こんにちは、みちょるびんです♪
【SD月間とは】
当「ぷぷっ・ピィ・DO」では、「1日1記事」を目標に、記事の毎日投稿を行っているところです。
しかしこのところ、投稿に遅れが出るという由々しき事態に直面しています(- - ☆)。
そんなわけで、誠に勝手ではございますが、しばらくの間「ショート・ダイアリー」月間と定め、サクッと投稿させていただく作戦を展開することにいたしました。
「ショート・ダイアリー」(Short Diary)、略して、SDです!
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久しぶりに、文楽を観に行った。
10年ぶりに再会を果たした遊び友達が、チケットを手配してくれたのだ。
感謝!!!
外国での生活を終えて昨年の夏に日本に戻ってきたみちょるびんは、文楽に行きたくて、何度かネットで公演を探したんだが、結局わからずじまいだったのだ。
以前は東京では、「国立劇場」で文楽は公演されていた。
しかし同劇場は令和5年10月末に閉場。現在は建て替え中であり、その間、都内の他の劇場で公演しているということが判明した。
そういった事情を知らないものだから、どこで公演されているのか探し出せずにいた。
どうやら最近は、北千住駅に直結している「シアター1010」で開催されることが多いよう。
今回、みちょるびんが鑑賞したのは夕方の公演で、《文楽名作入門》「名作『平家女護島』の魅力を探る」平家女護島(へいけにょごのしま)鬼界が島の段。
主人公を演じたのは、2021年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された桐竹勘十郎さん!!
みちょるびんは、2003年に初めて観た文楽で、勘十郎さんとの運命の出会いを果たした(「第一次仕事イヤイヤ期(その41:「経験値的鑑賞法3」編)」)。
それ以来ずっと、みちょるびんは勘十郎さんのファンなのだ。
海外生活をしていた10年の間に、一度だけ大阪に文楽を見に行ったことがあったが、あの時には勘十郎さんには会えなかった・・・(「夏休み in 2023 !(12)」)。
だから、10年ぶりの再会ということになる!!
さて、観劇の前にメシを食って満腹になったせいか、楽しみにしていた割に、不覚にもみちょるびんは瞼が重たくなってしまった☆
場内が暗い中、天井にぶらさがっている字幕を見るために上を見たり、下の劇を見たりと、忙しく眼球を上下させていたのも、睡魔に襲われてしまう原因となったと考えられる・・・(- - ☆)。
まあでも、それでもみちょるびんは、みちょるびんなりに楽しめたわけよ、文楽を。
第一、みちょるびんは勘十郎さんにお目にかかれて、感無量だったのさ。
個人的には勘十郎さんの女役が好きなんだが(出会いの時がそうだったし)、今回の役は男性だったのだけど、それは仕方がないこと。
ホントにね、文楽は、人形が生きているようですごい!っていうところは言わずもがななんだが、義太夫の唄も独特だから真似してみたくなるし、とにかく観ていて面白いんですよ!
個人的に文楽が特に好きな理由は、その舞台演出に創意工夫があるということ。
島流しの刑に処せられて鬼界が島で暮らす主人公たち3人だったが、罪が赦され、都に戻れる運びとになる。
しかし何だかんだあって、主人公は島に残る決意、独り島に取り残された主人公は、高台の崖の上にのぼって、遠く離れていく船を見送るのだった―――。
主人公は観客席正面に作られた急勾配の崖を力なくのぼって行き、その高台から船を見送ったわけだけど、主人公が崖の上で独り佇む中、遠い水平線を、縮小された船が横切って走り去って行った。
そうそう、これこれっ!
みちょるびんが惚れた、遠近法を活用した演出。
限られた舞台上での表現に感服。
そしたら急にくるっとその崖が90度回転して、今度は、船を見送る主人公が客席正面を向いたのだった。
言わば、カメラワークにより、カメラのアングルが切り替わったという形。
様々な複雑な感情を胸に抱いて船を見送る主人公の見せ場となるわけ。
ああ、これぞ、文楽!
感激したみちょるびんは、自然に顔がほころんでいたよ。
人形の陰に隠れて、勘十郎さんのお姿が拝めなかったのが少し残念ではありましたが、そんなこと吹っ飛ばすくらいの面白い展開。
ちょっとばかり眠ってしまったが、この演出を観ることができただけでも十分に来た甲斐があった。
もう、最っ高っっ!
「文楽を観たな」って実感が持てたし、また来なきゃ!って思った。
ありがとうございます!!
以上、みちょるびんでした!