に取られている感じで表現されていると、主人公が冷静にその状況の可笑しさを捉えているようにも見え―――、それがまたどこかユーモラスに感じられ、笑えたりするんですよね!

 このように伊藤潤二先生のホラー作品には、恐怖度がマックスまでいかないマイルドなものもあるので、怖いのが苦手な人にもお勧めしているんですけど、それでもやっぱり怖いようでして・・・。
 みちょるびんの周囲にホラー好きな人があまりおらず、伊藤潤二先生の作品について語り合う環境にないのが残念。
 みちょるびんは、自分のコレクションを惜しみなく貸し出す気、満々なんですけどね!

注目ポイント4:小気味よいセリフ回し

 伊藤潤二先生の代表作の一つに「富江」があります。
 デビュー作にして楳図賞受賞作品である「富江」は、映画化もたくさんされているほど、たくさんの人を魅了する人気作品。
 みちょるびんは主人公「富江」の高飛車なキャラクターが気に入っていて、実は憧れていたりもする。
 「富江」の辛辣なセリフを、現実社会でも言い放ってみたいという密かな願望を持つみちょるびんです。

 しかしこれは相手を虜にするほどの‘美人’だからこそ許される妙技。
 名セリフがたくさんあると思っていますが、そのシチュエーションがわからなければ生きてこない。
 例を挙げるのが難しいのがツライところです。

注目ポイント5:素敵女子

 デビュー当初は、まだ絵が定まっておらず、でもその稚拙なところが初々しいと思いますが、コマ割りやアングルなどが素敵。
 ウィペディアでは、大友克洋の影響が指摘されていました。
 言われてみると、「富江」の登場人物は、大友克洋作「アキラ」の「金田」に似ているような気がしないでもない・・・??

 そして伊藤潤二先生は、女性の主人公を描くのがとても上手い。
 特に女の子のしぐさや振る舞いが‘絵になる’、素敵な構図なんですよね。
 例えば、後ろ姿や走っている姿とか・・・。

 キャリアを積んで、どんどんと絵が上達され、洗練されていき、女性キャラクターのお顔も美しく進化していってますが、漫画のテイストとしては、みちょるびんは実は、デビュー当初が一番好きだったりする。

みちょるびんの悩み

 伊藤潤二先生の漫画本を収集したくて、日本に一時帰国した際に、本屋で探したりしているみちょるびんですが、困ったことに、複数の出版社で「コレクション」だとか「傑作集」などと言う形で、作品集が多数出版されている。
 みちょるびんは現在は「伊藤潤二傑作集」を中心に収集を拡大していってますが、「伊藤潤二恐怖マンガCollection」などもいくつか持っています。

 完全に内容が重複していたものは、みちょるびんに感化され、伊藤潤二ファンになってくれた友達に贈呈しましたが、このようにいくつも作品集が乱立していると、全ての作品を網羅したいファンにとっては厄介。
 伊藤潤二先生に責任はないことですが、コレクションしづらいのが悩みの種。

                             以上、みちょるびんでした!

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