こんにちは、みちょるびんです♪
鹿児島旅行3日目(11)。
みちょるびんにとっての一大イベントとなる川尻海岸でのオリビン狩りを終え、ホクホク顔のみちょるびんであった。
もしかしたら20分くらいは格闘していたかも知れないが、再び、みちょるびんと母・マミーを乗せたタクシーが走り出した。
数分走ったところで運転手さんが「今日は開いてるかなー?」と独り言を言った。
その日は元日だったので、お目当ての場所が営業しているかどうか自信がない・・・といった様子だった。
そしたら大きな門が解放されているのを見て、「おっ、開いてる、開いてる!」と明るい声を出しながら、大きくハンドルを切り、脇道にそれてその敷地内に入って行ったのだった。
雑木林があり、枯れ葉が地面を覆っていた。
そんな自然の中に佇む、赤いレンガが印象的な可愛らしいお店が出現した。
運転手さんが連れて行ってくれたところは「開聞山麓香料園 花と香りの店」というお店。
ネット情報によると、昭和16年(1941)創業で、日本で最初のハーブ農園なんだとか。開聞岳の麓で約1万本の芳樟と数十種類のハーブを育てているとのこと。
そんなかぐわしいであろうハーブとは裏腹に、タクシーから降り立つと、糞尿の強烈な悪臭が鼻をついた。
近くに養豚場があるのだそうで、風向きによってこんな風に一帯に匂いが充満することがあるんだとか。
香りを売りにしているお店を囲む匂いがこれだと、立派な悪臭公害にならないのだろうか!?
お店に入ると今度は一転して、ハーブの香りが漂っていた。
シンプルな店構えで、内装も自然派な感じがした。
この手のお店は女性向きで、店員さん自体も女性が多いイメージであるが、カウンターの中にいた店員さんは二人とも男の人だった。
年配の方は店主で、若い方――と言ってもおじさんだったらが――はその息子さんのようにも見え、もしかすると家族営業されているのかも知れなかった。
みちょるびんは得意になって、たった今川尻海岸に行ってきたこと、そこでオリビン狩りを行い収穫があったことを店員さんたちに話した。
小袋に入っている石をバッグから取り出して、チラチラ見せたが、店員さんたちはそれを手に取って見ようとはしなかった。
年配の方の男性が「昔はよく採れていたが、今はあまり採れない」と話したので、「どれくらいの大きさのものが採れていたのか?」と訊いてみた。
すると「米粒くらい」という返答だった。
米粒―――!?
こりゃまた小さい!
そう言えば、観光案内サイトの写真は、高さ5cmくらいの小瓶に入った石を光にかざしたもので、それが素敵だったのでオリビン狩りへの情熱を掻き立てられたわけだが、冷静に考えてみるとあの小いさな瓶に収まるサイズなのだから、米粒くらいだったと見ておかしくない。
みちょるびんが拾った透明石は、その米粒にも満たないほどの大きさで、おじさんの証言と一致していた。
そんな会話をしていたらマミーが「臭いから外に出る」と行って、一人で先に店の外に出てしまった。
マミーは匂いにとても敏感な体質で、コーヒーの匂いすら頭痛がするほどなのだ。
馴染みのないハーブの香りに耐えられなくなったに違いなかった。
お店の人が、外の方がもっとキツイだろうに・・・と話しているのが聞こえた。
外の匂いは確かに鼻が曲がりそうなくらいの悪臭であったが、マミーの実家は昔、豚を飼っていたことがあったし、あるいはそっちの匂いの方がまだ馴染みのあるもので許容できるのかも知れなかった。
一人、取り残されたみちょるびん―――。
運転手さんはやっぱりいつものことなのか、お店の人たちと親しげに世間話をしていて、みちょるびん待ちといった感じ。
手ぶらじゃ店を出られない雰囲気がそこにはあった。
カウンターの端の方を見ると、手作りハーブティーの袋が陳列されていた。
このご時世からすると良心的な料金だったので、お土産に買うことにした。
精油も販売されており、少し高かったが、癒しの足しになれば思い試しに買ってみることにした。
お店の人のお勧めの「芳樟」という香りを素直に購入した。
この「芳樟」という商品は、ネット情報によると、園を代表する精油だったようで、高い鎮静効果を持つクスノキ科の香料植物から抽出したものなんだとか。
最盛期には南薩地方一帯で栽培され、年間5トンもの精油を抽出していたと言われているそう。期待が高まる。
そうやってようやく拘束(?)から解放された。
外は相変わらずの悪臭で充満していた。
客が出入りするたびに店のドアが開き、その都度あの悪臭が店に流れ込むはずであるが、店内のハーブの香りで帳消しになっているといったところか!?
客は車の外に出た時点で嗅覚をヤられ、麻痺している状態で入店するら、微妙な香りのハーモニーには気づかない・・・ということか?
あるいは香りに敏感な人だとその違いも判別できるものなのか??
きっと一日中香りの中にいるお店の人たちだってもう慣れてしまい、何が何だかわからないんだろうな・・・。
室内と屋外とのギャップがあまりにもありすぎて、なんとも不思議な異空間であった。
因みにお店の名誉のために言うと、ハーブティーはもっと買っておけば良かったと思うほどおいしく、お気に入りになった。
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!
