こんにちは、みちょるびんです♪
ある金曜日の夜。
友人の送別会に出席しなければならないというのに、職場のプリンターが紙詰まりを起こしてしまいました・・・(「金曜日の夜の格闘。(前編)」)。
~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆
金曜の夜で疲れているし、第一、早く皆の元に行きたい。
正直なところ、もう、何もかも放り出してその場から立ち去りたいという気分でした。
だが、休暇中の同僚から引き継いだ仕事であり、この任務をきちんと完了しなければ、今度は翌週の仕事に影響が出て、かえって面倒なことになる―――。
とにかく、このいやらしくロールにピタッと巻き付いた用紙を取り除かないことには、何も始まらないと思いました。
だが、引っこ抜こうにも、紙は無残に破れるばかり。
長期戦になることが予想されました。
こうなったら、送別会には参加しない覚悟で、取り組まなきゃ・・・。
みちょるびんは腹をくくりました。
みちょるびんが思いついた、次なる作戦は、この定着ユニットを留めているネジを外すということ。
キュウキュウに密着している窓とロールの間に少しでも隙間を作って、ロールにきつく巻き込まれてしまっている用紙をそのストレスから解放し、引き抜きやすくしようというものでした。
そのためには、+のドライバーが必要―――。
庶務にあったドライバーを使ってみたものの、一般的なものではサイズが太すぎて、全然ネジが回りませんでした。
仕方がないので、奥に保管してあるより専門的な工具箱を拝借。
その中から細いものを見つけ、ようやくなんとか、ネジが回ってくれました。
ネジ穴は、窪んだ場所に設けられてありました。
浮いてきたネジを指でつかもうとするも、なかなかネジがそこから離れない。
緩め方が甘いのかと、何度もドライバーをグルグルし、ネジをつまむということを繰り返しました。
せめて、ピンセットがあれば作業もしやすいのだろうが、そんな気の利いたものはない。
煉り消し的なものに吸着させるという方法もありそうだけど、それもあろうはずがない。
専門家はどんな風にしてこの難局を乗り超えているのだろう? と思いながら、イライラと小さいネジと格闘しました。
ようやく取り出したネジも、紛失は厳禁。
みちょるびんの場合、こういう時に限って、ネジがコロコロと足下に転がっていくなどの二次被害に見舞われることが多い。
そうなったら本当に最悪なので、細心の注意を払って、ネジを安全な場所に隔離しました。
まず手始めに、2カ所のネジを取り除くも、変化ナシ。
次に3カ所から・・・。
少しだけ、浮いた感じがありました。
もう少しイケるんじゃないかと思い、更にもう2カ所からネジを取り出しました。
パカッと開くことを期待していましたが、そうは問屋が卸さない。
よく見ると、‘爪’が複雑にかみ合っていました。
見たことがないパターン。
かみ合わせを正しい方向に動かさないことにはポキッと折れてしまいそうな雰囲気。
これ以上は危険と判断し、少しだけ緩んだ窓の隙間から、もう一度挑戦してみることに。
切り裂けて浮いた紙の端っこをつまんでみたら、今度はさほどのストレスなく、紙が出てきました。
慎重に、慎重に!
途中で紙がちぎれてしまい、手の届かない奥の方に残骸が残ってしまっては大変!!
一部破れてしまいましたが、紙片をつなぎ合わせれば、完璧なA4サイズが形成される。
それは、紙詰まりの除去に成功したということを意味していました。
やったぁ!
歪んではいましたが、印刷された文字も読めるので、新たな伝票の入手にこの情報は役立つはず!!
みちょるびんは、今度は慎重にネジを締め直し、定着ユニットを元あった場所に戻しました。
これで、よしっ。
しかし、またしてもピピピピッというエラー音。
前回のトラブル時に、ある程度、上カバーを勢いよく閉めないことには、プリンターが「対処済み」であることを認識できないらしいことがわかったので、何度かバシバシッと閉めたり、電源を入れ直したりということをしました。
だが無情にも、誰もいない静かな事務所内にエラー音が鳴り響くだけ・・・。
表示画面には相変わらず「両面ユニット」を開けるようにという指示。
さっきとは別の場所にも紙詰まりがあるっていうこと!?
絶望的な気分。
これ以上、どこをどう探せばいいのかわからないし、次なる手段――ネットで調べてみることにしました。
そうしたらさぁ、プリンターの背後に回り込めって言うじゃない!
みちょるびんのプリンターは、部屋の窓側ギリギリのところに設置されていて、窓際はパソコンなど配線が複雑に置いてあるエリア。
普段そんな狭いところに回り込んだりしないわけ。
だから、プリンターの背面に秘密の引き出しがあっただなんて、知る由もない!
指示されたとおり「両面ユニット」なるものを引き出すと、あら、不思議、詰まっていた紙がビローンと現れました。
問題なくスーッと引き抜くことができ、「両面ユニット」を元の位置に戻すと、プリンターが正常に作動し始めました。
えーっ!? もしかすると、初めからこれで済んでいたんじゃないの!?
あの、中途半端にカバーが閉まっていない状況が、用紙を斜めにローラーに絡ませる原因を作ったんじゃないか!?
つまり、事態を複雑化させていたのは、みちょるびん自身だったのでは・・・―――!?
その後はもう一度、運送業者のサイトにアクセスし、予約状況がわかるページがあったので、そこで容易に伝票を印刷することができました☆
心配された、予約番号などを求められる・・・ということもなかったのでよかったです(自社専用アカウントにアクセスするだけで済むのだから、当然か・・・(- - ☆))。
送別会に出席している同僚に電話して状況を確認してみたところ、まだ全員いるとの回答。
1時間も遅れてしまいましたが、みちょるびんはようやく送別会に参加できたとさ。
めでたし、めでたし。
以上、みちょるびんでした!