こんにちは、みちょるびんです♪
昨年の12月に、宝石専門メディア「KARATZ GemMagazine」さんの記事「ちびまる子ちゃんも宝石好きだった!「ももこの宝石物語」をオススメしたい3つの理由」に感化され、書籍「ももこの宝石物語」(さくらももこ、2006年9月25日)をポチッていました(「誕生石にまつわる意識調査!(3)」)。
そして、この8月の日本への一時帰国の際に、みちょるびんは同書籍を実家から回収してきました。
今回は、その読書感想を書きたいと思います。
実は、同書を読み終えたのは、2週間近くも前!
それからすぐに感想を書ければよかったのですが、なんせ体調不良だったもので・・・(「夏休み in 2023 !(24)」)。
だから、2週間前の記憶を思い出しながら書いている点につき、何卒ご了承願いたい☆
さて、「ももこの宝石物語」は、宝石にまつわるエピソードとともに綴られたエッセイ集。
さくらももこさんと言えば、言わずとしれた国民的テレビアニメ「ちびまるこちゃん」の生みの親、漫画家ですが、エッセイストとしてもとても有名なんですよね・・・。
クーッ、うらやましいっ!
同書は、「ちびまるこちゃん」の世界観さながらの語り口で、お話も面白いので、とても気軽に読める。
みちょるびんも、あっと言う間に読み終えてしまいました。
実は、みちょるびんが同書を購入しようとしたときのレビューに、「自慢話ばかり」だとか、「宝石の買いっぷりに引く」・・・といったような少しネガティブなコメントを見かけ、気になっていました。
確かに、その強欲っぷり(!)が少々見苦しく感じられたという点は否めない。
それは、みちょるびんも抱いた正直な感想。
お母さんに一度あげたジュエリーが惜しくなって、また取り戻したくなる・・・とかなんとか・・・。
そこまで真っ正直に、醜態ともとれる心情を公開する必要はないのでは!?とも思いましたが、でもそこはさすが、さくらももこ劇場。
根っからの、エンターテイメント気質なんでしょうね。
それを笑いに変えてしまおうという意気込みに、むしろ感心してしまった。
‘ちびまるこちゃん’は、さくらももこさんの子供時代であり、正にご本人。
漫画やアニメをたくさん観ていたみちょるびんにも、憎めない‘ちびまるこちゃん’のイメージが浸透してしまっているから、大人になったさくらさんのことも、まるで‘ちびまるこちゃん’を観ているかのような気持ちで、すんなりと受け入れてしまうんでしょうね・・・。
そう、‘ちびまるこちゃん’だから、許してしまうって感じ!?
それに、さくらさんは、やっぱり優しいんですよね―――。
宝石の知識があまりない時からも、東南アジアなどを旅しては、お母さんへのお土産にセッセと宝石を買って帰ってきているんです!
実は、お母さんはジュエリー好きだったりするのかな?
それとも、世の娘たちはお母さんに対し、ジュエリーをプレゼントしたくなるものなのかな!?
かく言うみちょるびんも、若い時分に、琥珀のブローチだとか、その土地の名産品を買って帰ったことがある!
お金に余裕ができると、子供って、母親に対してジュエリー系の贈り物をしたくなるものなのか・・・?
結局、昔、さくらさんがお土産に買って帰ったというジュエリーたちは偽物だったというオチはついていたのですが、でも、お母さんに贈ったという行為そのものは事実としてあったわけだし、やっぱりお母さん思いの優しい娘さんだったんじゃないのかなぁと思います。
それに、なんだかんだ結局、その後もお母さんに対し、本物のジュエリーをプレゼントされているんです。
このエッセイには、随所随所にお母さんが登場する。
それだけ、さくらさんの「宝石物語」の中に、お母さんの存在は欠かせないんだと思います。
ところで、さくらももこさんは、国民的アイドル‘ちびまるこちゃん’のイメージを壊さないように、メディアへの露出を控えていたという話を聞いたことがあります。
だから実際、みちょるびんも、さくらさんの容姿を思い浮かべることができませんでした。
やっぱり、ここでも‘ちびまるこちゃん’の絵のイメージが強いわけです。
そんな中、みちょるびんは、どうしても気になるジュエリー/宝石が3つありました。
「ブラック・オパールの巻き」に登場した「似合わない人が持っているより似合う人が持っているほうが有意義」として、お母さんから取り返したブラック・オパールの指輪。
「ももこ宝石の旅の巻き」のたくさんのお花が宝石で作られていて、まるで宝石のお花畑みたいに夢夢しい色彩を放っていたネックレス。
そして「サファイアの仲間の巻き」の最後に登場する「さくらももこっていうかんじ!!」と第三者にも言わしめたピンク・サファイア。
これらのジュエリーを身に着けていらっしゃるさくらさんのお姿を拝見したかったなぁと思います。
特に、お花畑ネックレス!
さくらさんが「私の一番欲しい物の理想的な形がコレかもしれない」と心を鷲掴みにされるほどのものでした。
掲載されていた写真を見ると、結構なボリュームがあって、とてもゴージャス。
首が太くて短いみちょるびんなんかには、首が詰まって見える典型的な難しいチョーカー・タイプ。
しかも、カラフルな宝石で彩られた華やかなデザイン。
こういうジュエリーが似合う日本人って、なかなかいないんじゃないかって、嫉妬してしまう。
でも、さくらさんにとっては「理想」だと言うのです。
きっとお似合いであったに違いない。
必ずしも石の品質はたいしたことはないと評されてはいましたが、それでも透明石に変わりはないし、キラキラの透明石の集合体が似合うだなんて、絶対に、パーソナルカラーで言うところの「春子」に違いない!って、思ってしまうわけです。
さくらさんが宝石にハマった――好きな理由はキレイだからと、エッセイの中でおっしゃってました。
だけどやっぱり、実際に身に着けてみて、似合ってもいらっしゃんだと思うんですよね。
宝石が似合うさくらももこさんって、庶民的な‘ちびまるこちゃん’のイメージから程遠いし、実際はどういう雰囲気のヒトだったのかなぁって、そっちの方がみちょるびん的には気になって仕方がない。
さくらさんの作品は、ポップでカラフルな色使いがかわいい。
「ちびまるこちゃん」を描き始めた頃に初めて訪れたニューヨークのインディアン・ジュエリーの店のおじさんに、さくらさんはアーティストであることを見破られていましたが、やっぱり元々美的センスがおありなのでしょう。
さくらさんが、カラフルな宝石――色石が好きというのも、うなずけることだと思います。
(「『ももこの宝石物語』。(2)」につづく・・・)
以上、みちょるびんでした!