こんにちは、みちょるびんです♪
日本に一時帰国していた際、予定の合間を縫って1回だけ旅行する機会がありました。
寝台特急列車「サンライズ瀬戸」の予約が、奇跡的に取れたのです!(「道後温泉旅行!」)
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みちょるびんは、松山空港へ出発する間際に、ようやく10時の回の「坊っちゃんカラクリ時計」を見学することができましたが(「道後温泉旅行!(18)」)、時間帯によって流れる音楽が異なるようです。
松山市のHPに、「坊っちゃんカラクリ時計」で使用している楽曲名が紹介されているページを見つけました。
以下の4曲がそれです。
① 「この街で」 1日4回(午前10時、正午、午後3時、午後6時)
② 「伊予万歳」 午前8時~午前11時
③ 「坊っちゃんのテーマ」 正午~午後3時
④ 「子守歌風伊予節」 午後4時~午後10時
②から④の3つは、記載されている時間帯がそれぞれ異なるので、その時間帯に各楽曲が使われているんだなぁと理解できるのですが、①が謎。
他の3つと時間がカブっています。
これはどういうことなんだろう!?と、不思議に思いました。
2曲がメドレーになって使われるということなのか??
それだと、メロディーが複雑になるし、第一、カラクリ時計専用の曲を何パターンも用意しなきゃならなくなり大変だろうと思いました。
予算に制約のある役所が、本当にそういう込み入ったことをするんだろうか!?
メドレーだとしたら、どのタイミングでどんな風に曲が切り替わるのか??
そんなことも気になりました。
それで改めて、みちょるびんが録画していた10時の回の「坊っちゃんカラクリ時計」を見直してみることにしました。
が、その前に、「この街で」という楽曲をみちょるびんは知らなかったので、ネットで探して先に聴いてみました。
そしてようやく謎が解けました!
みちょるびんがカラクリ時計を見学した10時の回では、実際に時計が動き始める1分位前に音楽が流れていました。
その時に使われていた曲が、①「この街で」のメロディーだったんです!
さすがに、メドレーじゃなかったね☆
1日4回、この時間だけの特別な仕掛けということなのでしょうか!?
だとしたら、得した気分!!
なお、松山市のHPに、「この街で」の誕生秘話の記載があったのでご紹介。
ことの発端は「21世紀に残したいことば」として、2000年10月に、松山市民による「松山21世紀イベント協議会」が募集した「だから、ことば大募集」なのだそう。
全国から寄せられた12,001点の作品の中から「恋し、結婚し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい!」という作品が松山市長賞を受賞しています。
その5年後、松山市で開催されたイベントの中で、その言葉に感動したゲストの新井満さんと三宮麻由子さんが、即興で歌を披露、それが「この街で」だったということです。
「この街で」は、松山市内の小・中学校で歌われたり、市民コーラスや、地元劇団によるミュージカルの題材になるなど、松山市民の愛唱歌として親しまれているのだそう。
また松山市では、イベントなどのBGMに、市役所では電話の保留音に「この街で」を活用しているのだって。
面白いね!
そして、2010年―――。
「坊っちゃんカラクリ時計」にも採用され、1日4回「この街で」が奏でられるようになったということでした。
なかなか調べてみるまでは、わからないものですね!
10:02道後温泉駅前発の空港行きリムジンバスに乗らなきゃならず、それなのに10時の回を見学しようという無茶な計画を立てたみちょるびんでしたが、10時の回にしておいてよかった!
松山に浸透し、愛されているこの曲に接することができて、ラッキーでした。
以上、みちょるびんでした!
【参考】
「ことばのちから」イベントで生まれた歌「この街で」 松山市公式ホームページ PCサイト (city.matsuyama.ehime.jp)