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豆ずきん♪♪(6)

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 こんにちは、みちょるびんです♪

 豆ずきんのワークショップに参加したみちょるびん。
 ワークショップが始まってから1時間半後くらいには、ほとんどの参加者が豆ずきんを完成させていた。
 一方、みちょるびんにとって、遅々として進まない作業は、苦痛以外のなにものでもなかった―――(「豆ずきん♪♪(5)」)。

 ようやく顔が縫いあがり、最後は、‘ぬいぐるみたん’の前髪部分を作った。
 塗りつぶすつもりでとりかかったが、そんな高度な技術は持ちあわせておらず、まだらな感じになってしまった。
 しかし、それがかえって、本物のお守り的存在‘ぬいぐるみたん’の雰囲気を醸し出すことに成功したように思う☆

 この時点で13時半。
 ワークショップが始まって2時間半が経過していた。
 残り30分で作業を終わらせねばならない。
 みちょるびんは遅れての参加だったので(「豆ずきん♪♪(3)」)、実質的な作業時間は2時間ちょっとだったということになる。

 まだ、顔の刺繍に苦戦している時に、冗談交じりに、(時間が足りなければ)先生とコラボする(先生にお手伝いいただく)こともできるというお話だったので、唇の塗りつぶし作業は、先生にお願いした。
 そうでもしないと、残りの30分でみちょるびんの豆ずきんは完成できないと思ったからだ。
 それに、みちょるびんよりも作業工程が遅れていると思われた畳席のアベックも、その頃には既に豆ずきんを完成させていて、みちょるびんが最後の一人になってしまっていた・・・(- - ☆)。

 豆ずきん制作の参加者の多くは、15時から開催されるがま口バッグ作家カクカメさんのワークショップにも続けて参加する予定らしかった。
 訊くと、畳席のアベックもそうで、二人は京都からの参加ということであった。
 先生――高田さんは京都を中心に活動されているのに、なぜ、わざわざ京都から!?と思ったが、そもそも高田さんが人前に出てくるのは年に1回くらいで、ワークショップ開催自体がとても貴重な機会ということのようだった。

 このアベックの情熱は、みちょるびんと親友が、2010年に豆ずきんの展覧会のために京都まで乗り込んだ時と、まるで同じ!(「豆ずきん♪♪(1)」)
 先に退出してしまった他の参加者も、この辺に明るくないといった様子から、同様に遠方からの参加なのかも知れなかった。
 みんな、豆ずきんの熱烈なファンなんだなぁ!! 

 それにしても、そんな豆ずきんの生みの親である高田さんに、みちょるびんが描いたいびつなウィンナー型の口の中を、ピンク色の糸で埋めてもらった、みちょるびんである。
 なんたる、スペシャル・コラボレーション!!

 みちょるびんが、「先生!」「先生!」って、何度も連呼するもんだから、高田さんはちょっと恥ずかしそうにされていたが、みちょるびんが行う質問に対し、いろいろと答えてくれた。
 ちゃっかり作業の様子も写真に撮らせてもらうなど、数十分間、高田さんを独り占めできたことは幸運であった!

 唇の色入れが終了したら、先生は、四角だった生地の角を落として、丸くした。
 そうして次は、刺繍の周囲にV字の切れ込みを入れるのだと教えてくれた。
 豆ずきんの顔は、豆のサヤのボディーから顔を出しているような構図。
 顔も丸みを帯びているので、そのために必要な行程らしかった。

 そういえば、参加者の中には、縫い終えた布を水で濡らして、下書きのチャコペンを消している人を見かけた。
 しかし、みちょるびんの場合は完全に不要だった。
 何度も何度もやり直しているうちに、手汗で、チャコペンが消えたのね☆

 一旦、先生が、ボディーの中に顔の布をうずめたが、中の綿が足りなかったとのことで、綿をパンパンに詰め直し、改めて、顔の布を押し込んでくれた。
 そして最後に、顔とボディーを縫い合わせてくれ、完成!

 ありがとうございます!!
 縫い合わさった縫い目を見ると、さすがは先生、美しかった。

 そろそろ14時になろうとしていた。
 ワークショップの終了時間である。

 帰る前に、ギャラリー内をもう一回りしようと思って見ていたら、雑貨屋のスタッフさんに「似顔絵豆ずきんもオーダーできますよ?」と声をかけられた。

 最近のみちょるびんはますます太っていて、その上、写真に写る自分の姿は老いを隠せない。
 そんな情けない容姿で、どうにも積極的に似顔絵豆ずきんを作ってもらいたい!という気にはなれなかった。

 だが、関心がないと言えば、ウソになる。
 もし、少しでもお願いしたい気持ちがあるようなら――将来的に検討する可能性があるようであれば、依頼するタイミングとしては、作家である高田さんに直接お会いしたこの機会がベストなんじゃないか!?と感じた。
 どんな仕上がりになるのか怖いが、高田さんがみちょるびんのためだけに豆ずきんを作ってくれるということはとても尊い。
 この際、思い切ることにした。

 ボディーは‘お任せ’もあれば、スペシャル豆ずきんの中からチョイスすることもできた。
 スペシャル豆ずきんとは、いわゆるコスプレ豆ずきんのことを言い、例えば、ナース、消防士、野球選手、コックさん・・・などが挙げられた。
 自分の職業に合致するものがあれば、それも楽しいんだろうけど、なんせみちょるびんはしがないオフィス・レディ。

 キャビンアテンダントなんかもかわいくて悩んだが、最終的にメキシカンに決めた。
 しかも、男性バージョン。
 ポンチョを羽織り、特徴的なつばの広いワラ帽子をかぶったデザイン。
 何だか、その愉快な雰囲気が、みちょるびんの本来のキャラに合っているように感じられたのだ。

 ギャラリーを出る頃には、15時になろうとしていた。

 その日は寝坊して、飯も食わずに家を飛び出して来ていたから、さすがに腹が減った。
 近くのカフェで遅いランチをしてから、家路についた。
(完)

                             以上、みちょるびんでした!

【高田テルヨ先生が、刺繍にとりかかるところ】
【唇を縫っているところ】
【切り込みを入れているところ】

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