ハプニング

跣足の女王様

投稿日:2020年12月3日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです。

 急に、実家に帰らなければならなくなったことがありました。
 妹と二人、朝早くに、羽田空港を目指しました。

 冬の寒い朝でした。

【ある早朝の羽田空港までの移動(日記)】

 4時15分頃起床。
 5時過ぎの電車に乗らなければならないので、急いで支度した。

 5時15分、私と妹は、義弟の指示通りの電車に乗り、隣駅での乗り換え時間が、わずか2分と聞いていた電車にも、滑り込むような形で乗り換えに成功。
 全てが順調だった。

 最後の乗り換えも無事終了し、後は、目の前の、まさにドアが開いた、その電車に乗れば、6分で羽田空港に到着する予定だった。

 列の先頭にいた私は、いざ、電車に一歩、左足を踏み入れた。
 と、ホームに残っていたもう片方の右足が、コツと、かかとを蹴られ、その拍子に靴が脱げた。

 私は、一旦、そのまま靴なしの状態で電車に乗り込み、脱げた靴を回収しようと、ドアの外に目を向けた。
 が、しかし、そこには、何もなかった。

 どうやら靴は、電車とホームの間に落ちてしまったらしかった・・・。
 10cmの隙間から下を覗いてみたが、真っ暗で何も見えなかった。

 一瞬、靴が電車に引かれやしないか心配になったが、それはおそらく大丈夫だろう。

 仕方がないので、乗り込んだ電車から降車した。

 その電車は、いつまでも停車していた。
 私の後ろに列をなし、既に電車に乗り込んだ女性客や、座席に着いていた男性客まで、こちらをふり返って、好奇の目で見てきた。

 私は、この原因を作った主である妹に「早く駅員を連れて来て!」と、声をあげた。

 考えてみると、まるで、‘SM女王’が奴隷の男に命令しているような、そんな口調だったように思う。

 やがて、電車は発車し、私は一人、ホームに残された。
 最初、私は、フラミンゴのように片足立ちしていたのだが、バランスをとるのが大変だし、疲れるので、地面に置いていたボストンバッグの上に足を乗せた。
 その図も、女王様のようだと思った。

 気になって、ホームを覗き込んでみた。
 暗闇で、容易には判別がつかなかったが、ぼんやりとそれらしい黒い塊がレールの横にあるのが確認でき、安心した。

 おじさんが一人、ホームの下を覗き込んで、何も言わずに去って行った。
 私も、おじさんと言葉を交わす気は毛頭なかった。

 ようやく、駅員は来たが、次の電車が入構してきて、思いの外、停車時間が長かった。
 右足が、凍るように冷たかった。
 いつもであれば、さほど長くはない停車時間が、とにかく長く感じられ、駅員と妹と3人で、ただ黙って、時間が早く経過するのを待った。

 その電車も行ってしまい、ようやく駅員が、柄の長いつまみ棒をホームの下に伸ばした。
 靴は、すぐには見つけられず、駅員は「ああ黒ですか」とだけ言った。

 私は、足が冷たかったので、もう、ホームの下を一緒に覗き込む気力もなく、ただ、ひたすら靴が現れるのを待った。

 一度、靴は掴まれ、持ち上げられたものの、失敗。
 もう一度同じ行為が繰り返された。

 私は、一度失敗したことにより、靴が再度地面にたたきつけられ、ダメージを受けたことを考えないようにした。

 そして、やっとのこと、靴がつまみの間にしっかり挟まった姿で現れた時は、ほっとした。
 駅員に礼を言った。

 靴は、冷たくなっていた。

 もし、あのまま靴が回収できなかったら、一体、どうなっていたのだろう。
 飛行機に遅れることは考えなかったが、この駅の構内に、靴なんて売ってないだろうし、そうなると、空港まで、片足、跣足で行かねばならないのだ。
 考えると情けない。

 いずれにせよ、無事に戻ってきてよかった。
 何せ、この靴は、私の一張羅なのだ!

 そうやって、羽田空港まで移動し、飛行機にも間に合った。

 余談だが、妹は、昨日からツイていないらしい。
 コーヒーを2杯もこぼしたり、義弟は、妹に首を絞められる夢を見て、うなされたらしい。

 そして、今朝の事件。

 なにか憑いてる?

                       以上、みちょるびんでした!

-ハプニング

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