こんにちは、みちょるびんです。
【ある日の日記】
同じ職場の、別のフロアで働くアルバイト女性のIさんから、以前、「お見合い相手が、見合い中に急に姿をくらました」という話を聞いたことがあったので、その後どうなったのか、気になっていた。
それで今日、久し振りに会ったIさんに、その後の展開について訊いてみたのだが、「あれからいろいろなことがあり、今は’いい流れ’にある」のだとか。
しかも、Iさん曰く、私のあの時の言葉が、随分と役に立ち、そのお陰で、今の’いい流れ’があるとのことだったので、驚いた。
お世辞もあり、多少誇張している点もあろうが、私は、どんな’いいこと’を彼女に話したのだろう。
気になる・・・。
それにしても、私は知らないうちに、ヒトにいい行いをしていたわけだ。
私にも、その恩恵が返って来ればいいのになぁー。
【その1週間後の日記】
今日は、Iさんから、報告があると言われ、二人きりでランチに出かけた。
Iさんの報告とは、「結婚」だった。
半年前にお見合いした人と、結婚することになったのだそうだ。
私は以前、Iさんと一緒にランチに出かけた際に、Iさんに対して偉そうなことを言っていたようだ。
「職を転々として目標がない」とか、「実家にいて恵まれた環境だから焦りがないのだ」とか。(辛辣っ!!)
ちょうど、見合い相手に姿をくらまされ、Iさんが落ち込んでいた頃のことだったらしい。
だが、その時の私の言葉は、目からうろこだったのだそうで、反省させられたのだとか。
(素直っ!!)
身勝手なお見合い相手に、理不尽な振られ方をされたことをきっかけに、Iさんは、怠けていた語学の勉強に、死にもの狂いで取り組み、そして、良縁に恵まれたとのこと。
結局、あの忌々しい出来事は、本命である結婚相手の男性と出会うための、助走だったんじゃないか。
私も、それに、一役買っていたということだ。
いずれにせよ、うらやましい話である。
ところでIさんは、結婚を理由に、退職するつもりはないのだそう。
とにかく、彼女と同じ、アルバイト仲間がうるさいらしいのだ。
Iさん曰く、アルバイトさんは、正社員の男性との結婚を望んでいる人が多く、例えば、社内で部署を異動するような場合は、異動先に独身男性が何人いるかを事前に調査するのだとか。
すさまじい・・・。
「正社員男性がアルバイトさんたちに狙われている!」という話は、これまでも耳にしたことはあったが、当のアルバイトさんからその実情を聞いたのは初めてだった。
まさか、そこまでだったとは!
世の中、男と女しかいないわけだし、年頃の娘が、結婚相手を物色することは、本能なのかもしれないがね。
さて、ランチの帰り、偶然、知り合いの正社員男性と顔見知りのアルバイトの女性が、二人で歩いているのを見かけた。
白いコートに、ピンクの濃い頬紅の彼女。
男性が、いやらしい手つきで、なれなれしく彼女に触れた。
彼女も、そういうのを許容しているのだ。
Iさんの話も、真実味を帯びてくるというものだ。
以上、みちょるびんでした!