こんにちは、みちょるびんです。
以前、当地のごみ捨て事情をご紹介したことがあります―――。(「予期せぬ出来事。PartⅠ」)
みちょるびんが住んでいる外国の街では、ごみを分別して捨てるために、数種類に色分けされたごみ箱が街中に設置されています。
一見、どこにでもあるようなステンレス製の箱ですが、実は、ごみ箱の底――地下には大きなポケットがあり、その中にごみをまとめて溜めるというシステムになっています。
つまり、‘ごみ箱’に見えるその箱は、ゴミを収納するための容器ではなく、ごみを捨てるための投入口というわけ。
どれくらいの頻度なのかはわかりませんが、大きなごみ収集車やってきては、地下に溜まったゴミを回収して行っています。
中でも生ごみと、その他のゴミ(生ごみ、ガラス、プラスチック、紙に分類できない、それ以外の燃えるゴミ)は、専用のカードキーがなければごみ投入箱の蓋が開けられない仕組みになっていて、みちょるびんも家の大家さんから預かったカードキーを持っています。
毎月、ごみ収集代が請求され、一定の使用回数を超えると、定額料金に超過したその使用回数分が加算して徴されることになる。
だから、むやみやたらとゴミ出ししていては、料金が高くなるだけ。
こちら側もできるだけ溜めて捨てたい・・・という心理が働くことになります。
みちょるびんの研究では、45リットルごみ袋2個が、ごみ投入口に一度に入れられる限界。
とは言え、45リットルというのも、結構な容量。
普通に生活している分には、2袋を溜めるのに、結構な忍耐が求められる。
最も、あまり料理をせずに、食事をテイクアウトにばかり頼っていると、汚れた容器が大量に出るので、そういう時はすぐに一杯になったりもするのですが☆
さて、そのごみ投入口―――。
せっかくゴミを出しに行っても、ごみ投入口の蓋が開かない・・・という事態に遭遇することがたまにあります(「お手軽方程式!?」)。
ゴミが一杯になって、それ以上入りきれないという状態の時に、それが起こるようです。
そのせいで、ゴミ箱に捨てられなかったゴミを、そのまま放置して帰ってしまうという輩が出てくる・・・。
翌朝にごみ収集車が来るのかどうかもわからないし、みちょるびんは‘右に倣え’するわけにはいかないので、そんな時は、別のゴミ捨て場を目指して放浪することになる・・・。
この間なんかは、期待していた数百メートル先のゴミ捨て場も満杯で、更にもう2カ所ハシゴしましたよ!
そんなことがあると、気軽にゴミ捨てに出かけようという気になれなくなってしまう。
「今日はゴミ出ししよう!」と決意した日には、予め、ゴミ投入口の傍にごみ袋が放置されていないかを確認しておかないといけない。
うかうか、出かけられない。
他方で、ごみ袋が放置されているからといって、それが必ずしもごみ箱の満杯を意味しているというわけではないのだから困りもの。
これまでも何度も、実際にカードキーをかざして試してみると、口が開いて、ちゃんと捨てることができたという実績がある。
ごみを置き去りにしていった人は、単純に専用カードキーを保有していないのか、それとも、超過料金を課せられるのがイヤなだけなのか・・・。
そうやって放置されたごみ袋があると、でもやっぱりこちらも用心してしまい、なかなか捨てに行けない・・・という負の連鎖が続いてしまうことになる。
そんなこともあり、ただゴミを捨てるというだけのことなのに、毎回、ストレスを感じることになるんです!
しかも、みちょるびんの家の付近には人気のカフェがあって、テラス席はいつもたくさんの人で賑わっている。
こちらはいちいち、客の顔まで見ていませんが、たむろっているのは、近所に住んでいる常連客なんじゃないかとみちょるびんは睨んでいる。
だから、そういった常連客からは、みちょるびんの行動は見られているんじゃないかと思ったりもする。
自意識過剰と言われそうですが―――。
その近辺でアジア人を見かけるようなことはほとんどないし、そうなると、みちょるびんなんかは印象に残りやすいんじゃないか・・・?
いつもカフェでくつろいでいる側からすると「あのアジア人、また大きなゴミ袋を抱えているよ・・・」ってことになりゃしないか?
みちょるびんが逆の立場なら、何気に目で追ってしまうだろうし、ゴミ捨ての行く末を見届けたくなる。
投入口が開かないと、「どうするんだろう?」って、次の行動が気になる。
放置するのか、あるいは、再びゴミ袋を提げて戻って来るのか・・・。
そのままゴミ袋を持って立ち去ると、「別のゴミ捨て場に行くのかな?」と推理するし、しばらく経ってその人が手ぶらで帰って来ると「やっぱりねっ!」なんて、うれしくなったりする。
きっと、自分がそんな風に、ヒトの行動を観察してしまうタイプだから、自分自身もヒトから注目されているのかも・・・なんて考えてしまうんだね。
「あの、身勝手なアジア人め!」って、憎しみを持った目で見られたくないし、日本人だと身バレしているのだとしたら尚更、品行方正に振る舞わねば!!
そんなわけでですね―――。
ゴミ捨て1つをとっても、いちいち神経を使うよね!っていうお話でした☆
以上、みちょるびんでした!