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「冬時間」のはじまり。

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 こんにちは、みちょるびんです。

 今日から「冬時間」です!
 みちょるびんが住んでいるヨーロッパでは、昨日まで「夏時間」が適用されていました。

 「夏時間」は、夏の間、1時間だけ時計の針を進ませるというもの。
 だから、「冬時間」になるとその逆、1時間だけ針を遅らせる――戻すことになります。

 昨日の午前9時が、今日なら午前8時という具合。
 つまり1時間、朝寝坊ができる!という、特別な日です。

 今朝は、昨日の車の遠出の疲れからか、目覚めたのは朝9時頃。
 平日ならもうとっくに「朝活」を終え、ブログ投稿を完了している時間。
 一瞬、罪悪感に駆られるわけですが、だけど今日は「夏時間」から「冬時間」への変更の日。
 時刻が8時に逆戻りし、得した得な気分になりました。

 この切り換えで、日本との時差にも変更が生じます。
 例えば、パリなら7時間から8時間に1時間長くなるといった具合。
 日本との差がますます広がっちゃって、日本とコンタクトを取るのに面倒。
 パリで言えば、パリが仕事の始業時間午前9時である時に、日本ではそろそろ終業となる夕方5時だから、仕事で日本に連絡したいような時、連絡がしづらいという弊害が出る。

 みちょるびんの場合、ブログサイトの標準時間を日本時間で設定しているため、その「日付」で投稿できるという締め切り時間が1時間早まってしまうということになる。
 だから週末、午後から作業を開始しようという日なんかは、ウカウカしていらない。

 実は以前、一度、この「夏時間」から「冬時間」に変更されたことをうっかり忘れていて、1時間も早くに出社したことがありました☆ 
 定時を過ぎても誰も出勤して来ず・・・そこでようやく「夏時間」の終了を思い出した次第。

 通常、時刻の変更を行うのは日曜日に日付が変わった夜中。
 だから朝目が覚めてから、日曜日の日中に時計などの針を修正し、月曜日からの仕事に備えるということをするのですが、誰とも会わずに一人で家に引きこもっていると、時刻の変更に気づきようがない。
 携帯電話は自動的に修正されはしても、携帯電話がなくても生活できるみちょるびん。
 一人でいる時に携帯電話なんて見ないし、結局翌朝、職場に出勤するまで、ずっと一人だけ「夏時間」で過ごしていたというわけです。

 これが「冬時間」から「夏時間」への変更時であれば、大遅刻となる。
 そうなると、この失態が皆に知れ渡ることになる!
 人知れずひっそりと1時間早く出勤したという失敗は、まだマシですが、だけどさすがに恥ずかしいし、なんとも空しい。
 この寂しい事件のことは、誰にも打ち明けず、みちょるびんの胸の中にしまったのでした。

 そんな苦い経験もあり、今朝は早速、目覚まし時計の針を1時間遅らせました。

 ところで、「夏時間」の採用は、もともと夜間の電力消費量を抑えることを目的に始められたものなのだそうです。
 日本に比べても緯度が北方に位置するヨーロッパでは、春から夏にかけて、北に行けば行くほど日照時間が長くなる。
 例えば北欧の北のエリアでは、白夜となるような場所もあるわけです。
 そこでEUでは制度を統一し、1980年より「夏時間」を適用しているとのこと。

 しかし実際には、さほど電力の節約にはつながっていないらしい。
 また、時刻変更に伴う対応の面倒や、時間差によって生じる体調面の不調などのデメリットがあることから、2019年3月、欧州議会は、1年に2度、時刻を変更する制度の廃止を決め、「夏時間」「冬時間」どちらを適用するかはEU加盟国が決定するということにしたそうです。
 本来、昨年3月までに決定を下すことになっていたそうなのですが、結局、加盟国の見解がまとまらず、2021年の今年も、従来通り「夏時間」制度が継続されたのでした。

 もしかすると、今回の「冬時間」がそのまま来年の夏以降も継続されることになるのかもしれないし、あるいは来年の夏に一旦「夏時間」に変わって、それ以降はそれがそのまま継続されることもあるのかもしれない・・・。
 果たして運命はいかに!?

 EUは東西に長いため、国によって日の出時刻にどうしても差が生じてくるという状況があります。
 各国で意見が分かれているのは、そこに原因があるらしい。

 例えば「夏時間」が採用されないとなると、夏至の日、ポーランドでは午前3時頃に日が昇り始めることになるとのこと。
 確かにそうなると、時計の針を1時間進めて、時刻を4時に設定したくなりますよね(「夏時間」の適用)。

 一方、「夏時間」だけの適用となると、今度は冬季に、北欧などの北の諸国では日の出が遅くなってしまうことになる。
 だから「冬時間」のみの採用にしたいという気持ちに傾く。

 ところが、西方に位置するポルトガルなどは、「冬時間」のみになってしまうと、冬至の日、午前10時頃にならないと日が昇らないという状況が生まれる。
 と、なると「夏時間」に一票を投じたい・・・。

 各国の意見をまとめようとすると、確かに、容易なことではありません。

 さて、「冬時間」が始まり、時計の針を1時間遅らせたことで、日の入りの時刻が1時間早まることになりました。

 昨日は友達と、車で1時間くらいのところにある観光地に出かけ、日没の少し前に現地を出発し、帰ってきました。
 普段あまり運転しないみちょるびんは、できるだけ日の明るい時間に運転するようにしていますが、昨日は途中から、薄暗くなってきて、戻って来た頃には既に真っ暗になっていました。
 当地は街灯の光が少ないので、いつも以上に運転するのに緊張しました。

 そう考えると、この1時間の差は大きい。
 これが今日だったら、同じ時刻であっても、日没後に現地を出発した計算になる。

 お出かけを「夏時間」である日にしておいて良かったと思ったみちょるびんでした。

                             以上、みちょるびんでした!

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