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雪まつり実録!(22.別れの時。)

投稿日:2026年4月11日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 「さっぽろ雪まつり」の雪像づくりは大詰めを迎えていた。

 みちょるびんが手がけたマフラーのフリンジが出来上がったところで(「雪まつり実録!(21.フリンジ。)」)、マフラーに模様を入れたいという話が持ち上がった。
 我がチーム「クラークの門下生」は、雪像「クラーク博士」の耳当てをクマの形にしたり(「雪まつり実録!(18.悪夢、再び。)」)、眉やひげをモコモコにするなど(「雪まつり実録!(17.後半戦。)」)、細部にこだわるのだ!

 みちょるびんが、イニシャルがいいのではないか?と、提案したところ、一気に「いいね!」と盛り上がりを見せた。
 クマの耳当てをするくらいお茶目なクラーク博士なのだから、イニシャル入りの手編みのマフラーを首に巻いている・・・体にするのはとてもいいアイディアのように感じられた。

 おしゃれな雰囲気の筆記体が頭に浮かんだ。
 「Kとか!?」と一旦口に出したものの、「クラークだから、‘C’だ、危っぶねぇ!」と言い直すと、笑いが起きた。
 しかし妹さんは、耳当てとおそろいにしたかったようで、結局、クマ柄にすることに決まった。

 個人的にはマフラーもクマだと、くどく感じられたし、イニシャル入りの方が、お母さんの手編みのマフラーみたいな感じになって、クラーク博士により親近感が湧くのではないかと思ったんだが、みちょるびんはすぐにその主張を引っ込めた。
 なぜならこの雪像「クラーク博士」は、雪垣家のものだからだ。

 クマの耳当ての顔を担当した妹さんが、マフラーのクマの顔にとりかかった。
 皆、各々が、クラーク博士の顔の仕上げに入っていた。

 目や口は、雪をくり抜くことで表現していたんだが、先輩チームから穴をより深くするとことで、陰影がはっきりするということを教わり、目や口をさらに深く削り込むという作業を行っていた。
 みちょるびんも雪垣さんに頼まれ、雪像から少し離れたところに立って、目の掘り具合を確認し、雪垣さんに穴を均等に掘り進めるように伝えるなどして、改善をはかった。
 そうして、瞳の色がより深い色に仕上がったので良かった。
 心美ちゃんが輪郭をはっきりさせるために削っていた口も各段に良くなった。

 問題は鼻から垂らした鼻水であった。
 涙型をした鼻水を一度鼻の下に接着したのだが、重みに耐えられず、ポロッと取れるなどして苦労していた。
 また、鼻水ということで、その表面はつるんと鏡面仕上げにしたかったので、その辺の表現にも苦心していたようだった。

 みちょるびんは、フリンジを完成させて、満足していたので、皆が作業している間、足元が滑りやすくなっていた用具置き場の地面を直そうと思った。
 その場所に近づいたところ、ツルッとなって、両ひざをついてしまった。
 ずっと、滑らないように、怪我しないようにと注意していたが、最後の最後にやってしまった。
 しかし、たくさん下に履いていたおかげか、全然痛くなかったので良かった☆

 さて、みちょるびんと心美ちゃんは、その日の夕方の飛行機で東京に戻る予定にしていた。

 通常は札幌駅から新千歳空港まで電車で30分くらいで、大通公園からの移動を入れても1時間くらい見ていればよかった。
 しかしその日は、ネット検索してみても、朝からずっとJRは運行見合わせ中という表示になっていて、リムジンバスを利用するしか残された道はなかった。
 そういったこともあり、早めに出発した方がいいということを言われていた。
 ランチも空港でする方が安心である。
 雪垣さんからは、空港にはラーメン街があるだとか、お寿司屋さんがあるだとかいう話を聞いていたので、みちょるびんたちは空港での食事も楽しみにしていた。

 13時過ぎ、みちょるびんと心美ちゃんは現場を後にした。
 250メートル先にあるホテルに戻り、フロントに預けていた荷物を引き取った。

 みちょるびんは雪垣さんのお母さんにお借りしていたダウンから自分のものに着替え、心美ちゃんも雪垣家にお借りして重ね着していたスキーパンツを脱いだ。
 そうして再び、借りていたウェア返却のため、キャリーバッグを抱えながら雪像設置場所に戻った。

 ちょうど雪像の完成を迎えたところだったようで、「クラークの門下生」のメンバーが、「クラーク博士」の前で集合写真を撮ろうとしていた。
 我々も写真に参加し、皆に改めて別れを告げた。

 その後はすぐに、心美ちゃんが呼んでくれたタクシーで、札幌駅のバス乗り場に向かった。

 タクシーの運転手さんに、リムジンバスはかろうじて動いてはいるが、すごく時間がかかっていると告げられた。
 そして、みちょるびんたちの前にも空港までお客さんを運んだばかりだという話を聞かされた。

 すごく時間はかかってはいるとは言え、空港まで行って市内に戻って来れたということは、ちゃんと車は動いているということであり、だったらバスに乗ってもちゃんと空港に到着できるということである。
 空港まで2時間くらいかかるということではあったが、時刻はまだ14時で、フライトは17:30発の予定だったから3時間半くらいの余裕はあった。
 また、タクシーの料金は2万円と高額だったので、みちょるびんたちはタクシーの運転手さんのご提案を丁重にお断りし、予定とおりバスを利用することにした。

 ちょうど、みちょるびんたちがタクシーを降りた時に、バス停の前に停まっていたバスが発車したところだった。
 一瞬焦った。
 みちょるびんの地元だと、20~30分おきにしかバスがないため、しばらくの間、次のバスを屋外で待たなきゃならないと心配されたからだ。
 だが、バス停に表示された時刻表を見てみると、運行は10分おきくらいだったので安心した。

 実際、バスはその10分後には姿を現し、みちょるびんたちは無事に、バスに乗り込むことができたのだった。
 バスは空いていたので、心美ちゃんとは通路を挟んで分かれて座った。
 疲れていたし、お互い、その方が気を使わずにすんで楽だろうと思った。
 それにみちょるびんは、ここ数日たまってしまっていたブログの記事を書かなきゃならないと考えていたので、その方が都合がよかった。
(つづく・・・)

                             以上、みちょるびんでした!

【大詰め】
【仕上げに入っているところ】
【完成!】

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