こんにちは、みちょるびんです。
今日は日曜日。
午前中に珍しく、1時間半ほど出かけていました。
当地でアンティーク市が開催されているという情報を聞きつけたからです。
この情報はずいぶん前にガイドブックか何かで見て知ってはいたのですが、実のところ、みちょるびんはずっと半信半疑でいました。
なぜなら、他のヨーロッパの国を旅行していて、土曜日に蚤の市が開催されることがあっても、日曜日というのはあまり聞いたことがなかったから。
それに当地では、一般的にお店は日曜日には閉まるという状況がある。
だから「そんなことあるのかな?」と思っていたのです。
たしか以前、日曜日に出かけてみたときに、それらしいものを見つけられなかったので、やっぱり‘ガセネタ’だったと思ってしまっていたところもあったのでした。
しかし最近になって、アンティーク市に行ったという話を友人から聞き、行ってみることにしたのでした。
ウィルスも次第に落ち着きを見せてきましたし、最近、また街が活気づいてきました。
いい季節になり、そういった出店も、出店を始めたのかも知れません。
みちょるびんが当ブログ「ぷぷっ・ピィ・DO」を始めてからそろそろ2年になりますが、これまでのみちょるびんはブログにかかりっきりで、週末も引きこもることが多かった。
必ずしも余裕が出て来たというわけではありませんが、気分転換も兼ね、今日は天気もいいし、ちょっと覘いてみようかなという気持ちになったのでした。
アンティーク市が行われていたのは、みちょるびん家から歩いて7分くらいの場所でした。
150mくらいの川沿いに、40-50店舗くらいかなぁ、出店されていました。
友達が「アンティーク市というよりは、ガラクタ市みたいなもの」と言っていましたが、確かに、youtube動画で見かけるパリやイギリスなどのおしゃれなアンティーク市とは程遠い。
中には、時計や眼鏡、ピンバッチ等に特化した専門店もありましたが、ほとんどのお店が扱っているものは雑多。
陶器もあれば、グラスにアクセサリー、よくわからない民芸品のようなものが売られていました。
行ってすぐ4,5軒目のところで、かわいい小さなショットグラスを見つけました。
外面の底の方に少し欠けがありましたが、気にならない程度。
手彫りでシンプルな四角い柄が彫ってあり、その中はみちょるびんが好きな緑色で着色されていました(「みどりむし♪」)。
繊細でとてもかわいいグラス。
つまようじ入れにもいいかも♪
中が水垢で汚れていましたが、でもきっと、洗えば取れるのではないかと思いました。
お店のおじさんに値段を聞いてみたところ、「5ユーロ」と返ってきました。
作られた年代や場所は不明といった様子。
今のレートが140円くらいなので、日本円にすると約700円。
ちょっと高いように思いました。
値札もついていないし、おじさんの気分次第でいかようにもなりそうな感じ。
その時のみちょるびんは、マスクをしていて、当地では珍しい日傘をさしていました。
今や当地ではマスクの着用は不要であり、街ゆく人は誰もマスクなどしていません。
だから、みちょるびんの格好は少し異様に映ったかも知れないし、話したのは英語だったのですぐに外国人だとわかったに違いない。
なんだか高く吹っ掛けられているような気がして、いやな気分になりました。
交渉すればもう少し安くなったのかも知れませんが、到着したばかりで、他のお店にもっと気に入ったものが見つかるかも知れない・・・。
そう思い、グラスを元の位置に戻しました。
第一、そのおじさんがちょっとイヤだった。
別の店で、重ねてあったガラス製のトレイを見ていたら、その店のおじさんに「5ユーロだよ」と声をかけられました。
10cm×18cmくらいの四角いシンプルなカットグラス。
みちょるびんがにらんだとおり、1970年代に当地で作られたものでした。
実はみちょるびん、以前に街中のビンテージ・ショップでカットグラスの器を買ったことがあったので、なんとなくその辺りの知識がありました。
5ユーロというのも納得の値段。
おじさんの友好的な感じが良かったし、ペン置きやジュエリー置きとして使えそうと気に入り、即決しました。
さて、アンティーク市を1周して、またさっきの緑の柄のショットグラスが気になって、もう一度そのお店に立ち寄ってみました。
やっぱりかわいい。
そう思ったのですが、もしかすると、もうちょっと行った先の通りでも‘市’が続いているかもしれないと思い、ショットグラスをまた元に戻し、そちらの方角に行ってみることにしました。
結局、行ってみた通りでは開催されておらず、最後にあのショットグラスを買ってから家路につこうと思って、あのお店に戻ろうとしたのですが、どのお店だったかわからなくなり混乱しました。
みちょるびんが別の通りに入った数分の間に、お店をたたんで帰ってしまったのかと疑いましたが、だとしたらかなりの早業、そんなはずがありません。
右往左往して、ようやくお店を見つけたときには、もうショットグラスは売れてしまっていました・・・。
がっかり。
縁がなかったと言えば、それまでですが、2回も手に取って見ておきながら、なぜ買わなかったんだろうって悔しく思いました。
収穫は「0」ではなかったし、買ったガラス製のトレイは気に入ってはいましたが、帰りはなんとなく足取りが重く感じられました。
手に入らなかったとなると、よけいに惜しくなるものですね。
たった5ユーロを渋ったばっかりに・・・。
いや5ユーロだけの問題ではない。
あのおじさんの雰囲気がいけ好かなかったんだ!
だけど―――。
そんなことよりも、今となっては手に入らなかったショックの方が大きい・・・。
こんな気分になるとは思いませんでした。
幸運の女神は前髪しかない―――。
これはひとつの教訓なのだ。
ぐずぐず悩むのはやめよう。
そう、心に誓ったみちょるびんなのでした。
以上、みちょるびんでした!