こんにちは、みちょるびんです。
みちょるびんは、自分がこんなにも、’テンパり’だとは思ってもみませんでした。
人は、危機的状況に直面して、初めて、その本性が露わになります!
一時帰国に際し、14日間の自主隔離が求められており、みちょるびんも漏れなく、自主隔離を行います。
余計なトラブルを避けるためにも、今回は、素直にホテルに宿泊することにし、一時帰国を決断してすぐに、ホテルを手配しました。
まとまった滞在日数であり、予約が取れないことを恐れたからです。
しかし、最近は、旅行などの自粛が呼びかけられているせいもあるからなのか、もしかすると、宿泊客はさほど多くはないのかも知れません。
みちょるびんの心配をよそに、意外に、いつまでも部屋に空きがあり、また、滞在が間近に迫った最近では、当初よりも、値引きされた料金が提示されるという状況が起きるようになりました。
一度は、予約を完了したみちょるびんですが、1ヶ月の滞在となると、やはり、バカにならない金額であり、少しでも安いに越したことはないので、予約を再検討することにしました。
ホテルのHPをよく見ると、気になっていた「ルームシアター見放題」プランが、みちょるびんが予約していた「素泊まり」プランよりも値下げされていたので、みちょるびんは、「ルームシアター見放題」プランに乗り換えることにしました。
しかし、あいにく、売りに出ている部屋タイプには、みちょるびんが一番こだわりたい’禁煙’ルームはありませんでした。
自分が既に予約できている禁煙ルームはそのままで、「ルームシアター見放題」というサービスだけを追加できれば一番いいと思ったのですが、そんな簡単なことではなかったようで、結論的には、一旦、取ってある予約をキャンセルの上、新たに、「ルームシアター見放題」プランで、予約を取り直す必要があるということになりました。
その予約の取り直しが確認できれば、お部屋自体は、ホテルにおいて禁煙ルームに変更可能ということでしたので、とにかく、みちょるびんは、まずは、「ルームシアター見放題」プランを予約することで、部屋を確保し、次に、先の「素泊まり」プランをキャンセルすることにしました。
ところが、その時点で、あと30分もすれば日付が変わってしまうというタイミングで、翌日になると、もうキャンセル料が発生するという瀬戸際で、本当に焦りました。
使っていたパソコンのデータ読み込みが遅くて、すぐにフリーズしてしまい、また、予約に必要な情報が入力できても、今度はなかなか次のページに進めず、何度も、同じ作業をやり直す羽目になりました。
ようやく、予約が取れた時は、日付が変わる10分前というところまで、迫っていました。
次は、最初の予約をキャンセルするという重要な任務がありました。
ここでミスると、元の宿泊費用の半額を請求されることになり、それだったら、数千円をケチらずに、そのままおとなしく、最初のプランにしていた方が絶対的にお得だったということになるわけで、なんとしてもそれは阻止したい。
第一、キャンセル料は、結構な額になるので、キャンセルに躍起になって当然なのです。
あと、10分―――。
キャンセルは、簡単な作業のようにも思えましたが、これがまた、困難を極めました。
ホテルのHP上で、キャンセル画面をすぐに探せず、相当焦りました。
埒が明かなかったし、携帯電話の画面からの方が、わかりやすいのかも知れないと思って、携帯電話を操作しようとしたのですが、下手すると、あと10分でキャンセル料が生じる状況であったため、気が動転してしまい、手の震えが止まらなくなってしまいました。
しかも、その手の震えというのが、自分でも初めて経験する、尋常じゃない程の震えで、画面ロックの解除を行う際も、画面上のアルファベットの文字を、正確に押せなくて、何度も、はじかれてしまいました。
そうなると、ますます、焦るわけです。
また、ようやく行きついたキャンセル画面においても、またまた、予約番号の入力さえおぼつかなくて、おそらく、成功するのに、10回くらいは打ち直したのではないでしょうか・・・!!!
そして、最後の総仕上げ、「予約をキャンセルする」ボタン。
あと、ここを押下できれば、晴れて、この極限のストレス状態から解放されるはずなのが、何度、押しても、「完了」という文字が現れず、もう、失敗を疑わずにはいられない状況でした。
それで、念のため、もう一度、パソコンに戻って、同じ作業をしてみることにしました。
今度は、あれほど探せなかったキャンセル画面をすぐに探し当てることができ、でもここでも、予約番号の入力をミスるということを繰り返しながら、先ほどの、「予約をキャンセルする」という画面まで無事にたどりつくことができました。
何度押しても、「完了」とならないはずでした。
その前に、キャンセルしたい「具体的な日にち」を選択する必要があったことが、パソコンの大画面を見て、初めてわかったのでした。
「全日程」ボタンにマークをつけ、「予約をキャンセルする」を押下。
ここで、ようやく「完了」マークが現れました。
日付が変わる3分前でした。
危なかった・・・。
なんで、たったこれしきのことで、みちょるびんはこんなにテンパってしまうのでしょう!?
「落ち着こう!」と思っても、全く、手の震えには効果がありませんでした。
よく、サスペンスだとかのドラマで、例えば、時限爆弾の解除が求められる危機一髪のシーンで、主人公が冷静に作業をやってのけ、たくさん人を救いますが、みちょるびんは、絶対に、ヒーローにはなれないと思ました。
冷静沈着とは程遠い。
学生時代、球技をしていて、ボールが手元に回って来ただけでも、気が動転するところがあったので、うすうす、自分が小心者であることに気づいてはおりましたが、それにしてもね・・・。
みちょるびんの器では、地球なぞ、到底救えないね。
以上、みちょるびんでした!