こんにちは、みちょるびんです。
みちょるびんが「食わず嫌い」的なものの1つにあげる「サイエンス・フィクション」略して、「SF」。
「日本大百科全書(ニッポニカ)」(厚木淳)によると、「SF」はテーマによって便宜上次の7つに分類できるそうです。
(1)宇宙旅行と異生物テーマ
(2)未来社会テーマ
(3)超能力テーマ
(4)破滅テーマ
(5)ロボット・テーマ
(6)時間・次元テーマ
(7)幻想世界テーマ
こうやって見ると、確かに納得のいくものばかり。
それにしても「超能力」も「SF」の部類になるんだねぇ。
因みに、「超能力」の定義は、以下のとおりです。
現在の科学では合理的に説明ができない未知の能力。以下のように大別できる。 (1) 認知型能力 超感覚的知覚 (ESP) ,精神感応 (テレパシー) ,予知や透視など。空間的・時間的に離れた人物や状況などがわかる。 (2) 物理的能力 念力 (PK) ,念動,念写のほか,みずからの身体や物体を直接移動させる場合もある。
「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典」より
そういえば、ウィキペディアによる「SF」欄には次のような説明も含まれていました。
大森望は、SFの指標として「科学的論理を基盤にしている。また、たとえ異星や異世界や超未来が舞台であっても、どこかで「現実」と繋がっている(ホラー、ファンタジーとの区別)」(中略)の四つをあげている。
上記のとおり、「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典」に説明された「超能力」の定義の中にある (1) の能力は、一般的に言うところの「霊感」や「霊能力」にも通じていると考えられるので、確かにそっち方面の「超能力」となると、「ホラー」というジャンルとカブってくるのでしょうね。
考えようによっては、「スパイダーマン」や「スーパーマン」も「超能力」を操っているのだから「SF」の一種とも言えるのかもしれないな。
一方で、キャラクターが立っているから、「ヒーローもの」っていう方が説明としてはしっくりきますが。
だけど、昨日の記事「『食わず嫌い』的傾向。(その2)」で話題に触れた「映画のジャンル」の中には、「ヒーローもの」と呼ばれるものはなかったな、そういえば。
「ヒーローもの」っていう単語を調べてみたのですが、その単語そのものの意味は出てきませんでした。
「ヒーローもの」ってよく使われているイメージがありますが、実は造語であるのか、「辞典」では扱っていないらしい。
ちょっと意外だったかも。
みちょるびんは、テレビ番組の「心霊捜査官」というような、「霊能力者」が未解決事件の解明に取り組むというようなドキュメンタリー番組は大好きだったし、「霊能力者」としてメディアで大活躍されていた宜保愛子さんも大好きだった。
「UFO」の目撃情報なんてのも、興味津々で心躍る。
現実で起こっている摩訶不思議な現象に興味は引かれても、映画や小説というジャンルになってくると、とたんにテンションが下がる傾向にあるらしい・・・。
ヒトによって「創作」されたものっていうことがわかっているからなんでしょうかね!?
つまり「不思議だなー」「ホントかなー?」って、ドキドキ・わくわくするのが好きなのであって、物語として「作られて」いるものはその時点で「人知を超えた未知の領域」ではなくなってしまっているから、ドキュメンタリーで得られるような興奮がないのかも知れませんね。
それに「SF」という創作物は、作り手によってある意味‘何でもあり’の状況が設定できるわけで、予めそういった制約=約束事を予備知識として持っていないと、話に置いていかれますよね。
例えば「ウルトラマン」の場合だと、戦闘には「3分間」という制限時間がある。
タイムリミットが近づくと胸のタイマーが点滅し始めるわけですが、視聴者は皆、共通認識としてウルトラマンの体質(?)を理解しているので、ピコンピコン鳴り出すと、ハラハラするわけです。
この程度の基礎知識ならみちょるびんも持ち合わせているし、それに子供の時のみちょるびんはウルトラマンの熱烈なファン。
だから「がんばれ!」って本気で応援するわけですよ。
確か、爆発的な人気を博した映画「マイノリティ・リポート」だったと思うのですが、映画の冒頭で、主人公が敵に囲まれて危機一髪という状況に陥ったことがあって―――。
みちょるびんも「この難局をどう乗り越えるのか? 大丈夫か!?」と、次の展開に期待していたのですが、主人公はピューッと高く飛ぶことによって難を逃れたんですよね・・・。
あの時ほど「SF」映画に失望したときはありませんでした。
「それじゃぁ、何でもありじゃん!?」って憤りを感じた瞬間でした。
あの映画の見どころは、別のところにあるし、取り上げるほどのシーンではないのですが、みちょるびんの中で妙に印象に残ったのでした。
以上、みちょるびんでした!