こんにちは、みちょるびんです♪
鹿児島旅行最終日(1)。
5時半、起床。
いつもだと7時くらいに朝風呂に出かけるみちょるびん母娘にしては、その日は珍しく早起きだった。
それもそのはず、滞在していた指宿のメインイベントである砂むし風呂に行こうという目論みだったのだ。
砂むし風呂が6時にオープンするという情報は、前夜のうちに仕入れていた。
混んでいて結局入れなかった・・・では悲惨すぎるから、とにかく朝一番を目指したのだった。
砂むし風呂の受付は、前夜にみちょるびんたちが入った「元禄風呂」の入り口にあった(「鹿児島旅行!(30.脱衣場にて。)」)。
先を急いていると、風呂場の少し手前のところで、同じく足早に歩く1人のご婦人と一緒になった。
訊くと、その女性も砂むし風呂に行くところであった。
砂むし風呂がとても気に入り、一緒に来た友人はまだ寝ているが、自分ひとりがリピートしているとのこと。
受付の一番乗りはその女性に譲り、みちょるびんたちは2番目に受け付けを行った。
これで砂むし風呂が体験できる!
安心である!!
受付では、館内で着ている浴衣とは別の色のものを渡され、軽く説明を受けた。
要約すると、何も身につけずにこの浴衣を着て、砂むし場に行くようにということであった。
みちょるびんと母・マミーは、言われたとおり一度裸になり、もらった浴衣に着替えてから砂むし場に向かった。
行ってみると床一面に砂が敷きつめられていて、3、4人が横になれるくらいのスペース毎に床が仕切らていた。
客を詰め込みすぎないように、あるいは、人数や時間だとかを管理しやすくするために区切っているものと思われた。
あとで訊いたら一度に70人もの人砂むし風呂を体験できるんだって!
慌てて来ることはなかったということか!
砂をならしたりするための、木製のT字型のトンボを持った砂掛けのお兄さん数人が客が来るのを待っていた。
先ほどのご婦人は既に砂の中に体をうずめ、目を閉じていた。
みちょるびんたちも、その女性とは別の仕切りの場所に案内され、2人並んで横になるように指示された。
砂むし風呂の目安は15分間とのこと。
ちょうど柱のところに時計がかかっていて、自分で時間を確認できるようになっていた。
暑ければ、手や足を砂から出すと楽になるし、我慢できなければ、15分を待たずに終了しても良いと言われた。
つまり、自分のペースで行って良い、と。
頭の下にタオルを敷いてもらい、それ以外は砂の上にじかに寝転んだ。
こんな風に、踏んだら足跡がつくような砂の上に横たわることはなかなかないように思った。
お兄さんたちが道具で砂をかいて体の上に砂をかけてくれた。
砂は思いの外重く、隣のマミーは、苦しいから少し取ってほしいとお願いしたほどだった。
砂に埋もれたなどという痛ましい事故の話を聞いたことがあったが、たったこれだけの砂を胸の上に乗せられただけで息苦しいのだから、土砂に埋もれるだなんて相当つらいだろうと感じた。
そんな話を小声でマミーと交わしたが、すぐに口をつぐんだ。
他の客に迷惑になってはならない。
みんな、静寂を楽しんでいるのだ。
その後は、サウナの時の我慢比べに近かった。
温泉の地熱で、砂に接している体の下の方からポカポカと気持ちはいいのだが、時間が経つにつれ、お尻のところがとても熱く感じられてきた。
みちょるびんは腰が反り気味なので、背中からお尻にかけて均等に床に接しておらず、突き出たお尻に圧がかかっているんじゃなかろうか。
だからお尻だけがやけに熱いんだろう。
そのせいで15分がとても長く感じられた。
しかし、隣のマミーはジーッとしているし、例のご婦人も砂むし風呂を楽しんでいる様子。
なんだか自分一人だけギブアップするのが悔しくて、とにかく15分間耐えようと、時計の秒針が回るのを凝視していた。
汗が流れ出るのを感じた。
ようやく15分が経ち、マミーに時間だと告げた。
マミーは「もう、時間?」と言って名残惜しそうな様子だった。
砂から抜け出し、つかまるところがないので大変ではあったが、なんとか自力で立ち上がることができた。
マミーはお兄さんに助けられていた。
お尻だけが熱く、火傷するんじゃないかと気が気じゃなかったが、それでもなかなか面白い体験であった。
その後は、浴衣のままシャワー室に移動し、砂を流してから温泉に浸かった。
前夜に床がざらついていると感じた原因は、砂むし風呂の砂であったことが判明した。
湯船に軽く浸かったらすぐに露天風呂に移動した。
いつもは寒がってすぐには行きたがらないマミーも、さすがに芯から温まっていたらしかった。
そうやって指宿最後の温泉を楽しんだ。
脱衣所に戻って体を拭いている時、マミーのお尻が赤くなっていたことに気がついた。
まるでお猿さんのようだった。
そんな風に指摘したところ、みちょるびんのお尻も赤くなっていると言われた。
やっぱりなー・・・。
熱かったもの。
マミーは何も言わずにジーッと砂の中に埋もれていたが、マミーだってお尻が熱かったんじゃん!?と思った。
我慢強くて弱音を吐かなかっただけなのか、年を取ったことで暑さに鈍感になっていたのか・・・!?
不明である。
ところで朝食の帰り、廊下で女性に声をかけられた。
きれいに化粧されて洋服を着ていたのですぐにはわからなかったんだが、砂むし風呂でご一緒したご婦人であった。
隣にはお友達もいらした。
みちょるびん母娘がまだ浴衣姿であったのを見て「あれからずっとお風呂に入っていたんですか!?」と驚かれたのが可笑しかった。
そんなわけない!
朝ごはんの帰りですと笑って挨拶をした。
あのご婦人たちは様子では、みちょるびんたちと同様にその日の朝にホテルをチェックアウトされるんだろう。
それに比べてみちょるびんたちはというと、呑気に、これからお土産を買いに行こうという話をしていたのだった。
売店で、霧島の売店のおばさんに教わったきびなごの佃煮が売られていたのを見つけたので(「鹿児島旅行!(17.霧島館。)」)、マミーに教えると「これにしよう!」とすぐに決まった。
みちょるびんもお土産にいくつか買ったんだが、マミーが数が足りいない!と言うので、みちょるびんのものを贈呈した。
その結果、土産の調整が生じたが、みちょるびんの場合は地元の長崎でも買い足すことができるので問題はないのだ。
旅館の中庭では、お正月ということもあり、獅子舞や餅つきなどの催し物が行われていた。
そろそろお開きという時間に、雨がパラパラと降り出し、急いで片付けが始まったのだった。
とうとう、来たか!
沖の海に屋久島や青島がきれいに見えた日の翌日は、雨になる・・・というタクシーの運転手さんの予言は的中した(「鹿児島旅行!(23.山川港とJR西大山駅。)」)。
指宿観光を前日のうちに済ませておいて良かったとつくづく思った。
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!